「感覚はあざむかん。判断があざむくがぜよ。」(ゲーテ)
ドイツを代表する文豪で、詩人・劇作家・小説家・自然科学者・政治家・法律家っちゅう多彩な顔を持つ、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749〜1832)さんの言の葉ながやき。
かの文豪ゲーテさんは、要するに頭だっけ使うて考え過ぎてないかよっちゅうて、ワシらあに問いかけゆうがよ。
人間、自身に欺かれるとすりゃあ、そりゃあ頭でっかちになって、頭だっけを使うて考え過ぎちゅうきに、そうなるっちゅうことながやき。
頭だっけで考えて導き出された判断は、間違うことの方が多いっちゅうことながよ。
むしろ、頭やのうて、肌感覚や本能的な感覚らあの方が、欺かれる可能性は低いっちゅうことながやき。
ほんじゃき、何じゃちもういっぺん最初の感覚に立ち返り、肌感覚や本能的な感覚らあを大事にしもって、その上で冷静になって考えて答えを出すっちゅうんが、最も間違いが少ない、自身に欺かれることの少ない方法やっちゅうことながぜよ。