2023年03月10日

「日土人」の櫂入れ体験と「徳山鮓」ご主人と痛飲&酒蔵見学ぜよ!

2月28日(火)はまず、永田農法・純米酒「日土人(ひとびと)」活動の15年目の第4弾「酒搾り」体験が開催され、宿毛の南海リカーの堀金さんお1人が、13時ばあに司牡丹酒造に来られたがやき。
写真1  堀金さん櫂入れ

この活動は、日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)と、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう土佐学協会(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)のコラボレーション企画で、永田農法純米酒「日土人」の田植え、稲刈り、酒造り、酒搾り、製品化、楽しむ会まで、1年間にわたって体験していただくっちゅう内容の、15年目の第4弾ながよ。


ちなみに前回の第3弾「仕込体験&交流会」は、「2023年2月16日」のblogFacebookをご参照くださいや。


その第4弾の「酒搾り」は、気温らあの影響を受けるきに、正式な日程はギリギリにならんと確定せんき、今回は2月28日(火)〜3月5(日)の6日間を設定しちょったがやき。


ほんで、2月28日(土)の13時からに1名、3月5日(日)の13時からに1組3名のお申し込みがあったがよ。


結局この日、2月28日は、まだ搾るにゃあ到ってなかったき、堀金さんにやっていただく作業は、「モロミ」への櫂入ればあしかなかったがやき。


わざわざ宿毛から来られてそれだっけじゃあ申し訳ないき、まずはワシが佐川町内散策と司牡丹酒蔵見学をご案内さいてもうたがよ。


ぼっちり「さかわ・酒蔵の道ひなまつり」っちゅうて、周りの古民家らあにひな飾りを飾り付けちょって、自由に観覧できるき、そちらも含めてご案内さいてもうたがやき。


また、朝ドラ「らんまん」の放送開始も近いきに、「らんまん」の撮影に使われた道や、司牡丹の牧野蔵らあの牧野富太郎博士関連の施設も、ご案内さいてもうたがよ。


ほいたら途中で、高知県在住の映画監督安藤桃子さんが、スマホで撮影しもってやってくるやいか!


牧野博士関係で、まっと高知県を盛り上げたいっちゅうことで、いろいろ活動しまくられゆうようながやき。


安藤桃子監督!今後とも何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!


さて、その後は堀金さんの「櫂入れ」体験ながよ。
写真3  堀金さん櫂入れ2

プクプク発酵しゆう永田農法・純米酒「日土人」のモロミに、堀金さんが「美味しゅうなれ〜!」っちゅう願いを込めもって、何度か櫂入れをされたがやき。
写真2  日土人もろみ

ちなみに、ワシゃあこんとき、スマホを充電中で忘れてきて、ガラケーしかなかったき、画像が少ないうえに画質が悪いがはそういうことやき、ご容赦くださいや。


ともあれ堀金さん、まっこと遠く宿毛からわざわざ、ありがとうございました!


お陰さまで、今年の「日土人」も、こぢゃんと美味しいお酒になるこたぁ、間違いなしながぜよ!






さてその晩は、2年先まで予約が取れんっちゅうばあ人気の、滋賀県は余呉湖畔の和風オーベルジュで、唯一無二の発酵料理で知られちゅう「徳山鮓(とくやまずし)」さんのご主人徳山さんらあと、「ゆう喜屋」さんにて19時から懇親会やったがよ。
写真4  ゆう喜屋

昨年12月に、高知県貿易協会の水谷さんのご案内にて司牡丹に酒蔵見学に来られた、京都の伊藤さんっちゅう女性は、とにかく食通で、奈良の「春鹿」今西社長さんとも懇意で、日本酒ファンでもある方やったがやき。


伊藤さんは、高知にも度々旅行に来られゆうようで、土佐の高知の食文化にもこぢゃんと興味を抱いてくださっちょって、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」主催の「土佐の酢みかん&土佐寿司祭り」にも、実はご参加いただいちょったがよ。


ほんで、司牡丹の酒蔵見学の際に伊藤さんから、「今度滋賀県の『徳山鮓』の徳山さんを高知に連れてくるきに、是非酒蔵見学もご案内いただき、夜は一緒に飲みましょう!」っちゅうてお誘いを受けたがやき。


「徳山鮓」さんっちゅうたら、発酵関係者じゃあ知らん人はおらんばあ超有名な大人気店やき、そんなくのご主人が、そう簡単に来るはずないろうと思いよったら、ホンマに来られたきビックリ仰天やったがよ。


とにかく徳山さんは、全国各地の食文化らあにこぢゃんと興味を持たれちゅう方のようで、高知県貿易協会の水谷さんのご案内で、高知県ならではの食文化らあを訪ねる目的があるらしかったがやき。


ちゅうことで、徳山さんと伊藤さんと水谷さんと、「土佐学協会」で「土佐の酢みかん文化研究会」担当理事の「ファーム・ベジコ」長崎さんとワシっちゅう、5人での懇親会やったがよ。


まずはビールで乾杯の練習をして「つきだし」をいただき、お次はワシが持ち込みさいてもうた、司牡丹最高峰の「深尾」(斗瓶囲い純米大吟醸原酒)を皆さんに注がいてもうて、このお酒で正式な乾杯をさいてもうたがよ。
2023.3.10写真5  つきだし写真6  深尾

皆さん、その至高の華やかさと究極のなめらかさに、思わず「おおっ!おいっしいっ!」っちゅう声が漏れたがやき。


徳山さんにも、「いいお酒です」っちゅうて、絶賛していただいたがよ。


ここで、この時期貴重な朝獲れの鰹があったっちゅうことで、まずはその鰹の銀造りをメインにした「刺身盛り」がドカンと登場し、「深尾」と合わせていただいたがやき。
2023.3.10写真7  刺身盛り

この朝獲れ鰹の銀造りが、ピッチピチの鮮度抜群の上にトロリとしちょって、旨いこと旨いこと!


そこに「深尾」をキュッとやりゃあ、そりゃあもうタマリマセンワッ!


5人とも、いきなり飲んで食べて語り合うてが止まらんなってしもうて、アッちゅう間に「深尾」がカラになっちょったがよ。


ほいたらっちゅうことで、「ゆう喜屋」さんの定番「船中八策」(超辛口・純米酒)の300mlをお願いしたら、ぼっちり「鰹のタタキ」が登場したがやき。
写真8  船中八策

朝獲れの「鰹のタタキ」と「船中八策」っちゅう、最強タッグが実現したがよ!
写真9  鰹のタタキ












これまた、この酒がタタキの美味しさを出汁のように下から支えて押し上げてくれるもんやき、タタキも美味しゅうなり、酒も美味しゅうなり、箸も杯も止まらんなってしまうがやき。
写真10  船中と鰹のタタキ

そっから後は、食べて飲んで食べて飲んで、さらに徳山さんの食に関するいろんなお話らあを聞かいてもうて、会話も弾みまくったがよ。









この後も、さらに「船中八策」を酌み交わしまくりもって、「青紫蘇トロロ天」や「アスパラガスとホタテのバター焼き」らあをいただき、盛り上がりまくったがやき。
写真11  青紫蘇トロロ揚げ写真12  アスパラとホタテバター焼き

〆にゃあ、「ファーム・ベジコ」の長崎さんくの「キュウリ」と、「土佐巻き」が登場したがよ。










過去に「野菜ソムリエ協会」のキュウリのコンテストで日本一に輝いた長崎さんくのキュウリの瑞々しい美味しさを、徳山さんも絶賛やったがやき。
写真13  長崎さんのキュウリ写真14   土佐巻き

また、ワシと長崎さんからは、土佐の鮓みかん文化についてや、土佐寿司文化らあについてを、徳山さんにいろいろ語らいてもうたがやけんど、こぢゃんと興味津々で傾聴していただき、大切にせにゃあいかん地域の食文化やっちゅうて表現してくださったがよ。


こうして21時ばあにゃあ、お開きとなったがやき。


徳山さん、伊藤さん、まっことありがとうございましたぜよ!


さてその翌日の3月1日(水)は、朝10時ばあに水谷さんの運転にて、徳山さんと伊藤さんが司牡丹の酒蔵見学にお越しになったがよ。


まずは、「さかわ・酒蔵の道・ひなまつり」が開催中やったき、ウチの本家の国の重要文化財「竹村家住宅」の中をご案内し、歴史を感じる「ひな飾り」や住宅内をご案内さいてもうたがやき。
写真15  竹村家住宅写真16  竹村家住宅内

その江戸時代の雰囲気が色濃く残る建物らあに、徳山さんも伊藤さんも感動されちょったがよ。










その後は、司牡丹の玄関の酒林、江戸時代末期建築の白壁の一号蔵やその煙突らあを、ワシの解説付きでご覧いただき、酒蔵の道を通って、朝ドラ「らんまん」の撮影に使われたあたりや、その他の施設らあもご案内さいてもうたがやき。
写真17  一号蔵煙突

「旧浜口家住宅」に展示されちゅう通い徳利を使うて、佐川町の日本酒銘柄の変遷らあも解説さいてもうたがよ。
写真18  通い徳利

続いては、「平成蔵」内の酒造りをご案内さいてもうたがやき。










「蒸米機」「放冷機」「洗米機」「麹室」、そして「麹」のストックルームらあをご案内さいてもうて、さらに「酒母室」にてポコポコ発酵しゆう「酒母」をご覧いただき、皆さん興味津々やったがよ。
写真19  麹ストック室写真20  酒母室












さらに、「仕込蔵」にて、本番のモロミの発酵状況らあを、じっくり体感していただいたがやき。


お次は、昔ながらの圧搾機「酒槽」もご覧いただき、また元は牧野博士の酒蔵やった「牧野蔵」らあもご案内さいてもうて、最後に「司牡丹・酒ギャラリーほてい」にて、何点かの試飲もしていだいたがよ。
写真21  酒槽搾り

こうしてお昼の12時ちょい前ばあにゃあ、徳山さんと伊藤さんは、水谷さんの運転にて、お次の目的地に向かわれたがやき。


徳山さん、伊藤さん、水谷さん、まっこと前夜から、ありがとうございましたぜよ!














土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 10:27│Comments(0)