「本当の生き方の中に、ワシゃあ『楽しませるべし』っちゅう規則を入れたいぜよ。」(アラン)
『幸福論』で有名なフランスの哲学者、エミール=オーギュスト・シャルティエさん、ペンネーム「アラン」さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、アランさんの名著「幸福論」の中に書かれたもんながよ。
つまり、簡単に言うたら、人を楽しませることが好きな人は、幸福になれるっちゅうことながやき。
こりゃあ、ワシもこれまで60年ばあ生きてきた中で、数多くのいろんな人に出会うてきたけんど、「人を楽しませることが好きな人」はみんなあ、例外のうこぢゃんと幸せそうやって、不幸せそうな人は1人もおらんかったきに、間違いない法則やとワシも思うがよ。
さらにアランさんは、これを「本当の生き方」の中に規則として入れたいっちゅうがやき。
もし、アランさんの言うとおり、「楽しませるべし」が「本当の生き方」の中に規則として入ったとしたら、世の中はどうなるやろうか?
世の中の人々全員が、この規則を守るっちゅうこたぁないろうけんど、少のうたち「本当の生き方」を目指したいと望んじゅう人は、この「楽しませるべし」を実践するはずで、その人らあは人を楽しませることが好きになっていくはずながよ。
ほいたら、世の中にゃあ、人を楽しませたい人が増えていき、楽しませられる人も増えていき、必然的に幸福な人も増えていき……世の中にゃあ幸福が満ちあふれることになるがやき。
さて、おまさんは今日、誰を楽しませるぜよ?