2023年02月18日

幸せの言の葉<1676>

「河がどればあ広うたち、堅固な橋を掛け渡す現代人がなんで、身近な人と人との間にさえ、心の掛け橋を築こうとせんがじゃろうか。」(広瀬杲)


大谷大学名誉教授、同大学学長を歴任した真宗学の仏教学者、広瀬杲(1924〜2011)さんの言の葉ながやき。


確かに広瀬さんの言の葉のとおり、科学万能の時代の現代人は、どればあ広い河にやち、あるいは瀬戸大橋みたいに海にまでやち、堅固な橋を掛け渡すことができるがよ。


ひと昔前やったら考えられんばあ、丈夫で安全でかつ巨大な橋を、どこにやち掛けることができるばあ、現代人の科学技術は発展し、進化しちゅうがやき。


ほいたら、どこにやち橋を掛けれるばあ科学技術が進化しちゅうがやったら、身近な人と人との間に心の掛け橋を築くばあのこたぁ簡単にできにゃあいかんはずやと、広瀬さんは言いたいっちゅうことながよ。


どればあ科学技術が進化したち、心の分野に何の進化もないがやったら、そりゃあチンパンジーに自動車を運転させるようなもんで、科学技術が進化しちゅうばあこぢゃんと危険なことになるがやき。


科学技術の進化に心の進化が追いつくためにも、まずは身近な人と人との間に、しっかりと心の掛け橋を築こうやっちゅうことながぜよ!




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)