ワシゃあ13時前ばあから高知県酒造組合に入り、高知県工業技術センター特別技術支援員の上東先生(高知県酒造組合技術顧問)と、酒造組合事務局の秋久さんと高橋さんらあと、いろいろ準備をしたがよ。
上東先生のパワーポイントの準備もバッチリで、各社の「金賞・銀賞受賞酒サンプル」もズラリと並べられたがやき。
また、各社の「金賞・銀賞受賞酒」の試飲コーナーも、準備万端ながよ。
ちなみに今年の「全国新酒鑑評会」にゃあ、高知県酒造組合は12点が出品しちょって、そのうち8点が最高位金賞を受賞し、金賞受賞率は66.7％やき日本一で、銀賞は2点やったき入賞数は10点となり、入賞率は83.3％でこちらも日本一やったっちゅうことながやき。
全国としちゃあ826点が出品され、最高位金賞受賞数は205点やき金賞受賞率は24.8％、入賞数は405点やき入賞率は49％っちゅうんが平均っちゅうことになるき、高知県の金賞率＆入賞率がいかに高いかっちゅうことが、ご理解いただけるはずながよ。
さて、その金賞受賞銘柄と銀賞受賞銘柄はっちゅうたら、以下のとおりながやき。
【令和3酒造年度・全国新酒鑑評会・高知県入賞銘柄】
＜金賞＞
有限会社�霎郛ε后嵌�丈夫」
土佐鶴酒造株式会社 千寿蔵「土佐鶴」
土佐鶴酒造株式会社 天平蔵「土佐鶴」
有限会社南酒造場「南」
株式会社アリサワ「文佳人」
司牡丹酒造株式会社第一製造場「司牡丹」(「黒金屋」)
司牡丹酒造株式会社第二製造場「司牡丹」(「深尾」の一部)
有限会社西岡酒造店「純平」
＜銀賞＞
高木酒造株式会社「豊能梅」
有限会社仙頭酒造場「土佐しらぎく」
さて、酒蔵の皆さんもマスコミの皆さんも次々に集まられ、14時ちょい過ぎにゃあ「プレス発表会」がスタートしたがよ。
まずは、高知県酒造組合理事長のワシから、今回の金賞率＆入賞率とも日本一の快挙は、これまでお取引先やファンの方々から常々言われよった、「土佐酒は全体のレベルが高い！」っちゅう言葉を裏付ける数値的な証拠になるきに、まっことこぢゃんと嬉しいっちゅうて、語らいてもうたがやき。
つまり、土佐酒は全体としてのレベルの高さが日本一やっちゅうことが、この度証明されたっちゅうたっちゅうことになるがぜよ！
だいたいこんなワシのご挨拶の後は、上東先生がパワーポイントを使うて、詳しゅうに解説をしてくださったがよ。
まず、令和3酒造年度(本年度)の「全国新酒鑑評会」の金賞受賞数としちゃあ、１位が福島県で17点、高知県の8点は数としちゃあ8位やったけんど、金賞率としちゃあ1位やっちゅうデータ表を示したがやき。
また、過去10年間の通算成績じゃあ、金賞受賞率は、宮城、福島に続く第3位やっちゅうことながよ。
ほんで、この度の快挙の要因は、もちろん各蔵の努力と技術研鑽らあの結果やけんど、高松国税局鑑定官室さんの技術指導のお陰でもあり、やっぱし一番大きいがは、高知県工業技術センターの技術支援やっちゅうことながやき。
特に、酒類担当者がこれまで2名やったがが、3名に増え、さらに特別技術支援員(上東先生)も加わり、よりきめ細かい技術支援が可能になったっちゅうことが、極めて大きいながよ。
ほいたら、工業技術センターじゃあ、どんな技術支援をしゆうかっちゅう内容らあについて、詳しゅうに解説されたがやき。
ほんで、これらあの造りについての全てのデータを、全蔵に公開し共有しゆうっちゅうんが、他県にゃあない高知県酒造組合の自慢ながよ。
上東先生のパワポによるプレゼンの後は、質問タイムがあり、さらにマスコミ各社による囲み取材らあがあり、引き続き「金賞酒・銀賞酒きき酒会」がスタートしたがやき。
こっからは、高知県内の酒類卸の方々や酒販店の皆さんらあにも入室していただき、自慢の金賞酒・銀賞酒らあを皆さんに味おうていただいたがよ。
きき酒シーンの撮影後は、酒販店の皆さんにテレビ局の方々がインタビューをされ、感想らあを訊ねられよったがやき。
こうして15時過ぎばあにゃあ、「プレス発表会＆きき酒会」は、大盛況のうちにお開きとなったがよ。
ご来場いただきましたマスコミの皆さん、そして酒類卸および酒販店の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ！
ちなみに司牡丹の金賞受賞酒は、「第1製造場」の分が本醸造大吟醸酒で、「司牡丹・大吟醸・黒金屋」＜金賞受賞酒＞として、6月15日から出荷開始となっちゅうがやき。
もうひとつの「第2製造場」の金賞受賞酒は、滅多に金賞が獲れんと言われゆう純米大吟醸酒での受賞で、こりゃあ司牡丹でも久々の快挙ながよ！
画像じゃあ「司牡丹・深尾」(純米大吟醸酒)となっちゅうけんど、こりゃあ実はホンマの金賞受賞酒そのもんじゃあないき、「金賞受賞酒」たぁ表示はできんがが、ちびっと残念ながやき。
「深尾」の中身の半分ばあが金賞受賞酒やっちゅう感じで、今年の年末に超限定品としてちびっとだっけ発売されるきに、ご希望の皆さんはもうちくとお待ちいただけましたら幸いながよ。
さてその後は、会場の後片付けらあをしたがやけんど、せっかく作製していただいた「金賞受賞率＆入賞率全国１位」の横断幕を棄てるがはもったいないっちゅうことになったがやき。
ほんで、ワシと上東先生の2人で、高知県酒造組合の飾り樽が並んじゅうウインドウディスプレイのガラス窓に、この横断幕を貼らいてもうたがよ。
おおっ！こりゃあなかなか目立つやいか！
場所的にゃあ、高知市廿代町の城東公園と華珍園・別館の間にあるきに、この辺りを通行される際にゃあ、是非記念撮影らあをしていただいて、その画像をガンガン拡散していただけましたら幸いながぜよ！
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック！
司牡丹酒造株式会社
