8月3日(水)は、郷土寿司研究家・すしミュージアム名誉館長・愛知淑徳大学教授の日比野光敏先生(博士・日本文化)と、株式会社Mizkan(ミツカン)さんの食酢エキスパートの赤野裕文さんと、Mizkanさんのサイト「すしラボ」(https://www.mizkan.co.jp/sushilab/ )のWebデザインを担当されゆう株式会社アイバースの会田博美社長さんの3名が、高知県に郷土寿司の取材に来られちょって、その晩は18時半から「土佐料理 司 高知本店」さんにて、ワシとファーム・ベジコの長崎雅代さんの2人がお相手し、土佐の「おきゃく」で痛飲したがやき。
今回の発端は、ワシが理事長を務めさいていただきゆう「土佐学協会」の「土佐の酢みかん&土佐寿司まつり」らあでこぢゃんとお世話になっちゅう、郷土寿司研究家で寿司作家の「酢飯屋」岡田大介さんから、「郷土寿司の人間国宝」級の先生が郷土寿司の取材で高知に行くがやけんど、その晩は是非とも高知の「寿司皿鉢」と「おきゃく」文化をリアル体験したいっちゅうて希望されちゅうっちゅうことで、ワシと長崎さんに連絡があり、二つ返事で引き受けさいてもうたっちゅう流れながよ。
ほんで、「土佐料理 司 高知本店」さんにゃあ無理を言うて、5人で楽しめる「土佐寿司皿鉢」をメインに、コース料理をお願いしたがやき。
まずは皆さんと名刺交換さいてもうてご挨拶し、ワシと長崎さんから3名の皆さんに、「土佐学協会」がらみの土佐寿司関連の資料らあを進呈さいてもうたがよ。
あらかじめ日比野先生からは、お寿司関係のご著書をたくさん送っていただいちゅうきに、これっぱあの資料じゃあ釣り合いが取れんき、まっこと申し訳ないがやき。
その代わり、ご希望の「土佐寿司皿鉢」と土佐の「おきゃく」体験についちゃあ、まかいちょいてながよ!
さて早速、お願いしちょった「土佐寿司皿鉢」がドカンと登場し、皆さんから歓声があがったがやき。
ほんで、ワシらあも含めみんなあで、キャーキャー言いもって写真を撮りまくりになったがよ。
ちなみに今回の皆さんの取材は、「土佐田舎寿司」の取材やって、そちらの取材はバッチリやったらしいけんど、「寿司皿鉢」はこれが皆さん初体験やそうで、とにかく大悦びやったがやき。
⚫️先八寸:田舎寿司皿鉢
・甘鯛の姿寿司(白瓜旨〆、梅肉、塩昆布)
・焼き鯖棒寿司(がり射込み)
・揚げ茄子ドレッシング漬け
・胡瓜の昆布〆(柚子味噌射込み、帯海苔)
・茗荷とかちりじゃこの押し寿司
・鯖・干瓢・飛子・オクラ・人参・焼き海苔の高菜巻き寿司
・鯵とリュウキュウの酢の物の押し寿司
・椎茸旨煮とかちりじゃこの手毬寿司
・焼雑魚天と貝割菜(帯海苔、生姜、奴葱)
・揚げ赤ピーマンとかちりじゃこの手毬寿司
さて、まずは生ビールで乾杯の練習をして、皆さんにお好きな「土佐寿司皿鉢」を自由に取っていただき、召し上がっていただいたがよ。
ほんで、せっかく皆さんにお越しいただいちゅうきに、ワシが持ち込みさいてもうた「司牡丹・土佐麗」(純米吟醸酒)をお注ぎして、正式な乾杯をしたがやき。
「フルーティー!」「飲みやすい!」「おいしい!」っちゅうて、好評をいただいたがよ。
ほいたら、まだお寿司もチビッとしかいただいてないに、早くもお次のお椀が登場したがやき。
⚫️椀物:鱧の葛打ち 枝豆摺り流し仕立て
今が旬の鱧と枝豆の摺り流しのお椀やって、これがまた旨いもんやき、お酒が進むこと進むこと!
お寿司とお椀をいただきもって、「土佐麗」をガンガン酌み交わして、一気に盛り上がったがよ。
会話もこぢゃんと弾みまくりになったがやき。
ちなみに、今回の取材内容らあについちゃあ、日比野先生が担当されちゅうミツカンさんのサイト「すしラボ」(https://www.mizkan.co.jp/sushilab/ )のコラムにて、近々掲載される予定らしいきに、皆さん楽しみにお待ちくださいや!
お次は、土佐の「おきゃく」の花形、「鰹のタタキ」が登場したき、ここは鰹と最強タッグパートナーの「船中八策」(超辛口・純米酒)しかないがよ!
ほんで、ワシが持ち込みさいてもうた秘蔵のスペシャルな「船中八策」、「船中八策・吉田類櫂入れ」を取り出し、皆さんにお注ぎしたがやき。
⚫️強肴:鰹の厚切り塩タタキ
この最強タッグのペアリングに皆さん大感激で、「こりゃあ旨い!」「交互にやったら止まらん!」っちゅうて、さらに大盛り上がりとなり、一層杯がガンガン進んだがよ。
さてこのあたりで、日比野先生のもうひとつのご希望、土佐の「おきゃく」文化を代表する「可杯(べくはい)」を取り出し、ワシから簡単に解説さいてもうたがやき。
ほんで、ワシが「ベロベロの神様の歌」を歌うて、みんなあで手拍子をしてもうて、土佐のお座敷遊び「可杯」をご披露さいてもうたがよ。
今回は、ホンマのお座敷遊びっちゅうんやのうて、あくまで疑似体験的なデモンストレーションやったがやけんど、それでも皆さん一気にヒートアップしていき、大盛り上がりに盛り上がったがやき。
当然のごとく、持ち込みさいてもうた2本のお酒はアッちゅう間にカラになり、「土佐料理 司」さんに定番の「船中八策」(超辛口・純米酒)を1本追加でお願いしたがよ。
そっからも、さらに飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて盛り上がり、もはやみんなあ何十年来の友みたいなもん!これぞ土佐の「なかま」文化ながぜよ!
⚫️焼物:黒毛和牛の炙り焼き
メインの和牛が出された頃にゃあ、皆さん結構立派な酔っぱらいになっちょったがやき。
それでも会話は弾みまくり、ワシが「土佐弁で『酢が効いちゅう!』っちゅうんは、食酢も柑橘酢も多用する土佐じゃあ誉め言葉ながよ!『あいつは酢が効いちゅう!』は、『あいつは機転が利く』とか『才能がある』とか『仕事ができる』っちゅうような意味ながやき!」っちゅうて語ったら、ミツカンさんの赤野さんが、「酢は大抵は悪い表現に使われるのが当たり前。それが土佐じゃあ誉め言葉に使うとは…!」っちゅうて大感激されちょったがよ。
⚫️水菓子:アイスクリン 西山金時クリーム
こうして大盛り上がりのうちに、20時半過ぎにゃあデザートをいただき、大団円のお開きとなったがやき。
日比野先生も、赤野さんも会田さんも、皆さん満面全身満開笑顔になって、「土佐料理 司」さんを出られたがよ。
ちなみにこの後は、「ハーブの女王」長崎さんくのバジルを使うた世界一旨い「ジェノベーゼのパスタ」を食べろうっちゅうて盛り上がり、二次会は「バッフォーネ」さんにご案内し、さらにさらに大盛り上がりに盛り上がったがは、当然ながやき。
日比野先生、赤野さん、会田さん、土佐流の「おきゃく」文化体験は、いかがでしつろうか?
悦んでいただけましたら幸いながぜよ!
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司牡丹酒造株式会社