5月14日(土)は、「土佐のおきゃく2022」参加イベントのひとつ、「土佐のお座敷体験・土佐の酒肴」の準備のために、会場の「土佐御苑」さんに18時ばあにうかごうたがやき。
このイベントは、高知市旅館ホテル協同組合に高知県酒造組合が協力して、毎年開催されゆう大イベントで、コロナ禍の関係で3年ぶりの開催となったがよ。
目玉は土佐のお座敷遊び体験と、土佐酒全18蔵元の自慢のお酒と、「土佐宇宙酒」の新酒がいち早う味わえるっちゅうことやって、今年は「土佐宇宙酒」に加え、「深海酒」と「宇宙深海酒」も味わえるっちゅうんがウリながやき。
高知県酒造組合の各蔵元と事務局メンバーが、ワシを含めて6名集合したがよ。
ほんでみんなあで、出品酒コーナーの準備をしたがやき。
ちなみに「土佐宇宙深海酒」たぁ、高低差40万6千mを耐え忍び、何と3億分の1っちゅう極めて低い生存確率を生き抜いた、宇宙を旅して深海に耐えた世界初の宇宙深海酵母を使うて醸された土佐酒ながよ!
まずは、2005年に高度40万mの宇宙を旅した「土佐宇宙酵母」を使うて、翌2006年に高知県酒造組合蔵元から世界初の「土佐宇宙酒」が発売され、全国ニュースで話題となり、アッちゅう間に完売したがやき。
ほんで2019年3月、その「土佐宇宙酵母」を今度は水深6,000mの深海に沈めようっちゅう無謀なプロジェクトが始動したがよ。
けんど…水温1.5℃、600気圧に1年間っちゅう過酷な環境に耐えらんかって、2020年3月に引き上げられた酵母は、全滅してしもうちょったがやき。
そこで同年4月からは、酵母に圧力をかけて生き残った株を培養するっちゅう作業を繰り返し、圧力に強い酵母が育成されたがよ。
そして2021年1月、パワーアップした「土佐宇宙酵母」が、水深6,200mの深海にリベンジ挑戦。
同年5月、水温1.7℃、600気圧に4ヶ月間っちゅう過酷な環境に置かれた酵母が引き上げられたがやき。
やっぱし大半の酵母は死滅しちょったがやけんど、生還した酵母が遂に現れたがよ!
その生存確率は、何と3億分の1っちゅう、もはや奇跡に近い確率やったがやき!
こうして「土佐宇宙深海酵母」が誕生し、高知県酒造組合蔵元から、またも世界初の「土佐宇宙深海酒」が発売されたがよ。
しかも、「宇宙酒」(4銘柄)、「深海酒」(4銘柄)、「宇宙深海酒」(6銘柄)の3タイプにバリエーションも増加しちゅうがやき。
ちなみに、「宇宙酒」と「宇宙深海酒」は、宇宙を旅した宇宙米の高知県産酒造好適米「吟の夢」か「風鳴子」を使用しちょって、「深海酒」は高知県産米を使用しちゅうがよ。
ほんで司牡丹酒造からは、新商品として「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)が、3月16日から出荷開始されちゅうがやき。
生存確率3億分の1、高低差40万6千m、無重力から600気圧までを耐え抜いた酵母で醸された酒やきに、この酒を味わやぁコロナ禍のいかなるプレッシャーにやち打ち克つパワーを手に入れることができることやろう!
ちゅうことで、この度のイベントにゃあ、この「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)と、司牡丹浅野杜氏の酒造りのポリシーをそのまんま酒名とした、「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)の2アイテムを出品さいてもうたがよ。
ほんで全体としちゃあ、「宇宙深海酒」が司牡丹含め5アイテム、「宇宙酒」が2アイテム、「深海酒」が2アイテム、出品されちょったがやき。
18時半の開宴時間となったけんど、コロナの抗原検査に時間を要し、ちくとお客様の入りが遅れちょったき、開宴時間を20分ばあ遅らせたようながよ。
その合間に、すでに来場されちゅうお客様が、次々に土佐酒ブースを訪れ、ドンドン試飲されだいたがやき。
司牡丹の「宇宙深海酒」も「二割八割」のお酒も、好評やったがよ。
18時50分ばあにゃあ開会し、「土佐御苑」さんの横山社長さんから、開会のご挨拶があったがやき。
ほんで、横山社長さんのご発声にて、みんなあで乾杯をしたがよ。
約70名のお客様の威勢のえい乾杯の声らあて、まっこと久しぶりに聞いたがやき。
続いては、高知県酒造組合理事長のワシからご挨拶と、「土佐宇宙酒」「深海酒」「宇宙深海酒」らあについての簡単な説明をさいてもうたがよ。
さあ、そっから後は、久々の「大おきゃく」の始まり始まりながやき。
皆さんお席にて、飲んで食べて語り合うて盛り上がりもって、次々に土佐酒ブースにもお越しいただき、皆さん久々の大宴席を満面満開笑顔にて、こぢゃんと楽しまれよったがよ。
しばし盛り上がって、ちくと落ち着いた頃、まずは「土佐御苑」さんのスタッフの方々らあが、お座敷中央にて、ソーシャルディスタンス「はし拳」遊びを披露してくださったがやき。
真ん中に置かれた杯から、2mも離れた2人が「はし拳」を打ち、お互いも審判も手が見えんもんやき、こぢゃんとぐずついて、それがちくと滑稽で、会場の笑いを誘うたがよ。
続いては、ソーシャルディスタンス「可杯(べくはい)」遊びの披露ながやき。
今回は、特製の巨大なコマを使うて、各テーブル対抗で、コマに当てられたテーブルの方々全員に一升瓶一本を飲み干していただくっちゅう、なかなかオトロシイ特別ルールでの「可杯」ながよ!
巨大なコマを回して、みんなあで「べろべろの神様」の歌を歌やあ、一気に盛り上がるっちゅうもんながやき。
ほいたらコマは予想通り、「土佐のおきゃく」前実行委員長の横山さんのテーブルに当たり、しかも出た目は「天狗」やったがよ。
スタッフの方が、「天狗」マークの付いた一升瓶を持って横山さんのテーブルに向こうたがやき。
何のお酒じゃろかと、よう見てみりゃあ、「土佐司牡丹」(普通酒)の一升瓶やったがよ。
こちらの一升瓶を同じテーブル全員のコップに注いで、皆さんにて一気に飲み干されたがやき。
会場は拍手喝采やったがよ。
もう一回、このオトロシイ「可杯」遊びが実施され、今回もいかにも飲みそうな方々のテーブルに、謀ったかのように「天狗」が当たったがやき。
またまた同じテーブルの皆さんで注ぎ合うて、一升分のお酒を一気に飲み干され、会場はますますヒートアップながよ。
お次は、最もオトロシイ土佐流ロシアンルーレット、「菊の花」遊びで、これまたテーブル対抗っちゅうことで、通常やったら人数分のお猪口を伏せて使うところを、何とドンブリがテーブル数分用意されちょったがやき!
8テーブル分やき、最悪の場合、ドンブリ8杯を1テーブルのメンバーで飲み干さにゃあいかんっちゅう、まさにロシアンルーレットながよ!
「きっくのはな〜きっくのはな〜 あけてうれしいきっくのはな〜……」ちゅう歌をみんなあで手拍子しもって歌い、各テーブル代表の方が順番に伏せられたドンブリを開けていったがやき。
1テーブル、2テーブル、3テーブル、4テーブル……まだ花が出ん!
会場は、ドヨメキが起こりだいたがよ。
5テーブル、6テーブル、あと残り2テーブルの7テーブル目で、ついに花が登場し、会場は爆笑の渦となったがやき。
当たったテーブルの皆さんにゃあ、7杯のドンブリにナミナミとお酒が注がれるかと思いよったら、「面倒じゃ!」ちゅうて、300ml瓶7本をそのまんまでラッパ飲みされたがよ。
会場は、拍手喝采やったがやき。
続いては、「土佐御苑」さんのスタッフが中心になっての、「しばてん踊り」の披露ながよ。
会場の皆さんの中から希望者を募り、「しばてん手拭い」をかぶってもうての踊りの披露ながやき。
思いのほか、たくさんの皆さんが壇上に上がり、皆さんで「こ〜れがね〜え、たまるかね〜……」ちゅうて、「しばてん踊り」が豪快に披露され、会場全体も一気にヒートアップながよ!
さらに、そのまんま引き続き、「よさこい踊り」と「しばてん踊り」がミックスされた、「土佐御苑」さんオリジナルの「うげうげ踊り」ながやき。
恒例の「土佐御苑」の龍馬さんが、「龍馬伝」のBGMとともに現れ、さあラストの「うげうげ踊り」のスタートながよ!
その激しい踊りに、会場の皆さんも感化され、皆さん席を立って盛り上がり、踊りまくる方もおられたがやき。
こうして会場全体が幕末の「ええじゃないか」状態となって大盛り上がりのまんま、20時50分ばあにゃあ、大団円のお開きとなったがよ。
まっこと、これこそが世界一楽しい宴、土佐のおきゃくながやき!
「土佐御苑」の皆さん、「高知市旅館ホテル協同組合」の皆さん、そしてご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社