「やったこたぁ、たとえ失敗したち、二十年後にゃあ笑い話にできるがよ。けんど、やらんかったこたぁ、二十年後にゃあ後悔するだけぜよ。」(マーク・トウェイン)
「トム・ソーヤの冒険」の著者として知られちゅう、アメリカ合衆国の作家・小説家の、マーク・トウェイン(1835〜1910)さんの言の葉ながやき。
ワシも還暦になってやっと、この言の葉が言わんとするところが、まっことその通りやと確信を持って言えるようになったがよ。
過去にやったことで、失敗したことらあは、そんときの仲間らあが集まって飲んだりしたときに、格好の笑い話のネタになったりして、こぢゃんと盛り上がることらあはあったとしても、そのやって失敗したことらあを後悔することらあてないがやき。
後悔するようなことっちゅうんは、やって失敗したことらあやのうて、やらんかったことだっけながよ。
あんとき、チョコッと頭をよぎったアレをやっちょったらよかったとか、あんときゃあ反対意見が多うて断念したけんど、やっぱし断行しちょったらよかったとか……後悔するこたぁ全部、やらんかったことだらけながやき。
ほいたら、未来に後悔しとうないがやったら、やらんっちゅう選択肢はないがよ。
やって成功すりゃあ万々歳、やって失敗すりゃあまた未来の笑い話のネタができて楽しいっちゅうことながやき。
還暦にもなりゃあ二十年後っちゅうんは、人生の終盤かボチボチあの世に旅立つ時期ながやき、そんなときに後悔らあてしとうないがぜよ!