2022年12月28日

神泉「酒とさか菜」で受章祝いの司牡丹の会ぜよ!

12月22(木)は、東京は神泉の「酒とさか菜」(http://www.saketosakana.net/)さんにて、ワシの藍綬褒章受章を祝う「司牡丹の会」が開催されたがやき。
写真1  酒とさか菜

こちらのお店は、毎年8月8日を「船中八策の日」として、その近辺にて「船中八策の日を祝う会in酒とさか菜」を開催してくださり、毎年ワシが参加さいてもらいゆうがやけんど、2019年の開催以降はコロナ禍で中止となっちゅうきに、実に3年ぶりのイベントで、ワシの藍綬褒章受章をサカナに飲もうっちゅうことながよ。


さて、ワシゃあ17時過ぎばあにお店にうかごうて、正子ママさんとちくと打ち合わせをしたがやけんど、今回は17席満席やったけんど1名ドタキャンが出たらしいき、ワシも皆さんに混じって参加さいてもらうことになったがやき。


引き続き、YouTubeで流すインタビュー映像の撮影ながよ。


正子ママさんがパーソナリティを務められ、ワシがゲストとしてインタビューされるっちゅう映像の収録をしたがやき。


ほいたらここで、まさに「幻の酒」が登場したがよ。


「竹村維早夫会長就任&竹村昭彦社長就任記念」の非売品の「大吟醸原酒」で、製造年月を見りゃあ、「平成11年4月」っちゅうこたぁ1999年やき、何と23年モノ!!
写真2  幻の大吟醸!写真3  何と23年モノ!


しかも、この頃はまだ前広島杜氏の加島杜氏の大吟醸やっちゅうことながやき!


グラスに注いでみりゃあ、そんなに色もついてのうて、香りもしっかりフルーティで、味わいもまだフレッシュ感が残っちょって、古酒っちゅうよりか立派な大吟醸酒やったがよ。


ただし、口中にまったりと膨らむうま味と、後口にほのかに感じる干した果物のような風味が、低温長期熟成酒らしさを醸し出しちゅうがやき。


その味わいにゃあ、桃源郷にいざなわれるような余韻があり、まさに「幻中の幻の酒」の美味しさやったがよ。


マスター、貴重な一本を味わわせていただき、まっことありがとうございますぜよ!


さて、18時半ばあからは、ぼちぼちお客様のお出迎えながやき。


ゾロゾロとお客様がいらっしゃり、19時ちょい過ぎにゃあ開会ながよ。


正子ママさんの司会でスタートし、まずはワシの藍綬褒章受章のご報告があり、皆さんから拍手喝采をいただいたがやき。


皆さん、ありがとうございます!


ほんで、ワシからご挨拶をさいてもうたがよ。


続いて、皆さんに乾杯酒を注がいてもうたがやき。


乾杯のお酒「槽掛け雫酒」は、本年度「全国新酒鑑評会」において、こぢゃんと不利やといわれる「純米」で、さらにまっこと不利な「辛口」で、最高位金賞を受賞するっちゅう快挙を成し遂げた純米大吟醸酒が、半分ブレンドされちゅうがよ!
写真4  司牡丹のお酒ズラリ












★「司牡丹・槽掛け雫酒」(金賞酒入り純米大吟醸原酒)
写真5  雫酒とお楽しみプレート
ほんで、ワシの発声にてこのお酒で乾杯し、宴席がスタートしたがやき。


皆さん、このお酒の高貴な芳香と品格ある味わいに、「おいし〜い!」っちゅう感激の声が、アチコチからあがったがよ。


ほんで、「お楽しみプレート」と合わせていただきゃあ、あまりの美味しさに、グラスも箸も止まらんなるっちゅうもんながやき。


⚫️お楽しみプレート


特に、「豆腐の味噌漬け+コリンキー」との相性は、まさに酒と肴の互いの美味しさを引き立て合うて、絶品中の絶品やったがよ。


ちなみにこちらのコリンキーは、高知市春野「ファームベジコ」の長崎さんが送ってくださった野菜のうちの一品ながやき。


★「船中八策」(超辛口・純米酒)

⚫️「ワラ焼き鰹のヅケたたき」

写真6  船中八策と鰹のタタキ



お次は、待ってましたの「鰹のタタキ」と大定番の「船中八策」の最強の組み合わせながよ!


まずは、「船中」のキリッとしたバランスのえい味わいとキレに、皆さんに「やっぱしこの酒!」っちゅう笑顔が広がっていったがやき。


ちなみにタタキはマスターが軽うにヅケにしちょって、さらにファームベジコの長崎さんくの直七が添えられちょったがよ。


直七をタタキに搾りかけていただきゃあ、香酸柑橘の香りと酸味、ワラ焼きの燻した風味、鰹のうま味とヅケの塩味とうま味、薬味野菜の鮮度感らあが絶妙に融合し、皆さん「こりゃうまい!」と大絶賛やったがやき。


さらにこの料理に合わせて、「船中」を酌み交わしゃあ、超辛口が出汁のように素材の美味しさを下から支えて押し上げるもんやき、まさに美味しさ倍増で、皆さん食べて飲んで食べて飲んで、箸も杯も止まらんなって、大盛り上がりになったがよ。


★「船中八策・しぼりたて」(超辛口・純米生原酒)

⚫️「芝海老唐揚げ」

写真7  船中しぼりたてと芝海老唐揚げ


続いては、今年の新酒「船中しぼりたて」と「芝海老唐揚げ」の組み合わせながやき。


これまた、「船中しぼりたて」のフレッシュ感とリッチなうま味が、芝海老の風味を見事に引き立てて、旨いこと旨いこと!






★「司牡丹・花と恋して」(純米酒)

⚫️「真タラの白子」

写真8  花と恋してと白子

お次は、来春の「朝ドラ」、牧野富太郎博士関連の「花と恋して」と「白子」っちゅう、タマラン組み合わせながよ。


白子の濃厚なうま味を見事に引き立てる「花と恋して」の春爛漫のような華やかでやわらかな膨らみに、これまたアチコチから感動の声があがったがやき。





このあたりで、皆さんの盛り上がりっぷりは最高潮に達し、一気にヒートアップしていったがよ。
写真9  宴席風景カウンター写真10  宴席風景テーブル











★「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)

⚫️「煮込みハンバーグ」

写真11  二割八割と煮込みハンバーグ

続いては、司牡丹の浅野杜氏の考え方をそのまんま酒名にした、「二割の麹が八割の味を決める」と「煮込みハンバーグ」っちゅう、ちくと異質な組み合わせながやき。


この酒の輪郭のハッキリした心地えい膨らみが、「煮込みハンバーグ」のデミグラスな風味と絶妙にマッチして、これまた見事な美味しさやったがよ。


★「船中八策・きもと」(超辛口・きもと仕込み純米酒)

⚫️「鰻の肝煮」

写真12  船中きもとと鰻の肝煮

お次は、「船中きもと」と「鰻の肝煮」っちゅう、「きも×キモ」のペアリングながやき。


鰻の肝の濃厚なうま味と濃厚なタレ味を、「船中きもと」ならではの幅のある酸味と力強いうま味、そして落差のある後口のキレの良さが、グッと引き立てて、心地よう流してくれるがよ。


飲んだらまた食べとうなる、食べたらまた飲みとうなる、まさに酒と食の無限ループといえる絶妙なペアリングやったがやき。


ありゃ?ワシも一緒になって飲み食いしもって、かつ酒の解説もしもって、さらに皆さんに注いでまわったり、会話で盛り上がったりしゆううちに、何を飲んで何を食べたか、分からんなってしもうたがよ。


どっかで、「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)も出したはずながやけんど、写真も撮ってのうて、どこで出したか分からんなってしもうたがやき。


ほんじゃきワシゃあ、次のお料理に、この「封印酒」を合わせていただいたがよ。


★「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)

⚫️「ファームベジコの野菜サラダ」

写真13  ファームベジコの野菜サラダ
高知市春野の長崎さんが送ってくださった、鮮度抜群の野菜のサラダが、生命力あふれる美味しさで、皆さん大悦びやったがやき。


「封印酒」の優美な吟醸香とソフトでなめからな味わいが、野菜の生命力と風味をさらに引き出して、美味しさ倍増ながよ。


お客さんもワシも、みんなあえい感じの酔っぱらいになって、店内は大盛り上がりになったがやき。


このあたりで、お楽しみジャンケン大会ながよ。


ワシが用意さいてもうた景品は、「司牡丹・前掛け」「司牡丹・可杯(べくはい)」「司牡丹・半纏手ぬぐい」「船中八策ピンバッジ」っちゅうグッズ類やったがやき。


普通のジャンケンじゃあ面白うないっちゅうことで、土佐のお座敷遊び「集合拳」スタイルにて実施さいてもうたがよ。


ワシが親になって、まずは「グーを持って集合!」っちゅうたら、皆さんがグーを上に出して集まるがやき。


ほんで、親のワシが、「ジャンケン…チョキ抜け!」っちゅうたら、チョキを出した人が抜けていくがよ。


これを繰り返し、人数が3〜4人ばあになったら、「グーを持って集合!」して、「ジャンケン…パー飲み!」っちゅうたら、パーを出した人がホンマは飲まにゃあいかんがやけんど、ここじゃあ当たりっちゅうことで、好きな景品をひとつ選べるがやき。


こうして、当たってない人らあで「集合拳」を繰り返し、景品が当たった皆さんは、狂喜乱舞の大悦びやったがよ。


★「司牡丹・山柚子搾り」(リキュール)
写真14  山柚子搾り

ここで、デザート酒の「山柚子搾り」の登場ながやき。


いま、世界中で大人気の「山柚子搾り」は、今回の皆さんにも、「おいしい!」「爽やかっ!」っちゅうて大好評やったがよ。







★「マキノジン」(クラフトジン)
写真15  マキノジン

さらに、1本だっけ、スペシャルなお酒の登場ながやき。


来春の「朝ドラ」が牧野富太郎博士をモデルにした「らんまん」に決定した関係でいきなり完売となって、いまや「幻」となっちゅう「マキノジン」を一本だっけ用意さいてもうちょって、皆さんにショットのロックで一杯ずつ堪能してもうたがよ。


こちらもアチコチから、「うまいっ!」「深い!」っちゅう悦びの声が聞こえてきて、全身満面満開笑顔がお店全体に広がっていったがやき。


ぼちぼち〆かっちゅうあたりで、マスターからワシにお祝いのケーキのプレゼントがあり、皆さんから再び拍手喝采をいただいてしもうたがよ。
写真16  ケーキ

ありがとうございます!美味しゅうにいただきましたぜよ!


こうして22時前ばあにゃあ、大盛り上がりの大団円でお開きとなったがやき。


マスター、ママさん、具志堅さん、そしてご参加者いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!


ちなみに皆さんが帰られた後も、ワシが開祖を務める「酒道 黒金流」の入門者の晴美さんとワシだっけちくと居残り、司牡丹のお酒をチビチビいただきもって、ママさんと楽しゅうおしゃべりさいてもうたがよ。


マスターが、まかない料理の「しば漬けチャーハン」や名物の「モツカレー」らあを作ってくださり、これらあも美味しゅういただいてしもうて、お腹パンパンになって、23時過ぎばあまで盛り上がらいてもうたがやき。
写真17  柴漬けチャーハン写真18  モツカレー












まっこと、遅うまでありがとうございました!


ほいたら最後に、皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声のほんの一部を、以下にご紹介さいていただきますぜよ。


⚫️説明を受けて飲んだり食べたりすると、なお一層美味しいです。


⚫️いろいろな種類を飲ませていただいて、あらためて食中酒の良さを感じました。


⚫️やはり美味しいお酒でした。高知のお酒を盛り上げてください。高知のお酒、美味しいです。


⚫️コロナで久々の参加。内容濃くて良かった!!


⚫️久々の楽しい会でした!


⚫️お話を聞きながらのお酒は味が深まりました。


⚫️お酒の解説がわかりやすく楽しかったです。高知の文化をいろいろ知れて、黄金のひとときを過ごせました。ありがとうございます!
















土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社




Posted by tsukasabotan at 10:29│Comments(0)