「何事やち、最終的にゃあ自分で考える覚悟がなけりゃあ、情報の山に埋もれるだけぜよ。」(羽生善治)
永世竜王、十九世名人、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖の資格保持者で、国民栄誉賞受賞者の将棋棋士、羽生善治(1970〜)さんの言の葉ながやき。
情報があふれまくる現代、なんぼ情報が大事やっちゅうたち、ただ情報を集めただっけで満足してしもうて、自分の頭で考えるっちゅうことを忘れてしもうちゅう人が少のうないがよ。
集めた情報をつなぎ合わせただっけで、さも自分の考えのように語りゆう人が、意外に多いっちゅうことながやき。
そうやのうて、情報はあくまで自分の頭で考えるための基本の材料でしかないきに、それらあの基本の材料をベースにして自分の頭で真摯に考えに考え抜いて、自分なりの答えを導き出さにゃあいかんっちゅうことながよ。
最終的にゃあ自分の頭で考えるっちゅう覚悟を、どんなときやち常に持った上で、情報の山に分け入っていかにゃあいかんっちゅうことながぜよ。