「一、二、三じゃあいかん。二は迷いながやき。自信のなさながぜよ。」(小林一茶)
「一茶流」と呼ばれる独自の俳風を確立して、松尾芭蕉、与謝蕪村と並ぶ江戸時代を代表する俳諧師の一人となった、小林一茶(1763〜1828)さんの言の葉ながやき。
ワシらあは、何か新しいことに挑戦しょうとする際に、「一、二、三……さあ、やるぜよ!」っちゅう感じで、スタートさいてしまいがちながよ。
これを、かの一茶さんは、「これじゃあいかん!」っちゅうて喝破するがやき。
つまり、「二」っちゅうんが迷いがあるっちゅうことで、そこに自信のなさが現れちゅうっちゅうがよ。
心の底から本気で、その新しいことに挑戦したいと望んじゅう時にゃあ、「一、二、三…」らあて言わんと、「一」でもうスタートしてしもうちゅうはずやっちゅうことながやき。
迷うたりしゆうヒマがあったら、ただ今この瞬間から、今すぐ自信満々でスタートさせろうぜや!
この最初のほんのチビッとの違いが、ほんの数秒の差が、後々効いてくる……後になりゃあなるばあ大きな差となって現れてくるっちゅうことながぜよ!