高知県酒造組合の理事メンバーと、JA高知県の皆さんと、高知県環境農業推進課の皆さんと、高知県地産地消外商課の皆さんらあに集まっていただき、会議がスタートしたがよ。
JA高知県さんの「酒米搗精所」の精米機が、ちくと古うなってきちょって、それを新規更新せんと廃止にすると決まったっちゅう件について、今一度協議をさいてもうたっちゅうわけながやき。
JA高知県さんからは、とりあえず廃止後は、これまでとおんなじ価格で、JA兵庫県さんにて搗精していただくようにお願いしちゅうきに問題ないろうっちゅうことやったがやけんど、事はそんな簡単な問題やあないがよ。
高知県酒造組合としたち、高知県としたち、今後は高知県産米のさらなる増産を考えちゅうがやけんど、精米するがが兵庫県となりゃあ、今はおんなじ価格でやってくれるっちゅうたち、まず間違いのう将来的にゃあ値上がりするきに、ほいたら他県の米を買うた方が良うなって、高知県産米の使用割合は今後は下がっていくこたぁ目に見えちゅうがやき。
せっかく、これから益々高知県産酒米が盛り上がっていくっちゅう矢先に、足を引っ張られるようなもんながよ。
ワシからは、そんな話らあをさいてもうて、みんなあで意見らあを出し合うて、その後は侃々諤々協議さいてもうたがやき。
結論としちゃあ、現在の搗精所の精米機は、基盤らあを更新すりゃあ、あと5〜10年ばあはまだもつがやないかっちゅうことで、そんな方向に行けるように検討していくっちゅうことになって、ホッとしたがよ。
また、これが決まったとしたち、しょせんは延命策やきに、また5〜10年後にゃあこの問題が再浮上することになるがやき、そん時を見据えて、さらなる高知県産米の拡大・振興と、早期での補助金らあについての検討らあが必要やっちゅうことながやき。
JA高知県の皆さん、高知県環境農業推進課の皆さん、高知県地産地消外商課の皆さん、こちらの方向にて、今後とも何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ！
こうして、「酒米搗精所」の件についての会議は、11時過ぎばあにゃあ無事お開きとなったがやき。
その後は、13時半から「ザ クラウンパレス新阪急高知」にて、第3回「連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会」が開催されたがよ。
来年の春からスタートするNHK連続テレビ小説(通称「朝ドラ」)は、高知県佐川町出身の「日本植物学の父」、牧野富太郎博士がモデルの主人公に決まったき、それを生かした博覧会を推進していくための協議会っちゅうことで、高知県、各市町村、金融関係、各経済団体、交通関係、観光関係、マスコミ関係などなど、100人を超えるメンバーが集まったがよ。
広い会場に、グルリと二重に座席が取り巻き、どこに誰が座っちゅうか分からんばあやったがやき。
まずは開会し、推進協議会会長の濱田高知県知事さんが、開会のご挨拶をされたがよ。
続いては「委員の交代について」で、司会の方から推進協議会委員名簿の新旧対照表の説明があったがやき。
お次は会長の濱田知事さんが議長となり、まずは報告事項からながよ。
「報告事項� 廚蓮◆峺�外ゆかりの地との連携事業について」ながやき。
牧野博士が晩年住まわれた自宅が「牧野記念庭園」になっちゅうがやけんど、そんな練馬区との相互観光PRや周遊企画らあが計画されちゅうっちゅうがよ。
さらに、牧野博士が監修されたっちゅう「六甲高山植物園」との相互観光PRや周遊企画らあも計画されちゅうっちゅうがやき。
続いての「報告事項�◆廚蓮◆崋�入環境の整備状況について」ながよ。
「将来にわたって活用できる観光基盤づくり」として、「博覧会受入環境等整備支援事業費補助金による支援」や、「土佐の草花活用支援事業」らあの説目があったがやき。
また、「地域の草花ガイドの養成」についてや、「周遊促進、観光客の満足度向上」らあについて、説明があったがよ。
お次の「報告事項��」は、「ロゴマークの活用について」ながやき。
「牧野博士の新休日」のロゴマークの上に、「らんまんの舞台・高知」の記載があるデザインについちゃあ、非営利のイベントや事業らあの範囲のみ、つまり県市町村や観光協会らあの公的団体らあのみが使用可能っちゅうことで、営利のイベントらあにゃあ、「らんまんの舞台・高知」の記載が無いデザインを使うっちゅう説明があったがよ。
続いての「報告事項�ぁ廚蓮◆嵶疣�4年度おもてなしキャンペーンの取り組みについて」ながやき。
実施期間は、令和4年9月1日から10月30日までで、「お」おおきな声でおもてなし、「も」もっときれいなまちでおもてなし、「て」てをふっておもてなし、「な」なんでも教えちゃるおもてなし、「し」しゃしんを撮っちゃるおもてなし、ちゅう標語やっちゅう報告があったがよ。
お次は、議題に入ったがやき。
第1号議案は、「令和4年度第二次事業計画(案)等及び収支予算(案)について」で、事務局より詳しい説明があり、拍手でもって承認されたがよ。
第2号議案は、「県民の機運を高めていく取り組みについて(案)」で、事務局から説明があったがやき。
「運営委員会」で出された主な意見や、「博覧会推進協議会及び観光振興部での取り組み状況」や、「県庁内ワーキンググループでの取り組み状況」らあについて、報告があったがよ。
さらに、議長の濱田知事さんから、何名かの方々に指名があり、いろんな意見らあが出されたがやき。
5〜6名の方々の指名発言の後は、その他に意見らあがある方はっちゅうことやったき、ワシも手を挙げさいてもうて、高知県酒造組合理事長として発言さいてもうたがよ。
皆さん、植物がらみで様々な計画をされゆうがは、そりゃあ当然やろうけんど、是非とも忘れんとってほしいがは、牧野博士は土佐酒の、酒蔵の跡取り息子やっちゅうことながやき。
さらに、今回の朝ドラ「らんまん」の前半、5月上旬ばあまでは、酒蔵と酒造りシーンだらけのようながよ！
しかも、牧野博士が植物学に邁進できたがは酒蔵のお陰で、酒蔵のお金をつぎ込んで植物学を大成し、結局酒蔵を潰してしもうちゅうがやき。
今年、高知県酒造組合は、全国新酒鑑評会にて、入賞率＆金賞受賞率ともに日本一っちゅう快挙を成し遂げちょって、そりゃあつまり、県全体の日本酒のレベルの高さが日本一やっちゅうことの証明やともいえるがよ。
このタイミングで、朝ドラが牧野博士に決まったっちゅうがは、まさに天の牧野博士が土佐酒に恩返しをしょうとされゆうがやないかとも思えるがやき。
より朝ドラの波及効果を大きゅうすることにもつながるきに、是非皆さん、このチャンスに「本年金賞率＆入賞率日本一の土佐酒が、実は牧野博士を育てた！」っちゅうて、ガンガン土佐酒のPRをお願い申し上げますぜよ！
ちなみに来年の全国新酒鑑評会の入賞・金賞の発表は、だいたい5月25日頃やきに、それまでは入賞率＆金賞率日本一を言い続けれるっちゅうことながよ。
だいたい、こんなお話をさいてもうたがやき。
その後も、何名かの方々から意見や提案らあがあったがよ。
こうして、第3回「連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会」は、15時前ばあに閉会となったがやき。
皆さん、まっことお疲れ様でした。
ちなみに受付にゃあ、販促用の牧野博士の缶バッジや花の種らあが置いちゃあったき、いくつかいただいて帰らいてもうたがぜよ。
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司牡丹酒造株式会社
