当初は、審査員6名と運営委員3名の9名の方々がフランスから来られる予定やったがやけんど、審査員6名のうち4名の方々が、フランスの航空会社のストライキによる遅延のため、高知入りが丸1日遅れることになり、この前日の研修旅行1日目は審査員2名と運営委員3名の5名の方々のみとなってしもうたがやけんど、2日目は皆さん何とか揃われたようながよ。
ほんで、朝から「美丈夫」さんと「亀泉」さんの見学とテイスティングを行うて、18時半ばあからは、リゾートダイニング「ス・ルラクセ」さんにて、土佐酒18蔵元の試飲会を実施し、19時半からは同会場にて懇親会っちゅう流れながやき。

ワシゃあ19時過ぎばあに会場にうかごうたがやけんど、皆さんワイワイと試飲をされゆう最中やって、何名かの蔵元も既に到着しちょって、ソムリエの方々らあにご挨拶しゆう方もおったがよ。
ワシも、新たに到着された「Kura Master」審査員のソムリエの方々らあにご挨拶さいてもうたり、名刺交換さいてもうたりしたがやき。

また、本来初日に皆さんにテイスティングしていただく予定やった司牡丹の5アイテムも持ち込みさいてもうちょったき、こちらのお酒らあを試飲してもうて、ちくとコメントをいただいたりしたがよ。


さて、19時半にゃあ参加蔵元も皆さん集まり、まずは高知県酒造組合理事長として、ワシからちくと通訳付きでご挨拶をさいてもうたがやき。
皆さんにゃあこの2つだっけは、絶対に忘れんと覚えて帰ってほしいっちゅうてお話さいてもうたがよ。
まず1つめは、高知県酒造組合は昨年度の「全国新酒鑑評会」にて、金賞受賞率・入賞率ともに、日本一に輝くっちゅう快挙を成し遂げたっちゅうことながやき。
こりゃあつまり、高知県は蔵元全体のレベルが日本一高いっちゅうことの証明やといえるがよ!
2つめは、これまで高知県の食品輸出のトップは柚子やったがやけんど、昨年度初めて土佐酒が柚子を抜いて、第1位となったっちゅうことながやき。
しかも、四国は四県あるけんど、酒の輸出についちゃあ高知県は四国全体の何と70%を占めちゅうがよ!
つまり土佐酒は、全体のレベルが日本一高うて、海外でも大人気やっちゅうことながやき!
だいたいこんなようなご挨拶をさいてもうて、みんなあで土佐酒で乾杯したがよ。

さあ、そっから後は、「Kura Master」審査員の皆さんや運営委員の皆さんや、高知県産業振興推進部地産地消・外商課の皆さんや、蔵元の皆さんや高知県酒造組合技術顧問の上東先生や、食品海外ビジネスサポーターの奥本さんや、堺市産業振興センターのエリックさんらあも、みんなあゴチャマゼになって、飲んで食べて語り合うて飲んで食べて語り合うて、盛り上がったがやき。
「ス・ルラクセ」さんの山本シェフのお料理も、素晴らしいもんが次々に出されたがよ。
「四万十ポークのベーコンと玉葱のタルトフランベ」、「ジャコとアオノリのタルトフランベ」、「四万十鶏のモロッコ風煮込み」、「土佐あかうしのロースト」、「地ガキのグラタン」、「ブンタンとイチゴと野菜のサラダ」、「真鯛のカルパッチョ」、「セロリの浅漬け」、「キャベツのピクルス」、「土佐ジローのフロマージュ」、「土佐ジローのガランティーヌ」、「土佐ジローのレバーペースト」、「ジャコとトマトのカナッペ」、「酒盗とクリームチーズ」、「四万十ポークと野菜のせいろ蒸し」……まっこと山本シェフの気合いの入り方がビシバシ伝わってくるようなお料理だらけで、どれもこれもメチャクチャ美味しそうながやき。








早速ワシもいただいてみりゃあ、まっことどのお料理も想像以上に絶品やって、しかも土佐酒が進むこと、進むこと!
「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)がガンガン進んでしもうたがよ。

どうやら「Kura Master」の皆さんもおんなじやったようで、飲んで食べて飲んで食べてが止まらんなっちょったようながやき。
ワシも飲んで食べてを繰り返しもってアチコチ移動し、通訳してもらいもっていろいろお話をさいてもうたがよ。
ワシも、司牡丹ばっかしやのうて他社のお酒も飲んでみろうとフト見たら、「酔鯨」さんの超高級酒「DAITO」があるやいかっ!

こりゃあ飲んだことがなかったき、ちくといただかいてもうたがやけんど、まっこと美味しかったがやき。
さらにいろいろ飲んで食べて、いろんな方々と語り合いもって、ガンガン盛り上がったがよ。
特に、「Kura Master」運営委員長の宮川さんと、こぢゃんと語り合うて盛り上がったがやき。
宮川さんは、ワインに対して、料理とのペアリングの際に日本酒が勝る点を、「うにたまごくさいからよ」っちゅうて、表現されちゅうがよ。

すなわち、「う」たぁうま味で、出汁らあのうま味のある食べ物にゃあ日本酒の方が相性がえいっちゅうことながやき。
お次の「に」たぁ苦味で、ゴーヤとか苦味の強い野菜料理にゃあ、日本酒の方が相性がえいっちゅうことながよ。
続いての「たまご」は、キャビアやイクラらあの魚卵にゃあワインは合わせにくいけんど、日本酒は相性バッチリっちゅうことながやき。
お次の「く」は燻製で、炭火で燻したような焼鳥らあにゃあ、日本酒の方が相性がえいっちゅうことながよ。


続いての「さ(い)」は酸味で、酢の物らあの酸味の強い食べ物にゃあワインは意外に合わせにくいけんど、日本酒はバッチリやっちゅうことながやき。
お次の「から」は辛味で、ワサビや辛子らあの香辛料にゃあ、ワインよりか日本酒の方が相性がえいっちゅうことながよ。
最後の「よ」はヨード香で、つまり海藻料理らあにゃあワインは合わせにくいけんど、日本酒はバッチリやっちゅうことながやき。
この「うにたまごくさいからよ」の話題で、宮川さんと盛り上がったがよ。
つまり、ワインに日本酒が加わりゃあ、世界中のあらゆる料理に対して、相性バッチリのペアリングが完成するっちゅうことで、これを世界中のソムリエの方々らあの常識にすることができりゃあ、日本酒の未来にゃあノビシロしかないっちゅうことになり、こぢゃんと明るいもんになるっちゅうことながやき。
宮川さん、そして「Kura Master」の皆さん、そんな未来の引き寄せを、何とぞ宜しょうお願い申し上げますぜよ!
その後は、山本シェフ自慢のデザートの数々も出されたがよ。


ほんで、山本シェフが厨房から出てこられ、通訳付きでちくと皆さんに語ってくださったがやき。

終盤にゃあ、宮川さんが今回の高知県の手厚いおもてなしに対して、こぢゃんと感極まって、涙目になって感謝の言葉を伝えてくださったがよ。

ワシも感無量ながよ!ありがとうございますぜよ!
こうして21時半過ぎにゃあ、2012年のフランス最優秀ソムリエで、2015年にゃあソムリエとしてM.O.F.(フランス国家最優秀職人賞)を受賞されちゅう、ロマン・イルティスさんが、通訳付きで感謝の言葉を述べられ、大団円のお開きとなったがやき。

「Kura Master」の皆さん、高知県産業振興推進部の皆さん、お手伝いいただきました皆さん、そして「ス・ルラクセ」の皆さん、まっことまっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社