「100に1つの偉業を成し遂げる人は、99の失敗で培うた経験と人脈を礎(いしずえ)にできる人ぜよ。」(塩瀬隆之)
京都大学総合博物館准教授で、平成29年度文部科学大臣賞(科学技術分野の理解増進)も受賞しちゅう、塩瀬隆之(1973〜)さんの言の葉ながやき。
一見、よう聞くような言の葉ながやけんど、キラリと光っちゅう理由は、「人脈」と「礎」っちゅう言の葉にあるがよ。
これが、「99の失敗の経験が100に1つの偉業を生む」やったら、ようある言の葉になるがやき。
つまり、100に1つの偉業を成し遂げるにゃあ、99の失敗の経験だっけじゃあダメやっちゅうことながよ。
その99の失敗で培うた経験に、その99の失敗で培うた人脈も加えて、さらにそれらあを礎にできる人こそ、100に1つの偉業を成し遂げることができるっちゅうことながやき。
たくさんの失敗は、たくさんの経験を生むと同時に、絶対に忘れちゃあならんがは、たくさんの人脈も生んじゅうっちゅうことながよ。
それらあのたくさんの経験とたくさんの人脈を、今後の大切な土台として扱うことができてこそ、決して1人だっけの力じゃあ成し遂げることのできん、100に1つの偉業を成し遂げることが可能になるっちゅうことながぜよ。