11月15日(火)は18時半から、東京海上日動火災保険株式会社高知支店の会議室にて、「土佐経済同友会・人づくり委員会」が開催されたがやき。
ちなみに「人づくり委員会」は、中田委員長さんを中心に、全く新しい基本方針を掲げて活動しゆうがよ。
その基本方針は、以下の通りながやき。
「人づくり委員会では、委員会の活性化に繋がるよう『見える化』を図りながら、運営方針にもある『土佐文化の継承人材の育成支援』をテーマとして取り上げる。なかでも高知県ならではのウリになり、かつ今後の継承が危ぶまれている『土佐の伝統文化』について、その種類や歴史等を調査・研究し、現状把握。それぞれの『土佐の伝統文化』が抱えている、『継承人材の育成』についての問題点を炙り出す。その上で、県・市町村にも参画していただき、『土佐の伝統文化』の人づくりを支援する団体の設立を提言できるように努める。このような『土佐の伝統文化』が持続可能となれば、より魅力的な高知県となり、必ずや経済発展にも繋がるものと考える。」
ほんで、これまでの委員会の流れとしちゃあ、以下のとおりながよ。
委員会メンバーの「濱長」女将の濱口さんから、これまで土佐の「おきゃく文化」を支えてきた「土佐芸妓」は、現在「濱長」に1人(女将の娘さん)おるだっけで、いまやその継承は風前の灯火やっちゅうお話があったがやき。
高知県にとっちゃあ、最大のウリの1つやといえるもんは間違いのう、土佐の「おきゃく文化」ながやき、それを支える大きな柱であるはずの「土佐芸妓」に、支援も補助も何ちゃあないっちゅうんは、確かにちくとおかしいがやないかっちゅうて、皆さん感じはじめたがよ。
ほんで、ワシから、近年他県の芸妓組合らあで、消え去りかけちょったもんが復活したっちゅう事例についての資料を皆さんに配らいてもうて、ちくと説明さいてもうたがやき。
どこの事例も、だいたい地元の経済人らあが応援して、減り続けよった地元の芸妓文化を復活さいたっちゅうパターンやったがよ。
ちゅうことで、委員会メンバーみんなあで、全国の事例を調べてこうっちゅうことになって、それらあの報告やまとめらあがあったがやき。
そんな中で、やっぱし「土佐芸妓」を中心とした「土佐伝統お座敷文化」を守る団体を創らにゃあお話にならんっちゅうことで、「得月楼」さんと「濱長」さんに集まってもうて、団体設立に向けた準備の懇親会を、これまでに10回ばあ開催してきたがよ。
今までの経緯は、だいたいこんな感じながやき。
ほんで今回の委員会は、前回の委員会にて弥勒前代表幹事さんから、「はし拳」「可杯」「菊の花」「しばてん踊り」らあについて、その歴史や由来や遊び方らあを、この委員会メンバーでも知っちゅう人は少ないがやないかっちゅうお話があり、ワシがそれらあの資料を用意さいてもうて、皆さんに配らいてもうたがよ。
その資料たぁ、「人生豊かに!土佐のお座敷遊び」っちゅう、かつて10数年ばあ前にテレビ高知さんにて月1回全12回で放送された、司牡丹のスポンサーテレビ番組(約3分ばあの番組)の解説資料やったがやき。
ほんで、その番組のVTRも皆さんにご覧いただいたがよ。
はし拳、可杯、菊の花、しばてん踊り、虎拳、軍師拳、集合拳、ちょっきり拳、三十拳、相場拳、金毘羅船々、三府拳らあの12種類のお座敷遊びのビデオを、皆さんにご覧いただいたがやき。
ほとんどの皆さんが、可杯と菊の花としばてん踊りばあしか知らんっちゅうことやって、「こんなにいろんなお座敷遊びがあるがや!」っちゅうて、皆さん感動されちょったがよ。
また、土佐史談会メンバーでもある吉澤文治郎さんが以前見せてくださった、昭和初期の土佐芸妓らあが映っちゅう動画らあも、あらためて観たいっちゅう話が前回の委員会で出たき、こちらの動画も借りてきて、みんなあであらためて観さいてもうたがやき。
ちなみにこちらの動画は、昭和12年の南国土佐大博覧会のときのもんながよ。
当時の「得月楼」の芸妓さんが、何十人もゾロゾロと練り歩く映像は、あらためて見てもビックリながやき。
その後は、皆さんから感想や意見や質問らあがあったがやけんど、メンバーの牛田さんが、「菊の花の歌は、かつての人気テレビ番組『オレたちひょうきん族』の『アミダババアの歌』のパクリや!」っちゅうて語られたがよ。
確かに、「きっくのはな〜 きっくのはな〜」っちゅう曲は、「あっみだくじ〜 あっみだくじ〜」っちゅう曲とおんなじやっちゅうて、みんなあで盛り上がったがやき。
続いて、ちくと検索してみりゃあ、何と明石家さんまさんが歌いよった「あみだくじの歌」の原曲・ルーツは土佐のお座敷遊び唄「菊の花」っちゅうて、真逆のことを書いちゅう文章をネット上で発見してしもうたがよ!!
こりゃあ面白いことになってきたがやき。
どなたか、真実をご存じの方がいらっしゃいましたら、是非ともご一報くださいや!
こうして20時前ばあにゃあ、今月の「人づくり委員会」はお開きとなったがよ。
ほんでその後は、有志メンバーにて、いっつものご近所の「居酒屋たけふく」さんにて懇親会を開催したがやき。
まずは生ビールらあで乾杯し、「つきだし」や「焼き鳥」や「唐揚げ」らあをいただきもって、盛り上がったがよ。
さらに美味しいお料理が次々に登場し、飲んで食べて飲んで食べて語り合うて、一気に盛り上がったがやき。
途中からは、当然「土佐司牡丹・生貯蔵酒」に変えて、そっから後はみんなあこのお酒をガンガンに飲みまくりになったがよ。
「野菜炒め」や「ウインピー」らあをつまみもって、このお酒をガンガン追加して酌み交わしまくり、さらに会話も盛り上がりまくりになったがやき。
ほんで、中田委員長さんがお店に頼んで人数分の杯を用意して、「菊の花」遊びをしょうっちゅう提案があったがよ。
この杯がなかなか大きいタイプやったき、ちくと危機感は持ったけんど、まあ大丈夫やろうっちゅうことで、「きっくのはな〜 きっくのはな〜」っちゅうて「菊の花」遊びがスタートしたがやき。
ほいたら何と、14人目ばあにワシに当たってしもうて、皆さん大爆笑やったがよ!
ベロベロの神様は、やっぱしおる!そん時に一番ウケる人に当てるっちゅうことながやき!
実はワシゃあ連チャンで、かなりツライっちゅうことで、何人かのメンバーがちくと手伝うてくれたがよ。
皆さん、ありがとうございます!
やっぱし、菊の花はちくと危険やっちゅうことで、ワシから「集合拳」をやってみろうっちゅう提案をさいてもうたがやき。
まず親が、「グーをもって集合!」っちゅうて、みんなあが「グー」を出した手を挙げて集まり、親の合図でみんなあが「じゃんけん」をするがよ。
最初のうちは親が、「じゃんけん、チョキ抜け!」とか、「じゃんけん、グー抜け!」とかっちゅうて、その手を出した人が抜けていくがやき。
ほんで、人数が少のうなってきたら、親が「じゃんけん、パー飲み!」とか、「じゃんけん、勝ち飲み!」とかっちゅうて、親の指示どおりに出した人がお酒を飲むっちゅう、全員参加型のお座敷遊びながよ。
ちなみに、親が言うた手がなかったら、親の負けで、親が飲まにゃあいかんがやき。
ほんで、まずはワシが親になってやってみたら、いきなり親の負けでワシが飲むことになり、みんなあまたまた大爆笑やったがよ。
こりゃあ面白いっちゅうことになり、みんなあで何度もチャレンジし、その都度意外な面白いこと(チョキのことをピーっちゅう人がおって、久々に聞いたっちゅうて爆笑やった等)が起こりまくり、ガンガンに白熱しまくって盛り上がりまくったがやき。
皆さん、あらためて土佐のお座敷遊びの面白さや奥深さを、体験として気づいていただいたようやったがよ。
こうして、みんなあが立派な酔っぱらいになって、23時前ばあにゃあ懇親会はお開きとなったがやき。
「土佐経済同友会・人づくり委員会」の皆さん、まっことお疲れ様でした、今後とも何とぞ宜しゅうお願いいたしますぜよ。
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司牡丹酒造株式会社