「天の時は地の利に如かず。地の利は人の和に如かずぜよ。」(孟子)
中国は春秋戦国時代の、孔子さんと共に並び称される儒学者・思想家・哲学者、孟子(紀元前372?〜紀元前289?)さんの言の葉ながやき。
この言の葉は、生きるか死ぬかの戦乱の時代に、どうしたら勝ち残ることができるかについて、かの孟子さんが答えたもんながよ。
天からのチャンスにナンボ恵まれたとしたち、土地の有利な条件にゃあ及ばんがやき。
けんど、土地にどればあ有利な条件が揃うちょったとしたち、人間同士が手を組んで協力し合うことにゃあ、勝るこたぁないがよ。
つまり、戦乱の世に勝ち残るために最も大切なことたぁ、できるだっけ多くの仲間をつくり、みんなあで手を組んで協力し合うことであり、それができりゃあ、たとえチャンスの女神に見放されたとしたち、たとえ最悪の地理的条件で戦わにゃあならんかったとしたち、どればあ不運だらけやったとしたち、最後の最後にゃあ勝ち残ることができるっちゅうことながやき。
まさに、現代の厳しいコロナ禍で勝ち残るがも、おんなじことやないかと思うがぜよ。