「長い階段をのぼる時、その階段の全てが見えてのうたちえいがやき。大事ながは目の前にある一段をのぼることぜよ。」(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)
市民やメディアからキング牧師と呼ばれ、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者として活躍した、アメリカ合衆国の牧師、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(1929〜1968)さんの言の葉ながよ。
人間誰やち、延々と続いて頂上が霞むばあ長い階段を見てしもうたら、気持ちが萎えてしもうて、たった一段やち、のぼりとうないなってしまうもんながやき。
たとえば、コロナ禍やちそうながよ。
もし、コロナ禍が始まった時に、これが3年もの間続くっちゅうことを知っちょったとしたら、果たして現在まで、耐え忍ぶことができつろうか?
どればあ長い階段やち、どればあ長期にわたる感染症蔓延やち、結局は1日1日を、1歩1歩を、地味に地道に歩んでいくことしか、人間はできんがやき。
ほいたら、目の前の逆境がいつまで続くからあて気にして、その場に留まって逡巡しゆう場合やないがよ。
一番大事なことは、そんな先のことらあ一切考えいじゃちえいき、とにかく目の前にある一段を、まずはのぼりはじめるっちゅう行動を起こすことながぜよ。