2022年06月27日

「土佐酒の多様性を体感する会 in 東京」開催ぜよ!

6月16日(木)は、ワシが理事長を務めさいていただきゆう高知県酒造組合主催にて、銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」のレストランに30名の日本酒業界のプロの方々やライターの方々らあをご招待し、「土佐酒の多様性を体感する会 in 東京」が開催されたがやき。
写真1  まるごと高知

日本酒造組合中央会主催の「日本酒フェア2022」が翌日の6月17日(金)〜18日(土)、3年ぶりにリアル開催されるっちゅうことで、高知県酒造組合も出展するき、この日本酒業界最大のイベントに合わせて開催さいていただいたがよ。

17時前にゃあ、会場の「まるごと高知」2階レストラン「TOSA DINING おきゃく」に、高知県酒造組合のスタッフ17名が集まり、いろいろ準備をしたがやき。


今回出品さいていただいたお酒は、高知県酒造組合18蔵中16蔵の日本酒48アイテムと、リキュール8アイテムながよ。
写真2  土佐酒写真3  土佐酒2












写真4  土佐酒3写真5  司牡丹3アイテム












写真6 リキュール

ちなみに司牡丹は、「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)、「船中八策・槽搾り黒」(超辛口・槽搾り純米酒)、「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)と、「司牡丹・山柚子搾り」(リキュール)の4アイテムを出品しちょったがやき。







山下料理長の料理の準備も順調ながよ。
写真7 山下料理長鮎を焼く

まっこと旨そうな鮎の塩焼きを焼きゆう姿は、こぢゃんと凛々しゅうて、さすがやったがやき。








準備万端整うて、開会の18時前から次々とお客様が来場され、まずは各蔵元からウエルカムドリンクとしての土佐酒がサービスされたがよ。
写真8  お客様

「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」代表取締役社長で元サッカー日本代表の中田英寿さんや、日本名門酒会本部・株式会社岡永の飯田永介社長さんや、株式会社はせがわ酒店の長谷川浩一社長さんや、日本酒ジャーナリストの松崎晴雄さんらあっちゅう業界を代表するお歴々の皆さんや、さらにJAMSTECさんのお歴々の皆さんにもお越しいただけたがぜよ。





18時にゃあ、高知県酒造組合高木副理事長の司会にて開会し、まずは理事長のワシから開会のご挨拶をさいていただいたがやき。
写真14 高木副理事長進行


今回はコロナ禍での開催っちゅうことで、基本的にお客様はお席に座ったまんまで、講演中にも前菜らあをお出しし、お酒が欲しゅうなったら手を挙げていただきゃあスタッフがうかがい、メニューの中からご希望のお酒を選んでいただき、スタッフが注ぎにうかがうっちゅうスタイルやっちゅうて、皆さんにお願いさいてもうたがよ。






ほんで、まずは高知県酒造組合技術顧問の上東さん(高知県工業技術センター特別技術支援員)の「宇宙酒から宇宙深海酒まで」っちゅう講演ながやき。
写真9  上東さん講演写真10  聴き入るお客様に酒も注ぐ











写真12  JAMSTECさん講演写真13  JAMSTECさん講演2












2006年に、宇宙を旅した高知酵母を使うて、世界初の「土佐宇宙酒」が誕生した際の経緯について、さらに2019年にゃあJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)さんのご協力により、その宇宙酵母をさらに深海に沈めろうっちゅう計画がスタートしたっちゅう経緯らあについて、お話いただいたがよ。


この一大プロジェクトは、高知県内マスコミらあにも取り上げられ話題になったがやけんど、深海から引き上げられた酵母は、高圧に耐えられんと残念ながら全滅してしもうちょったがやき。


その後、上東さんや高知県工業技術センターの皆さんが、圧力に耐性のある酵母を育種して、2020年にリベンジ挑戦!


この再挑戦で、何とか生き残っちゅう酵母が確認されたがやけんど、その生存確率は何と3億分の1っちゅう、奇跡に近い確率やったがよ!


これにより、宇宙を旅した「宇宙酵母」に加え、深海を旅した「深海酵母」と、宇宙と深海の両方を旅した「宇宙深海酵母」っちゅう、3種類の高知県独自の酵母が誕生したがやき。

こうして高知県酒造組合10蔵から、「宇宙酒」「深海酒」「宇宙深海酒」っちゅう世界初の3種類のお酒が発売されたっちゅう流れながよ。


上東さんの講演に続いては、JAMSTEC前理事長の平朝彦さんの「2022年深海の旅」っちゅう講演ながやき。
写真14  JAMSTECさん講演3

「2001年宇宙の旅」の音楽と共にスタートした講演は、6600万年前に巨大隕石が衝突し、恐竜の絶滅とともに多くの微生物らあも宇宙に旅立ったっちゅう話題から、地球深部探査船「ちきゅう」の話題、海底探査装置「江戸っ子1号」や大深度有人潜水調査船「しんかい6500」の話題らあまで多岐にわたり、科学ロマンあふれる内容で、ワクワクする講演やったがよ。





お次は、高知県酒造組合理事長であるワシの講演で、「なぜ今、土佐酒が一番面白いのか?〜土佐の風土と土佐酒のSTORY〜」ながやき。
写真15 竹村講演写真16 竹村講演資料表紙











ワシからはまず、土佐の高知はその独特の地形や風土により、鮮度抜群の山・川・海の幸に日本一恵まれちょって、他県にゃあない独特の豊かな食文化が今も存在しちゅうっちゅう、「土佐の風土のSTORY」について、お話さいてもうたがよ。


さらに「土佐酒のSTORY〜なぜ今、土佐酒が一番面白いのか?〜」じゃあ、「そんな風土・地域性・食文化と密接につながった辛口酒が頑としてベースにある」っちゅうことを、データで証明しもって、まずはお話さいてもうたがやき。
写真17 風土のSTORY写真18 辛口酒ベース








写真19 個性豊かな土佐酒写真20 全体のレベルの高さ日本一!









写真21 応援者続出!写真22 サンセバスチャンを超える日!?









そのベースの上に、「真逆の酒質である超甘口酒(CEL24)も各社から発売されいずれも大人気!」、「バラエティに富む高知酵母と県産米らあを駆使し18蔵ならではの個性が豊か!」、「分析結果等を共有し全体のレベルの高さ日本一!その証明!本年度全国新酒鑑評会入賞率・金賞率とめに日本一!」、「産官学が連携(土佐酒振興プラットフォーム)し常にブラッシュアップ!米も酵母も、未来品質も!」、「土佐酒として一丸となったブランドコンセプト(TOSA NAKAMA SAKE)が明確!」、「世界初のユニークな取り組み!宇宙酒、深海酒、宇宙深海酒!」、「『なかま』を広げるツール『酔うちゅう部』も誕生!さらに世界へ!」、「園芸王国である土佐ならではのリキュールもバラエティ豊富!」、「あちらからもこちらからも応援者続出!天も土佐酒を応援?!」(2023年春の朝ドラ「牧野富太郎」!2024年春、「dancyu」植野編集長が発起人となり映画「OKYAKU」公開予定!)……ちゅう面白いネタがズラリとあるっちゅうことを紹介さいてもうたがよ。


ほんで締め括りにゃあ、「食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!そして世界一宴が楽しい酒国土佐!」じゃっちゅうて、そう遠くない未来にゃあ、土佐にゃあ世界中から人々が集まり、土佐の高知がサン・セバスチャンを超える日がくるやろうっちゅうて、断言さいてもうたがやき。


皆さんからも、深い同意の拍手喝采をいただいたがよ。


さあ、そっから後は、土佐の高知トップの料理人・山下料理長さん自慢の土佐料理が次々と出され、さらに蔵元スタッフが自慢の土佐酒を次々と注いで回り、ドンドン盛り上がっていったがやき。


講演中に出されちょった先付「小エビの唐揚げ」、煮物「土佐の貝盛り」、お造り「鰹のタタキ・鮮魚の刺身」らあに続いて、「季節の皿鉢(イタドリ、四方竹、酒盗、のれそれ、ウツボの唐揚げ、トンゴロイワシの唐揚げ、鮎の塩焼き、四万十ポークの冷しゃぶ)」も出され、皆さん食べて飲んで語り合うて、食べて飲んで語り合うて、大盛り上がりとなったがよ。
写真23  土佐料理ズラリ写真24  盛り上がる会場











参加者の皆さんからも、いろいろご感想やご意見らあをいただき、「土佐酒がこんなに面白いたぁ、知らんかった!凄い!」っちゅうような、たくさんのお誉めの言葉をいただけたがやき。
写真25  お客様の感想


後半にゃあ、お食事の「土佐田舎寿司」と「味噌汁」も出されたがよ。


さらにデザートにゃあ、土佐の高知名物「アイスクリン」も出されたがやき。


こうして大盛り上がりのまんま、20時半過ぎにゃあ大団円のお開きとなったがよ。


ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!


お開き後も、まだちくといろいろ試飲されゆうお客様も何名かおられ、関心の高さがよう分かるっちゅうもんながやき。
写真26  土佐酒ストックにお客様

後片付けらあを済まいて、21時ばあからは、蔵元スタッフの皆さんで打ち上げ懇親会を、その場にて開催さいてもうたがよ。







「TOSA DINING おきゃく」さんが、ワシらあの打ち上げ用の弁当を用意してくださり、こちらをいただきもって、残った土佐酒を酌み交わし酌み交わし、今回のイベントの成功を祝して、こぢゃんと盛り上がりまくったがは当然ながやき。
写真27  竹村、船中黒写真28  上東さんと宇宙深海酒
















写真29  打ち上げ弁当

「まるごと高知」、そして「TOSA DINING おきゃく」の皆さん、まっことこぢゃんとお世話になり、ありがとうございましたぜよ!


















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


Posted by tsukasabotan at 14:29│Comments(0)