「ちゃんと生きるっちゅうこたぁ、何ちゃあじゃない事をやるしかないがやき。」(樹木希林)
日本アカデミー賞最優秀主演女優賞らあの、数多くの映画賞に輝いちゅう個性派女優、樹木希林(1943〜2018)さんの言の葉ながよ。
いかなる偉人やち成功者やち、人間が生きていくっちゅうことは、何ちゃあじゃない事を積み重ねていくことがベースになけりゃあ、そもそも成り立たんがやき。
食事をすることや眠ることや、それらあの準備や後片付けや、何やらかにやら、何ちゃあじゃない事をまずはやらにゃあいかいで、それらあがベースにあって初めて、何事かを成し遂げることも可能になるがよ。
何ちゃあじゃないことを、文句らあいわんと黙々と淡々と、ちゃんとやるっちゅうことが、樹木希林さんの言う「ちゃんと生きる」っちゅうことながやき。
それができたうえで、そのベースのうえに、人間は初めて、自分の使命を果たすことができる、何事かを成し遂げることができるっちゅうことながぜよ。