3月24日(金)は、四万十市西土佐在住の「地デザイナー」、サコダデザインの迫田さんくの「木賃ハウス」に、ロンドン「アップル社」のポール・コールさんが来られるっちゅうことで、「司牡丹を楽しむ会」が開催されたがやき。
2016年に「ビートルズ来日50周年」を迎えた際、アップル社公認で記念のオリジナルピンバッジが作られたがやけんど、そのデザインを手がけたがが迫田さんやって、そん時にお世話になったアップル社のライセンス管理の責任者がポールさんやったっちゅうがよ。
ほんで、2017年の9月に、イギリスはロンドンの日本大使館にて「London Tosa Sake Fair 2017」を開催したがやけんど、そん時の土佐酒ブランドコンセプト「Tosa Nakama Sake」をデザインしたがが迫田さんやって、迫田さんも一緒にロンドン出張に参加されちょったがやき。
「London Tosa Sake Fair 2017」にゃあ、ポールさんもご招待しちょったがやけんど、手違いがあって大使館に入場者登録がされちょらんかって、せっかくご来場いただいちょったに入場できいで帰られてしもうたっちゅう、そんなトラブルがあったがよ。
その翌日、高知県酒造組合理事長としてのワシと迫田さんと高知県中小企業団体中央会の川田さんと3人で、アップル社まで出向き、ポールさんにお詫びさいてもうたがやき。
さぞご立腹やろうと思うちょったら、ポールさんはワシらあをニコニコ笑顔で出迎えてくださり、しかも貴重なビートルズグッズがあふれる社内をご案内してくださり、さらに何と!ビートルズのLP、CD、グッズらあのお土産までいただいてしもうたがよ。
6年ばあ前にそんなふうにこぢゃんとお世話になったポールさんが、日本にての仕事を終えられた後、迫田さんくに来られるっちゅうことやったき、そりゃあワシも参加せにゃあいかんっちゅうことで、「司牡丹を楽しむ会 in 木賃ハウス」を開催することになったっちゅう流れながやき。
さて、ワシゃあ佐川町の司牡丹酒造を13時過ぎばあに車で出発し、四万十市西土佐の宿泊先「星羅四万十」に到着したがは16時ばあになっちょったがよ。
ほんで、迫田さんのお仲間の方に迎えにきてもうて、迫田さんくの「木賃ハウス」に16時半過ぎばあにゃあ到着したがやき。
迫田さんは、日本バーベキュー協会に所属されちょって、「しまんとリバーベキュープロジェクト」らあも立ち上げちゅうばあやき、この日のポールさんのおもてなし料理、アユとウナギの燻製焼きらあを調理の真っ最中で、バタバタされよったがよ。
ほんじゃき、この日ご一緒さいていただく迫田さんのお仲間の方々らあにお手伝いしてもうて、ポールさんへのサプライズの演し物、「司牡丹・純米吟醸・袋吊り搾り」のセッティング場所をまずは探いて、セッティングもお手伝いいただいたがやき。
ちなみにその方々も、千葉県から来られた株式会社ベストフードの猪瀬社長さん、埼玉県から来られた株式会社村上印オーガニックの村上社長さん、NPO法人「日本で最も美しい村」連合の佐橋大輔さん(美しい村大好き芸人)っちゅう、ちくとビックリの凄い方々だらけやったがよ。
結局セッティング場所は、「木賃ハウス」別棟の茶室内に決まり、こちらに「袋吊り搾り」をセッティングさいてもうたがやき。
お手伝いの皆さんは、もちろん日本酒の「袋吊り搾り」らあて初めて見るき、「凄いサプライズ!」「インパクト抜群!」「香りが部屋中に充満!」っちゅうて、皆さん感激されちょったがよ。
なお、この「袋吊り搾り」は、酒税法違反にならん方法で搾りゆうきに、その点はお忘れなきようお願い申し上げますぜよ。
他の参加者の皆さんらあも揃われ、18時ばあにゃあポールさんも「木賃ハウス」に到着されたがやき。
ワシゃあ久々のご対面で、ポールさんとガッチリ握手さいてもうたがよ。
ポールさんとご一緒に、東京から株式会社コスモマーチャンダイズィング取締役の大野さんも来られちょったがやき。
さあ、10人ばあのメンバーが揃うて、まずは迫田さんデザインの「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)を皆さんにお注ぎして、みんなあで乾杯したがよ。
その宇宙のように果てしない香りと深海のように深い味わいに、皆さん大悦びやったがやき。
ここで迫田さん作の前菜と、「アユの燻製焼き」が登場し、それらあの美味しさにこれまた皆さん大悦びやったがよ。
さらに、迫田さんのサプライズで、ここで骨董品の鯛の器がポールさんの前に登場したがやき。
その器を空けりゃあ、鯛の昆布〆が登場し、ポールさんも「Wao!」ながよ!
さらに迫田さんのツマミとして、トマトサラダや厚揚げ焼きらあも出されたがやき。
道の駅「よって西土佐」駅長の林大介さんも来られ、早速アユを塩焼きにされよったがよ。
迫田さんも準備やら調理やらに大忙しやったがやき。
お次のお酒、「船中八策・薄にごり」(超辛口・薄にごり純米生原酒)も登場し、皆さんに振る舞われたがよ。
さらに、このお酒を飛び切り燗にして、そこに焼いたアユを入れた「アユ酒」も登場!
ポールさんも大悦びやったがやき。
他のメンバーの皆さんも、ガンガンに盛り上がっていったがよ。
日も落ちて19時過ぎばあになって、外に焚き火も用意され、さあいよいよメインイベントながやき。
まずはワシから皆さんに、日本酒の「搾り」について、ちくと簡単にレクチャーさいてもうたがよ。
ほんで、究極の搾り方、袋吊り搾りがいかに貴重な搾り方かを、解説さいてもうたがやき。
ポールさんにゃあ、ワシの解説を大野さんに通訳していただいたがよ。
さあ、みんなあで別棟の茶室に移動し、扉を開けりゃあ、そこにゃあ「司牡丹・袋吊り搾り」が!
この演出にポールさんも大感激やったがやき。
この「袋吊り搾り」されたばっかしの純米吟醸しぼりたて薄にごり生原酒を、ワシがひしゃくで皆さんに注がいてもうたがよ。
皆さん、写真を撮りまくりやったけんど、酒税法違反にならん方法で搾りよりますきに、その一言の付記を、何とぞ宜しゅうお願いしますぜよ!
このお酒の天に昇るかのような華やかな香りとフレッシュぴちぴちの鮮度抜群の味わいに、ポールさんも皆さんも「こりゃあ絶品!」っちゅうて大絶賛やったがやき。
ひとしきり「袋吊り搾り」をご堪能いただいた後は、その袋の中身を開けての、今度はトロットロの究極の「もろみ酒」をご堪能いただいたがよ。
これまた皆さん、「トロットロの食感!」「味が変わった!」「これも旨いっ!」っちゅうて大絶賛やったがやき!
ちなみに、この翌日もポールさんを囲んで別メンバーでの飲み会があるらしいきに、残った「袋吊り搾り酒」と「もろみ酒」は、瓶に詰めて冷蔵庫保管し、翌日にも楽しんでいただくことになったがよ。
そっから後は、皆さん飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりになったがやき。
迫田さんもギター片手に、ビートルズのナンバーを披露され、ポールさんも拍手喝采やったがよ。
さらに、美しい村大好き芸人の佐藤大輔さんが、「あしたのジョー」の丹下段平に扮してのモノマネ芸を披露してくださったがやき。
ちなみにこのモノマネ、「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」にて準優勝を獲得したネタやっちゅうことで、大爆笑やったがよ。
「あしたのジョー」ファンのワシらあにとっちゃあ、ドンピシャのネタでバカウケやったけんど、果たしてポールさんにゃあ伝わっつろうか???
林駅長さんがじっくり炭火で焼いたアユの塩焼きが完成したっちゅうことで、ワシゃあ「船中薄にごり」と合わせて頭から丸かじりでいただいたがやけんど、まっこと絶品やったがやき。
さらに、迫田さんが早い時間から調理しよった、ウナギの燻製焼きも登場したがよ。
この料理にゃあ、この日にぼっちりワシんくに届いた兵庫の「富久錦・朔」のきもと純米大吟醸おりがらみ生原酒を合わせていただいたがやき。
ちなみにこのお酒は、ワシが開祖を務めさいていただきゆう「酒道 黒金流」(https://shudo-kurogane.jp/ )の入門者でもある庄司さんプロデュースの、「酒が美味しゅうなる旅、旅が楽しゅうなる酒。」をテーマに約1年かけて日本酒ができていくプロセスを楽しむ体験を提供する「朔」(https://new-moon.club/ )の、クラウドファンディングの返礼品ながよ。
このお酒の鮮度抜群のフレッシュ感と、おりがらみならではの膨らみと、きもと仕込みならではの豊かな酸と、キリッと引き締まった辛口の後口が、ウナギの燻製焼きの濃厚なうま味を、グッと引き立ててくれる美味しさやって、ポールさんも感激されちょったがやき。
さらに、佐藤大輔さんが、「西部警察」の大門、渡哲也さんのモノマネを披露!
これまたワシらあにゃあバカウケやったけんど、ポールさんにゃあ伝わらんっちゅうことで、世界に通じるネタとして、英語バージョンも披露!
伝わったかどうかは微妙やったけんど、ポールさんも大爆笑やったがよ。
こうして、21時半過ぎばあにゃあ、大団円のお開きとなったがやき。
迫田さん、ポールさん、そしてご参加いただきました皆さん、こぢゃんと楽しい素晴らしい一時を、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社