この長引くコロナ禍で、杯を酌み交わす「返杯」も「献杯」も、「はし拳」「可杯(べくはい)」「菊の花」「しばてん踊り」っちゅう、最も土佐らしい伝統のお座敷文化らあも、まったくとゆうてえいばあ実施することができいで、このまんまやとホンマに土佐伝統のお座敷文化は、消え去ってしまうかもしれんっちゅう危機感をワシゃあ強う抱いちょって、そんな情報発信らあをガンガンしてきたがよ。
また、中田委員長率いる「土佐経済同友会」の「人づくり委員会」も、同様の危機感を共有し、「土佐文化の継承人材の育成支援」をテーマに、「土佐伝統お座敷文化を守る会」の設立に向けて、委員会メンバー全員にて尽力していただきゆうがやき。
そんな流れの中で、朝日新聞高知総局さんがこぢゃんと興味を抱いてくださり、実際の「土佐のお座敷文化」を取材したいっちゅうことになり、この日の料亭「濱長」さんでの「おきゃく」が決定したっちゅうわけながよ。
メンバーは、中田委員長と副委員長のワシ、高知県酒造組合技術顧問の上東さんらあと、朝日新聞高知総局の方々らあで、6名での「おきゃく」やったがやき。
まずは生ビールで乾杯の練習をして、「船中八策」(超辛口・純米酒)にてあらためて正式な乾杯をしたがよ。
早速登場した9種の酒肴盛りは、どれもこれも辛口の土佐酒がガンガン進みそうな珍味だらけで、実際交互にやりゃあ止まらんなってしもうたがやき。
さらに、カツオのタタキとお吸い物が登場し、まだ取材も始まらんうちに、「船中八策」がガンガン減っていき、ちくと危険なニオイがしてきたがよ。
取材がスタートし、まずは土佐芸妓・由喜千代さんの、「正調よさこい踊り」や「土佐をどり」らあの舞いが披露され、拍手喝采やったがやき。
このあたりで、ちくと釜飯をいただき腹ごしらえながよ。
ほんで、まずは「可杯」遊びの実演ながやき。
最初のお題はセオリー通り、「お酒好き」の意味の「おささの方へとおもむきゃれ」に決定し、コマを回したがよ。
「ベロベロの〜神様は〜
正直〜な神様よ〜
おささの方へと おもむきゃれ〜 それおもむきゃれ〜
おささの方へと おもむきゃれ〜 ええおもむきゃれ〜……」
ほいたら、いきなり一番デッカイ天狗杯が、ワシに当たってしもうたがやき。
さすがはベロベロの神様、盛り上げ方を分かってらっしゃる！
「船中八策」を天狗杯にナミナミと注いで、ワシが一気にあおり、「ごちそうさまでした！」を伝えさいてもうたがよ。
お次は、ワシがお約束のお題、「スケベ」に決めてコマを回さいてもうたがやき。
「ベロベロの〜神様は〜
正直〜な神様よ〜
スケベの方へと おもむきゃれ〜 それおもむきゃれ〜
スケベの方へと おもむきゃれ〜 ええおもむきゃれ〜……」
ほいたら何と！再びワシに天狗杯が当たってしもうて、皆さん大爆笑やったがよ。
いよいよベロベロの神様は、なかなかのイヂワルながやき！
二杯目の天狗杯をキュッとあおり、ワシゃあこの時点で早くも立派な酔っぱらいになっちょったがよ。
この後は、ドスケベで上東さんに「ひょっとこ杯」が当たったりと、宴席は一気にヒートアップしていったがやき。
しばし「可杯」遊びを堪能した後は、「はし拳」遊びの披露ながよ。
まずは「濱長」さんの女将さんと由喜千代さんの、デモンストレーションの母子対決ながやき。
皆さんに「はし拳」のルールを説明しもっての、デモンストレーションやったがよ。
その後は、ワシも「はし拳」に参加さいてもうて、こぢゃんと盛り上がったがやけんど、もはやワシゃあ誰と対戦して、勝ったがか負けたがからあも、全然覚えてないがやき。
さらにこの後にゃあ、オトロシイ土佐流ロシアンルーレット、「菊の花」遊びもやったはずながやけんど、記憶から完全に欠落しちゅうがよ。
とにかく、飲んで飲んで、ちくと食べて語り合うて盛り上がりまくりったはずながやけんど、取材の方は大丈夫やっつろうか、ちくと心配ながやき。
21時半ばあにゃあ、ラストのお座敷遊び、「しばてん踊り」の番ながよ。
由喜千代さんに習いもって、「しばてん手ぬぐい」を被った面々が、「しばてん踊り」を「ちゃっちゃ〜〜っ！」っちゅうて踊りまくり、最後の最後まで大盛り上がりに盛り上がったこたぁ、おそらく間違いないがやき。
ワシゃあ記憶が定かやないき、分からんがやけんど、果たして取材の方は大丈夫やったがやろうか？
ちくと心配ながよ。
ともあれ、ご参加いただきました皆さん、�霙垢気鵑粒Г気鵝△修靴道臆辰靴發辰銅荳爐發靴討い燭世�ました朝日新聞高知総局の皆さん、まっことまっことありがとうございましたぜよ！
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