「ワシらあが感じる不満の全てはワシらあが持っちゅうもんに対して感謝の念を抱くことがないことから生じちゅうがぜよ。」(ダニエル・デフォー)
「ロビンソン・クルーソー」で有名な、イギリスの著作家でありジャーナリスト、ダニエル・デフォー(1660〜1731)さんの言の葉ながやき。
人間、たとえどればあできた人やとしたち、誰やち不満のひとつやふたつは、絶対に持っちゅうもんながよ。
不満がまったくない人らあて、この世にゃあおらんといえるばあ、人は誰やち不満を抱えもって生きていきゆうもんじゃと、ワシゃあ何とのうそんなふうに思うちょったがやき。
ところが、かの「ロビンソン・クルーソー」の著者、ダニエル・デフォーさんは、そんな不満の全ては、感謝の念を抱くことがないことから生じちゅうと断言するがよ。
ほんまかいなと思うて、試しにひとつのちんまい不満を思い出し、その不満の周囲にある事柄らあに対して、「ありがたいことや」っちゅう感謝の念を呼び起こしてみたがやき。
ほいたら何と!その不満と思うちょったことに対する不満の気持ちが、いつの間にか薄れ、消えてしもうちょったがよ!
けんど、生きていく中じゃあ、また新たな不満がいくつもいくつも現れてくるこたぁ否めんがやき。
人生の中で、不満が全くないなることらあてないかもしれんけんど、それでもこの言の葉を常に座右に置いちょったら、ちびっとずつやち不満を消していくこたぁ、誰にやちできるっちゅうことながぜよ!