「誰もが自分の限界を世界の限界やと思うちゅうがぜよ。」(アルトゥル・ショーペンハウアー)
主著「意志と表象としての世界」で世界的に知られちゅうドイツの哲学者、アルトゥル・ショーペンハウアー(1788〜1860)さんの言の葉ながやき。
今回の言の葉は、今年還暦を迎える年になって、ワシゃああらためてまっことそうじゃと実感しちゅうがよ。
40代50代の一番バリバリやりゆう働き盛りの無理のきく頃、キャパシティいっぱいいっぱいまで働きゆう時にゃあ、ほぼそれが世界の限界やろうとワシも漠然と思うちょったがやき。
ところが、その頃よりか体力も気力も衰えちゅうはずの還暦目前になって、その頃限界いっぱいいっぱいやと思うちょった ことが、意外に簡単に成し遂げることができ、その限界を超えるこたぁそれほど難しいことやないがやと気づいたがよ。
つまり、世の中にゃあ限界らあ存在せんっちゅうことながやき。
さらに、世の中のあらゆう現象は、人間の意志から始まっちゅうっちゅうことながよ。
そりゃあつまり、人間は自分次第で、どこまでやち可能性を広げることができるっちゅうことを意味しちゅうがぜよ!