「人間の感情で最も無益な感情を二つ挙げりゃあ、済んでしもうたことへの自責の念と、これから行うことへの不安ながぜよ。」(ウェイン・ダイアー)
アメリカ合衆国の心理学博士であり、全米のラジオやテレビらあにも出演し、講演や著作も多数の有名な著作家、ウェイン・ダイアー(1940〜2015)さんの言の葉ながやき。
ダイアーさんのこの言の葉は、つまりは彼の挙げるこの二つの感情を、うまいことコントロールすることができりゃあ、人生は素晴らしいもんになるっちゅう、そういう意味でもあるがよ。
ワシらあはどういたち、自分のおかした過ちをいつまでも自分で責め続けてしもうたり、いつまでもクヨクヨと悔やんでしもうたりしてしまいがちながやき。
けんど、そりゃあもはや、もう済んでしもうたことながよ。
それをいつまでも自分で責め続けたり、いつまでも悔やんだりしよったら、そうしゆう間は一歩も前に進むことができんなってしまうがやき。
それがまた、次の過ちや失敗らあを呼び込んでしまう、呼び水になってしまうもんながよ。
過ちや失敗は、誰にやちあり、誰やち一時は自分を責めたり悔やんだりするがやけんど、その反省を踏まえて、それを糧に変え、また再び前に進むためのエネルギーに、いかに早いうちに変換することができるか……人生はそれを問いかけゆうがぜよ!
ダイアーさんの挙げるもう一つの無益な感情は、「これから行うことへの不安」ながやき。
誰やち、初めてのことをこれから行動に移すっちゅう時にゃあ、そりゃあ不安でタマランなってしまうもんながよ。
けんど、これまたそんな不安の感情が、実際に行動に移す際の足を引っ張ってしまいがちながやき。
ここで、まだ立つことのできん赤ん坊のことを考えてもうや。
どの赤ん坊やち、もちろんおまさんが赤ん坊の時やち、何度転んだち、何度痛い目に遭うて泣いたち、何の不安も持つことのう、ただ立ち上がりたい、ただ自らの足で歩きたいっちゅう純粋な欲求に身をまかせ、黙々とつかまり立ちをし続けたはずながよ。
おまさんも、間違いのうそんな経験を積んで歩けるようになったがやき、赤ん坊の時にできて、今できんはずらあないがやき。
つまり、不安になる必要らあ何ちゃあない、否、もともと不安らあないがよ。
ただただ、自らの純粋な欲求に身をまかせ、淡々と行動に移しゃあえいだけながやき。
この無益な二つの感情を、いかにコントロールするかを、このコロナ禍の年末年始に、ちくと落ち着いてじっくり深うに、考えてみたいもんながぜよ。
さて、ワシのこのブログ&Facebookも、今回で令和4年のラストながよ。
皆さん、今年もコロナ禍で大変な1年やったけんど、まっことお世話になりました!
来年の令和5年こそは、コロナ禍も終息し、輝かしい1年になりますように、心からお祈り申し上げます。
良い酔いお年をお迎えください!