2022年05月13日

JAMSTEC「宇宙深海酒」プレゼンと「土佐酒新興PF」の「全体会」「酒米部会」ぜよ!

5月10日(火)は、まずは朝9時から高知県酒造組合にて、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)東京支部の皆さんや内閣府の皆さんらあに、「土佐宇宙深海酒」のプレゼン会があったがやき。


ちなみに「土佐宇宙深海酒」たぁ、高低差40万6千mを耐え忍び、何と3億分の1っちゅう極めて低い生存確率を生き抜いた、宇宙を旅して深海に耐えた世界初の宇宙深海酵母を使うて醸された土佐酒ながよ!


まずは、2005年に高度40万mの宇宙を旅した「土佐宇宙酵母」を使うて、翌2006年に高知県酒造組合蔵元から世界初の「土佐宇宙酒」が発売され、全国ニュースで話題となり、アッちゅう間に完売したがやき。


ほんで2019年3月、その「土佐宇宙酵母」を今度は水深6,000mの深海に沈めようっちゅう無謀なプロジェクトが始動したがよ。


けんど…水温1.5℃、600気圧に1年間っちゅう過酷な環境に耐えらんかって、2020年3月に引き上げられた酵母は、全滅してしもうちょったがやき。


そこで同年4月からは、酵母に圧力をかけて生き残った株を培養するっちゅう作業を繰り返し、圧力に強い酵母が育成されたがよ。


そして2021年1月、パワーアップした「土佐宇宙酵母」が、水深6,200mの深海にリベンジ挑戦。


同年5月、水温1.7℃、600気圧に4ヶ月間っちゅう過酷な環境に置かれた酵母が引き上げられたがやき。


やっぱし大半の酵母は死滅しちょったがやけんど、生還した酵母が遂に現れたがよ!


その生存確率は、何と3億分の1っちゅう、もはや奇跡に近い確率やったがやき!


こうして「土佐宇宙深海酵母」が誕生し、高知県酒造組合蔵元から、またも世界初の「土佐宇宙深海酒」が発売されたがよ。


しかも、「宇宙酒」(4銘柄)、「深海酒」(4銘柄)、「宇宙深海酒」(6銘柄)の3タイプにバリエーションも増加しちゅうがやき。


ちなみに、「宇宙酒」と「宇宙深海酒」は、宇宙を旅した宇宙米の高知県産酒造好適米「吟の夢」か「風鳴子」を使用しちょって、「深海酒」は高知県産米を使用しちゅうがよ。


ほんで司牡丹酒造からは、新商品の「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)と、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(純米酒)の新酒が、3月16日から出荷開始されちゅうがやき。
土佐宇宙酒純米酒720ml宇宙酒純米酒カートン画像


「司牡丹・土佐宇宙酒」(純米酒)は、この酒を味わやぁ、きっと「宇宙のパワーがみなぎる!」「夢が叶う!」「無重力の宇宙酔いになれる!(笑)」…ことやろう!



















ほんで、「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)は、生存確率3億分の1、高低差40万6千m、無重力から600気圧までを耐え抜いた酵母で醸された酒やきに、この酒を味わやぁコロナ禍のいかなるプレッシャーにやち打ち克つパワーを手に入れることができることやろう!
土佐宇宙深海酒720ml商品画像web

そんな「土佐宇宙酵母」を深海に沈めるっちゅう無謀なプロジェクトを受け入れ、全面的にご協力いただいたがが、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所の諸野博士さんらあやったがよ。



















ほんで、この日は、JAMSTECの東京事務所の皆さんや、内閣府の科学技術・イノベーション推進事務局の皆さんらあ7名が、お越しになったっちゅうわけながやき。


まずは、高知県酒造組合理事長のワシと、高知県工業技術センターの島本技術次長、甫木研究員、上東特別技術支援員(高知県酒造組合技術顧問)らあが、皆さんと名刺交換さいてもうたがよ。
写真3 名刺交換













ほんで、高知県酒造組合理事長のワシから、まずは御礼のご挨拶をさいてもうたがやき。


続いては、このプロジェクト推進の立役者の上東さんがまとめられた、ビデオをご覧いただいたがよ。


「土佐宇宙酒」の誕生から始まって、今回の「土佐宇宙深海酒」のプロジェクトのスタートから挫折(1回目の挑戦で酵母全滅!)、さらなる挑戦、そして世界初の「宇宙深海酒」誕生までを、取材を受けたニュース番組らあを中心にまとめたビデオやったがやき。
写真4 土佐宇宙酒について











まっこと、「プロフェッショナル〜仕事の流儀〜」に採用されたちおかしゅうないばあ、なかなか感動的な内容やったがよ!
写真5 宇宙深海酵母について写真6 宇宙深海酵母について2












写真7 宇宙深海酵母について3

JAMSTEC東京事務所の皆さんらあからも、拍手が起こったがやき。


お次は、さらに上東さんから、パワーポイントの資料を使うて、「宇宙深海酒」についての詳しい説明があったがよ。






「土佐酒の特徴」、「高知酵母の種類と香気」、「土佐宇宙酒について」、「宇宙酵母の効果・違い」、「土佐宇宙酵母、深海に挑む!」、「高圧下に長期間さらされた酵母は変化するか?」、「圧力に強い酵母育種し深海に再挑戦!」、「3億分の1の確率で酵母生還!」、「世界初!宇宙深海酒発売!」……ちゅう内容らあを、上東さんが詳しゅうに解説されたがやき。
写真8 宇宙深海酵母生還!

その後は、皆さんお1人お1人から、感想やご意見らあをいただいたがよ。










また、JAMSTEC高知コア研究所の諸野博士さんから、「江戸っ子1号」や「しんかい6500」らあについての紹介もあったがやき。
写真9 土佐酒の特徴写真10 酵母の高圧変化











写真11 江戸っ子1号写真12 しんかい6500












こうして、JAMSTEC東京支部の皆さんや内閣府の皆さんらあへの、「土佐宇宙深海酒」のプレゼンは、無事終了したがよ。
写真13 新聞記事


帰り際にワシゃあ、諸野博士さんから、「生物がすむ果てはどこだ?」っちゅうご著書をいただいたき、せっかくやきサインもいただいてしもうたがやき。

写真14 書籍をいただく
諸野博士!まっことありがとうございますぜよ!


こちらの書籍は、近いうちにまたあらためてご紹介さいていただきますきに!








さてこの後は、13時から高知県農業技術センター研修棟にて、令和4年度第1回「土佐酒振興プラットフォーム」の「全体会」が開催されたがよ。
写真15 土佐酒振興プラットフォーム写真16 土佐酒振興プラットフォーム全体会











この「プラットフォーム」は、2016年3月14日(月)に「設立準備会」(2016年3月18日のブログ参照)を開催し、同年5月23日(月)にゃあ「土佐酒振興プラットフォーム」の平成28年度第1回全体会としての設立総会(2016年5月26日のブログ参照)を開催し、スタートしちゅうがやき。


ちなみに「土佐酒振興プラットフォーム」たぁ、土佐酒の認知度の向上及びその原料となる本県産の酒米の生産振興に向けた活動を推進するため、産学官の関係者が連携し、土佐酒に新たな価値を生むための方策らあを検討する場として設立されたもんながよ。
写真17 全体会風景写真18 全体会風景2













ほんで、酒米の品質向上、土佐酒のさらなる品質向上とブランド化、土佐酒の販路拡大と輸出拡大らあを推進し、好循環を実現しょうっちゅう目論見ながやき。


ほんで今回も、高知県酒造組合からは理事長のワシを含めた理事メンバーと事務局が出席し、他にゃあ高知県産業振興推進部地産地消・外商課、高知県農業振興部環境農業推進課、高知県農業協同組合農畜産部、高知県中小企業団体中央会、高知県工業技術センター、高知県農業技術センター、国立大学法人高知大学、高松国税局等々、23人のメンバーと、2人のオブザーバーの方々らあが集まられたがよ。


まずは、高知県農業振興部環境農業推進課の山崎課長補佐さんの司会にて開会し、「土佐酒振興プラットフォーム」の会長として、ワシから開会のご挨拶をさいてもうたがやき。


続いては、コロナ禍で久々の全体会やっちゅうことと、人事異動らあもあったっちゅうことで、皆さんに簡単に自己紹介をしてもうたがよ。


ほんで議事に入り、まずは司会の山崎さんから、会議の議長は会長が務めることになっちゅう旨の報告があり、ワシの進行にて議事に移ったがやき。


まずは、「土佐酒振興プラットフォーム」の「構成メンバー案」について、質問や指摘をお願いさいてもうたがよ。


「構成メンバー案」に、人員の追加や役職名の修正らあがあったがやき。


続いての議事は、令和3年度の活動実績についてで、トップバッターは「酒米部会」の中の「高品質生産指導」について、高知県農業振興部環境農業推進課溝渕専技さんから、報告があったがよ。


お次は、「酒米部会」の中の「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立」について、高知県農業技術センターの坂田チーフさんから、報告があったがやき。


続いては、「酒米部会」の「醸造技術の向上」について、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、報告があったがよ。


お次は「販売・輸出部会」の活動について、まずは「輸出促進」と「外商」について、高知県産業振興推進部地産地消・外商課久保企画監さんから、報告があったがやき。


続いては、「販売・輸出部会」の活動についての「ブランド化」についちゃあ、高知県中小企業団体中央会の小澤係長さんから、報告があったがよ。


お次は、ご意見・ご質問タイムやけんど、特に意見も質問もなかったがやき。


続いての議事は、令和4年度の活動計画についてで、まずは「酒米部会」の中の「高品質生産指導」について、高知県農業振興部環境農業推進課溝渕専技さんから、説明があったがよ。


お次は、「酒米部会」の中の「優良品種の育成・選抜、栽培技術の確立」について、高知県農業技術センターの坂田チーフさんから、説明があったがやき。


続いては、「酒米部会」の「醸造技術の向上」について、高知県工業技術センターの甫木研究員さんから、説明があったがよ。


次に「販売・輸出部会」の活動について、まずは「輸出促進」と「外商」についちゃあ、高知県産業振興推進部地産地消・外商課久保企画監さんから、説明があったがやき。


続いては、「販売・輸出部会」の活動についての「ブランド化」についちゃあ、高知県中小企業団体中央会の小澤係長さんから、説明があったがよ。


その後、いくつかの質疑応答らあがあったがやき。


お次は「その他」で、オンライン酒場「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )のリニューアル版について、実際にサイトをご覧いただきもって、高知県酒造組合理事長のワシから解説さいてもうたがよ。
写真19 酔うちゅう部紹介写真20 酔うちゅう部紹介2











高知県酒造組合が全面的にバックアップさいてもうて、土佐酒アドバイザーアソシエーションが運営しゆう、オンライン酒場「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )が、4月15日(金)にこぢゃんとバージョンアップしてリニューアルオープンしたがやき。


どこがバージョンアップしたかっちゅうたら、これまでは「オンライン飲み会機能」だっけやった「酔うちゅう部」に、「土佐酒18蔵元の紹介動画」、「英語バージョン」、「オンライン飲み会翻訳機能」、「オンライン飲み会の映像オンオフ機能」、「オンライン飲み会の音声オンオフ機能」、「オンラインストア」(近日公開予定)らあが追加されちゅうがよ。


詳しゅうは、是非下記のサイトにアクセスしていただきたいがやき。


よりたくさんの皆さんにご覧いただき、ご活用いただきたいもんながぜよ!


⚫️「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )


ちなみに、「オンライン飲み会翻訳」機能たぁ、画面左下にある地球ボタンを押しゃあ使える機能で、「英語バージョン」にて「オンライン飲み会」に参加された方にゃあ、参加者らあの日本語のしゃべりが英語に翻訳されてテロップで表示され、通常の「日本語バージョン」にて「オンライン飲み会」に参加されちゅう方にゃあ、英語のしゃべりが日本語に翻訳されてテロップで表示されるっちゅう、こぢゃんと画期的な機能(※ただし相手の音声もパソコンやスマホのマイクで拾うてしまわんようにヘッドフォンらあが必要。)ながよ。


つまりこの機能を使やあ、日本語をしゃべれん海外の方とも一緒に「オンライン飲み会」ができるこたぁもちろん、さらにたとえば、海外の取引先の方らあと通訳なしでもオンライン商談ができるし、あるいは海外の取引先とのオンラインイベントらあにもいろいろと活用できるっちゅうことながやき!


こんな機能が、「酔うちゅう部」に会員登録(無料!)さえしていただけりゃあ、どなたやち利用可能になるっちゅうがやき、こりゃあへんしも会員登録せにゃあ、のう!


こうして14時半過ぎにゃあ、議長のワシから本日の議事の終了を告げさいてもうたがよ。


ほんで、「土佐酒振興プラットフォーム」副会長である、高知県工業技術センターの上東特別技術支援員さんから、閉会の挨拶があり、無事閉会となったがやき。


これにて、「販売・輸出部会」関係の方々は帰られ、その後はちくと休憩タイムがあって、15時からは「土佐酒振興プラットフォーム」の令和4年度第1回「酒米部会」が、21名のメンバーにて開催されたがよ。


高知県農業振興部環境農業推進課の溝渕専技さんの司会にて開会し、高知県農業技術センター作物園芸課長の細川部会長さんから、開会のご挨拶があったがやき。


ほんで協議事項に入り、「令和4年度酒米部会の具体的な活動内容について」が協議されたがやき。
写真21 酒米部会開会挨拶写真22 酒米部会風景












まず「酒米品評会の開催について」、日程や出品資格や出品米規格、表彰内容らあについてが協議されたがよ。


「吟の夢」「フクヒカリ」「土佐麗」についちゃあこれまでどおりで、新たに「トヨメキ」と「たちはるか」についても参考出品していただくことになったがやき。


ほんで、「高知県酒米品評会審査基準」や「審査方法」についちゃあ、昨年変更した通り、「玄米千粒重」:「タンパク質含有率」:「アルカリ崩壊性」:「心白整粒割合」:「目視」=19:22:21:20:18っちゅう傾斜配分の配点で行くっちゅうことに決定したがよ。
写真23 酒米部会風景2


お次は、「酒米現地検討会の開催について」が協議され、「土佐麗」と「吟の夢」の現地検討会が開催されることになり、溝渕専技さんが今後の日程調整をするっちゅうことになったがやき。


続いては、酔鯨酒造の大倉社長から、今後の「吟の夢」の生産量らあについての質問があり、高知県農業協同組合、高知県農業技術センター、高知県農業振興部環境農業推進課の方々らあから、回答があったがよ。


その後も、質問や意見交換らあがあり、16時半ばあにゃあ、「土佐酒振興プラットフォーム」会長のワシから閉会の挨拶をさいてもうて、令和4年度第1回「酒米部会」は無事お開きとなったがやき。


皆さん、長時間に渡り、まっことお疲れ様でしたぜよ!















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司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 10:28│Comments(0)