12月15日(木)は、19時からブラッセリー「一柳」さんにて、10月23日(日)に開催された「2022 土佐の酢みかん&土佐寿司まつり」の打ち上げ忘年会が開催されたがやき。
ちなみに「2022 土佐の酢みかん&土佐寿司まつり」は、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」が主催する最大の人気イベントながやけんど、こちらについての詳しゅうは、ワシの11月4日のブログ(https://tsukasabotan.livedoor.blog/archives/51999168.html )をご参照くださいや。
さて、この日はワシゃあ仕事がビッチリやって、「一柳」さんに着いたがはちくと19時を過ぎてしもうちょったがよ。
ワシを含め、土佐学協会の会員の皆さんや、このイベントにご協力いただいた皆さんらあ、9名が集まったがやき。
まずは、理事長のワシから皆さんへのご協力の御礼として、乾杯用に本年度「全国新酒鑑評会」最高位金賞受賞酒「司牡丹・黒金屋」(大吟醸原酒)を持ち込みさいてもうちょって、こちらを皆さんに注がいてもうて、乾杯したがよ。
アチコチから「おいし〜い!」「フルーティー!!」っちゅう感嘆の声があがったがやき。
そこに早速、一品目のお料理が登場したがよ。
なお、今回のコースは、長崎さんが一柳シェフに、全品に土佐の酢みかん(香酸柑橘類)をいろいろ使うてほしいっちゅうムチャぶりをお願いした、スペシャルコースながやき。
⚫️ズワイガニと根セロリのサラダ フェンネル茎 トマトジュレ 刻み直七
この一品目の料理から、いきなりもう心を鷲掴みにされたばあ、感動的な美味しさやったがよ。
ズワイガニのタマランうま味、トマトジュレの柔らかなうま味、根セロリやフェンネルの独特な風味、刻み直七の優しい酸味らあが口中で融合して膨らみまくり、旨いの何の!
皆さんも、ワシ同様にいきなり心を鷲掴みにされたようで、アチコチから「おいし〜い!」「うまっ!」っちゅう感嘆の声があがったがやき。
また、「黒金屋」との相性も見事やって、お酒と料理がお互いに格を高め合うように引き立て合うて、まっこと絶妙の美味しさやったがよ。
⚫️タラ白子ベニエ 春菊 ゴルゴンゾーラ 柚子
さらにお次の料理は、悲鳴に近い感激の声があがるばあ、まさに絶品中の絶品やったがやき。
タラの白子を揚げることで、そのうま味がさらにギュッと閉じ込められて凝縮したような美味しさが、口中で一気に破裂したかのような美味しさ!
さらにそこに、春菊の独特の風味、ゴルゴンゾーラの個性的なうま味と塩味、柚子の香り高い酸味らあが、その破裂と同時に口中いっぱいに膨らみまくるがよ。
さらにさらに、「黒金屋」をキュッとやりゃあ、もはや天にも昇るような美味しさたぁ、このことながやき!
ここで、皆さん「黒金屋」を一気に飲み干してしもうたき、続いてはお店のスパークリングワインをお願いし、お次の料理とともにいただいたがよ。
⚫️ポルチーニ茸のフラン 摺り卸し直七
お次の料理は、うって変わって、ホッと心和むような優しい味わいの、洋風茶碗蒸しとでもいえるような安心感のある美味しさやったがやき。
ポルチーニ茸のうま味を、卵と牛乳が優しゅうに包み込んだような、全身にじんわり沁み込んでいくような美味しさやって、摺り卸し直七の柔らかな酸味が絶妙なアクセントになっちゅうがよ。
スパークリングワインも美味しかったけんど、ワシゃあこの料理も、「黒金屋」の方が相性がよかったがやないかと感じたばあながやき。
⚫️ホウボウのカダイフ カブのソース ブシュカン
続いては、「天使の髪」と呼ばれるばあ細い生地(カダイフ)で巻いて揚げたホウボウに、カブのソースとブシュカンが使われちゅう料理ながよ。
これがまた、独特の儚いばあパリッとした食感の中から、ホウボウのうま味が突然立ち現れ、そこにカブの風味とブシュカンの甘酸っぱさが絶妙にからんできて、旨いこと旨いこと!
実は、ブシュカンの旬は8〜9月頃で、この頃の緑色のブシュカンは強烈な酸味がウリながやけんど、今頃のブシュカンは、既に黄色を通り越してオレンジ色になっちょって、酢が抜けて甘味が増してきちゅうきに、もはや使い道がないがやないろうかと思いよったがやけんど、どういてどういて、オレンジ色になったちブシュカンらしさは残っちょって、独特の甘酸っぱさがなかなかの魅力に感じたがやき。
ここで、ふと気づいたがよ。
これまでは、酢みかんのイベントっちゅうたら、10月頃の秋の時期しかないと思い込んじょったけんど、今頃やち「黄色直七」や「オレンジ色ブシュカン」の個性を活用すりゃあ、「黄柚子」らあとともに面白い料理演出も可能やないがやろうかっちゅうことながやき。
さてお次のお酒は、シャブリの登場ながよ。
ミネラルたっぷりの辛口の酸味が、口中を爽やかにしてくれるがやき。
ほんで、いよいよメインディッシュの登場ながよ。
⚫️四万十ポークのロティ スダチ添え
うま味たっぷりの四万十ポークのロティに直接、オレンジ色になったスダチを搾りかけていただくがやき。
やっぱし、オレンジ色になったち、スダチにゃあスダチの風味があるっちゅうことが、ここでもハッキリしたがよ。
しかも、通常の緑色のスダチにゃあない独特の甘酸っぱさが、四万十ポークのロティのうま味に、絶妙なアクセントを加えて、まっこと旨いの何の!
しかも、このオレンジ色のスダチの甘酸っぱい風味が、シャブリと見事に引き立て合うて、見事なマッチングになって、幸せいっぱいの美味しさとなったがやき。
お店いっぱいに、満面全身満開笑顔の花が咲きみだれたがぜよ!
とにかく、あまりの美味しさに、会話も弾みまくりで、大盛り上がりになったがよ。
⚫️柚子のパルフェ
盛り上がりまくりの中で、柚子のデザートが登場したき、ここでもう一本持ち込みさいてもうた、「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)に登場してもうたがやき。
ジンを使うた柚子のパルフェに、日本酒ベースの「山柚子搾り」を合わせていただきゃあ、ジンと日本酒のダブルのアルコールの美味しさに、柚子×柚子がダブルで香り、さらにダブル柚子の酸味も絶妙で、これまた絶品のペアリングやったがよ。
こっから後も、さらに会話が弾みまくり、盛り上がりまくったがは、そりゃあ当然っちゃあ当然ながやき。
こうして21時半ばあにゃあ、中締めとなったがよ。
お店の前で、一柳シェフとマダム典ちゃんも一緒に記念撮影もさいてもうて、「土佐の酢みかん&土佐寿司まつり2022」の打ち上げ忘年会は、大団円のお開きとなったがやき。
いろいろイベントにご協力いただきました皆さん、土佐学協会会員の皆さん、そして一柳シェフとマダム典ちゃん、まっこと素晴らしいひと時をありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社