10月19日(水)は、「四国キヨスク商社会役員交流会」に、ワシゃあ講師として招かれ、17時前に会場の料亭「得月楼」さんにうかごうたがやき。
四国四県のキヨスク会(高知は高知弘栄会)の役員の皆さんや、四国キヨスク(株)の社長さんらあが、30人ばあ集まれちょったがよ。
まずは、高知弘栄会の副会長である(株)山崎猛商店の山崎徹社長さんから、ワシの紹介があり、いただいた「牧野博士と司牡丹」っちゅうテーマで、講演さいてもうたがやき。
講演時間は50分あるきに、牧野博士ネタだっけじゃあもたんきに、まずは「司牡丹の歴史と由来」、「社宝『芳醇無比乃巻』」、「司牡丹の特徴・造りの哲学」らあについて、語らいてもうたがよ。
その後で、まずは「坂本龍馬と司牡丹」についてを語らいてもうて、続いて「牧野富太郎と司牡丹」についてを、じっくり語らいてもうたがやき。
「日本植物学の父」牧野富太郎博士の生家は、屋号を「岸屋」(銘柄「菊の露」)と称し、代々佐川の地で酒造りを営んできた老舗酒蔵やったがよ。
酒蔵の跡取り息子やった牧野博士は、酒蔵を継ぐことのう植物研究に生涯を捧げ、結果としてその研究に大金を注ぎ込み、裕福やった酒蔵を人手に譲らにゃあいかんなってしまうがやき。
最終的にこの蔵は、ワシの曾祖父・竹村源十郎(司牡丹中興の祖・先々々代社長)が買い取り、現在は司牡丹酒造の一部になっちゅうがよ。
ただし、昭和の中頃の台風で大半が倒壊し、最後の一棟も平成の中頃の台風で倒壊し、現在牧野博士の当時の建物は残ってないがやき。
ほんで平成24年、「牧野富太郎博士生誕150年」を記念して、司牡丹から「ハナトコイシテ」(特別純米酒・360ml)が発売されるがよ。
こりゃあ牧野博士が詠んだ歌、「草をしとねに 木の根を枕 花と恋して九十年」からの命名で、カタカナの「ハ・ナ・ト・コ・イ・シ・テ」のロゴは、1文字1文字を牧野博士の手紙の中から拾い出したもんながやき。
また、全体のデザインは、牧野博士のこよなく愛した「バイカオウレン」っちゅう、可憐なちんまい白い花をイメージしちゅうがよ。
ほんじゃきこのお酒も、辛口の純米酒に華やかな純米吟醸酒を1割ブレンドすることにより、バイカオウレンを彷彿とさせるような可憐な香りと清々しい味わいを実現さいちゅうがやき。
ほんで平成30年からは、佐川町長さんや高知県内有志にて、「『朝ドラに牧野富太郎を』の会」が立ち上がり、全国から約4万筆の署名を集め、NHKにドラマ化を要望してきたがよ。
ほいたら令和4年2月、来春(令和5年4月スタート)のNHK「朝ドラ」が、牧野富太郎博士をモデルにした「らんまん」に決定したっちゅう、待望の報が流れたがやき!
ぼっちり偶然の同月、牧野博士の妻の名を冠したスエコザサらあのボタニカル原料を使うて「牧野蔵」の蒸留器で蒸留した、高知県初のクラフトジン「マキノジン」が発売されたがやけんど、注文が殺到しアッちゅう間に完売してしもうたがよ(令和5年春までにゃあ再発売予定)。
その後、令和4年7月にゃあ、新たに「春らんまん」のイメージで、「司牡丹・花と恋して」(純米酒・720ml)が新発売されちゅうがやき。
さて、いま朝ドラの撮影がスタートしちょって、酒造りシーンや酒蔵の行事らあについて、ワシがいろいろ情報提供らあをさいてもらいゆうがやけんど、実は朝ドラの前半は、酒造りや酒蔵シーンだらけながよ!
ほんじゃき、これから全国から四国に来られる観光客に、土佐酒をガンガンPRして、ガンガン販売しまくっていただきたいがやき!
ある意味、この一連の流れは、牧野博士が、自身を育んだ土佐の酒蔵に恩返しをしょうと、天から応援してくださりゆうがやともいえるがぜよ!
だいたい、こんなような講演をさいてもうて、17時50分ちょい過ぎばあにゃあ、拍手喝采にてワシの講演会は終了したがよ。
その後は、ちくと休憩をはさんで、18時過ぎばあから同会場にて、懇親会がスタートしたがやき。
ホンマやったら、乾杯にゃあ当然司牡丹の「ハナトコイシテ」(特別純米酒)が用意される予定やったがやけんど、先にビールがガンガン出てきてしもうたき、とりあえずビールで乾杯の練習をして、「ハナトコイシテ」の登場を待ったがよ。
しばらくして、「ハナトコイシテ」(特別純米酒)と「花と恋して」(純米酒)が登場し、みんなあで注ぎ合うて、やっと乾杯のご挨拶があり、威勢ようみんなあで乾杯して、無事宴席となったがやき。
さあ、そっから後は、飲んで食べて語り合うての宴会がスタートながよ。
ワシもガンガン飲みもって、いろんな方々にご挨拶したり酌み交わしたりさいてもうて、大忙しやったがやき。
途中で、「得月楼」さんの番頭さんから、「得月楼」の歴史や魚梁瀬杉の一枚板の天井らあについて、簡単な解説があったがよ。
そっから後も、美味しいお料理が次々登場し、皆さん飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて、さらに会場は大盛り上がりとなっていったがやき。
ワシもアチコチ移動さいてもうて、いろんな方々と酌み交わさいてもうて、盛り上がらいてもうたがよ。
こうして、20時過ぎばあにゃあ中締めとなり、三本締めにて大団円のお開きとなったがやき。
四国キヨスク商社会役員の皆様、交流会の講演&懇親会にお招きいただき、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社