2023年03月12日

幸せの言の葉<1684>

「『みんなあ』っちゅう言葉にまどわされちゃあいかん。『みんなあ』らあどこっちゃあに存在せんし『みんなあ』は決してなんちゃあしてくれんがぜよ。」(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)


アメリカ合衆国における環境保護運動の先駆者としての評価が確立されちゅう、作家・思想家・詩人・博物学者、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817〜1862)さんの言の葉ながやき。


ワシらあはスッと、「みんなあしゆう」とか、「みんなあ言いゆう」とか、「みんなあ」っちゅう言葉をあまりに安易に使うてしまいがちながよ。


けんど、その「みんなあ」の根拠を真剣に考えてみりゃあ、「みんなあ」の人数を実際に数えてみりゃあ、せいぜいで2〜3人ばあのもんやったりするがやき。


ほんじゃき、「みんなあ」らあてどこっちゃあに存在せんし、「みんなあ」は決してなんちゃあしてくれんっちゅうことながよ。


「みんなあ」やなしに、どこの誰がそれをしゆうがか、どこの誰がそれを言いゆうがか、固有名詞で語るべきやっちゅうことながやき。


誰がしたか、誰が語ったか……結局は人生で大切なこたぁ全て、この「誰が」っちゅう固有名詞に尽きるっちゅうことながぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)