「仕事はあきらめちゃあいかん。最後のひと押しが成否をきめるがやと、紙一重の差をワシゃあそこで悟ったがぜよ。」(市村清)
リコーを中心とする「リコー三愛グループ」の創始者であり、産業界・学会で功労者を顕彰する市村賞にその名を遺しちゅう、市村清(1900〜1968)さんの言の葉ながやき。
人生にゃあ、自分にゃあ到底成し遂げることができそうにないこぢゃんと難しい仕事やち、何としたち挑戦し、成し遂げにゃあならんっちゅう場合があるがよ。
そんな場合の最大のポイントが、今回の言の葉にゃあ表現されちゅうがやき。
そりゃあ、「こりゃもう絶対にムリや!」っちゅうてあきらめかけたそん時に、もういっぺんだっけ「最後のひと押し」をしてみるっちゅうことながよ。
この「最後のひと押し」ができるかできんかが、成功者と失敗者を分けるがやとしたら……なんとしたち「最後のひと押し」を実践せにゃあっちゅう気になるっちゅうもんながやき。
結局、成功者と失敗者の違いらあて、ほんの紙一重の差しかないっちゅうことながよ。
ほんじゃき、失敗者を嗤われん、成功者を美化しすぎられん、失敗したち卑下せられん、成功したち傲慢になられんっちゅうことながぜよ。