6月23日(木)は、14時半から料亭「濱長」さんにて、「土佐伝統お座敷文化を守る会」設立に向けた準備会が開催されたがよ。
「土佐経済同友会」の「人づくり委員会」メンバー、委員長の中田さんと、副委員長の吉本さんとワシ、「濱長」さんの由喜千代さんと「得月楼」さんの松岡番頭さんっちゅう5人のメンバーに、今回は高知県中小企業団体中央会の古木さんにもご参加いただいての開催やったがやき。
ちなみに「人づくり委員会」は、中田委員長さんを中心に、全く新しい基本方針を掲げて活動しゆうがよ。
その基本方針は、以下の通りながやき。
「人づくり委員会では、委員会の活性化に繋がるよう『見える化』を図りながら、運営方針にもある『土佐文化の継承人材の育成支援』をテーマとして取り上げる。なかでも高知県ならではのウリになり、かつ今後の継承が危ぶまれている『土佐の伝統文化』について、その種類や歴史等を調査・研究し、現状把握。それぞれの『土佐の伝統文化』が抱えている、『継承人材の育成』についての問題点を炙り出す。その上で、県・市町村にも参画していただき、『土佐の伝統文化』の人づくりを支援する団体の設立を提言できるように努める。このような『土佐の伝統文化』が持続可能となれば、より魅力的な高知県となり、必ずや経済発展にも繋がるものと考える。」
ほんで、これまでの委員会の流れとしちゃあ、以下のとおりながよ。
委員会メンバーの「濱長」女将の濱口さんから、これまで土佐の「おきゃく文化」を支えてきた「土佐芸妓」は、現在「濱長」に1人(女将の娘さん)おるだっけで、いまやその継承は風前の灯火やっちゅうお話があったがやき。
高知県にとっちゃあ、最大のウリの1つやといえるもんは間違いのう、土佐の「おきゃく文化」ながやき、それを支える大きな柱であるはずの「土佐芸妓」に、支援も補助も何ちゃあないっちゅうんは、確かにちくとおかしいがやないかっちゅうて、皆さん感じはじめたがよ。
ほんで、ワシから、近年他県の芸妓組合らあで、消え去りかけちょったもんが復活したっちゅう事例についての資料を皆さんに配らいてもうて、ちくと説明さいてもうたがやき。
どこの事例も、だいたい地元の経済人らあが応援して、減り続けよった地元の芸妓文化を復活さいたっちゅうパターンやったがよ。
ちゅうことで、委員会メンバーみんなあで、全国の事例を調べてこうっちゅうことになって、それらあの報告やまとめらあがあったがやき。
そんな中で、やっぱし「土佐芸妓」を中心とした「土佐伝統お座敷文化」を守る団体を創らにゃあお話にならんっちゅうことで、「得月楼」さんと「濱長」さんに集まってもうて、団体設立に向けた準備の懇親会を、これまでに9回ばあ開催してきたがよ。
今までの経緯は、だいたいこんな感じながやき。
ほんで今回は、松岡番頭さんが頑張って作られた「特定非営利活動法人 土佐伝統お座敷文化を守る会・定款素案」をベースに、吉本副委員長さんが疑問点や修正点らあを挙げられ、古木さんからもいろいろご指摘やご助言らあをいただいたがよ。
次に、「土佐伝統お座敷文化を守る会」の意義や目指す世界観らあについて、「土佐経済同友会・10年ビジョン」にからめて、ワシからアツい念いをちくと語らせていただいたがやき。
土佐の高知を経済的に豊かにしていくための一番のウリは、キャッチコピーにすりゃあ、「食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!そして世界一宴が楽しい酒国土佐!」ながよ!
ほんで、これこそが「土佐経済同友会・10年ビジョン」が目指す、「ヒト」「自然」「経済」が三位一体となった、具体的な姿やと考えるがやき!
けんど、一点だけ不安材料があり、それが「土佐伝統お座敷文化」の頂点に位置する土佐芸妓の存在ながよ。
日本全国や海外からも、たくさんの人々を集めるばあの魅力を発揮するためにゃあ、絶対的に土佐伝統お座敷文化の頂点に位置する「本物」、土佐芸妓の存在が不可欠ながやき。
しかも、いまこぢゃんと追い風も吹きだいたがよ。
そりゃあ、雑誌「dancyu」の植野編集長さんが発起人となり、「高知が誇る『おきゃく』文化を世界に発信する!」っちゅうて、映画「OKYAKU」の制作を発表したことながやき。
まさに「世界一宴が楽しい酒国土佐!」を、世界中に発信できる大チャンスながよ!
もはやこの活動は、天も応援してくれゆう……つまり、ワシらあに天から与えられたミッション(使命)ながやき!
ワシゃあ司牡丹の社長として、高知県酒造組合理事長として、何としたちこの事業を成し遂げたい、「やりたい!」と心から思うちゅうっちゅうて、ちくとアツうに語らいてもうたがよ。
その後も、いろいろ細かい打ち合わせや意見交換らあをしたがやき。
2時間ばあの打ち合わせを終えて、まだまだゴールは遠いけんど、道筋はかなり見えてきたっちゅう感じながよ。
ほんでその後は、松岡番頭さんはお仕事で帰られ、他の5名で懇親会やったがやき。
まずは生ビールで乾杯の練習をして、「前菜」らあをいただいたがよ。
ほんで、スッと「濱長」さんオリジナルラベルの「船中八策」、「濱長八策」(超辛口・純米酒)をお願いし、このお酒で正式な乾杯をしたがやき。
さあ、そっから後は、「お造り」や「酢の物」や「茶葉蒸し鍋」らあをいただきもって、「濱長八策」をガンガン酌み交わし、飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて、盛り上がりまくったがよ。
中田委員長さんと由喜千代さんはほとんど飲まんき、ワシと吉本副委員長さんと古木さんの3名で、「濱長八策」を4本空けたもんやき、後半はワシゃあ立派な酔っぱらいになっちょったがやき。
今回、お付き合いいただきました高知県中小企業団体中央会の古木さん、今後ともワシらあのこの活動に、ご助言ご指導を、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社