3月25日(土)は、山梨市の「和菜屋 宴(わさいや えん)」(山梨県山梨市小原西1073-2 TEL:0553-23-3615)さんにて、「司牡丹酒造のお酒と『和菜屋 宴』の酒菜料理を楽しむ会・第15回』が開催されたがやき。
こちらのお店を経営されゆう中嶋公人さんは、若い頃に司牡丹を飲んで、初めて日本酒のおいしさに目覚めたっちゅう方ながよ。
ほんで、自分がお店を持ったら絶対に司牡丹をメインに扱いたいと決めちょったっちゅうがやき。
その後、23年ばあ前に山梨市でお店を開かれ、今やなかなか予約が取れんばあの大人気店になっちゅうに、初心を忘れんと司牡丹をメインに10数アイテムも常に置いてくださっちゅうがよ。
日本中、いや世界中探いたち、これほど司牡丹のアイテムが揃うちゅう飲食店は他にないろうき、まっこと蔵元冥利に尽きる、こぢゃんとありがたいことながぜよ!
そんなお店が、16年前に初めて「司牡丹を楽しむ会」を開催され、ワシも参加さいてもうたがやき。
それ以来、毎年春に開催(一度だけ秋に開催)してくださりよったがやけんど、3年前の2020年3月に開店20周年の第14回を開催して以来、残念ながらコロナ禍で中止になっちょったき、今回の第15回は3年ぶりの開催になるがよ。
ちゅうことで、今回は久々の再開やき、3年前の20周年イベントの際に実施して大好評やった「袋吊り搾り」を、今回も実施したいっちゅう依頼があり、その準備もあるっちゅうことで、いっつもよりかちくと早めの16時半ばあに、ワシゃあお店に到着したがやき。
まずは中嶋さんご夫妻とスタッフの方らあにご挨拶。
お店のセラーにゃあ、いっつも通り充実の司牡丹ラインナップがズラリながよ!
まっこと、ありがとうございますぜよ!
さて、今回は久々に再開のスペシャルイベントとして、「司牡丹・純米吟醸・袋吊り今搾り」をご披露することになっちゅうがやき。
早速、中嶋さんにお手伝いしてもらいもって、準備をさいてもうたがよ。
ちなみに、この「袋吊り搾り」、酒税法違反にならん方法で搾りよりますきに、その点は誤解なきようお願い申し上げますぜよ。
「今搾り」のセッティングが終わりゃあシーツで覆うて、お客様に見えんように隠さいてもうたがやき。
さて、ぼちぼちお客様が集まられだいて、18時ばあにゃあほぼ満席25名(ワシを含め)のお客様がお越しになり、いよいよ開会ながよ。
まずは店主の中嶋さんのご挨拶があり、続いてはワシの挨拶と乾杯ながやき。
コロナ禍で一昨年昨年と中止となったこのイベントが3年ぶりに開催でき、また皆さんにお会いすることができてまっこと嬉しい、まっことありがとうございますっちゅうて、心からの御礼を申し上げさいてもうたがよ。
また、4月3日からスタートするNHK朝ドラ「らんまん」は、我が町佐川の酒蔵が舞台やき、こぢゃんと盛り上がっちょって、コロナ禍も吹き飛ぶばあの勢いやっちゅうて、伝えさいてもうたがやき。
ほんで、元気いっぱいにみんなあで「乾杯!」さいてもうたがよ。
ちなみに乾杯のお酒は、「秀吟司牡丹」(純米大吟醸原酒)やったがやき。
その華やかな香りと滑らかな味わいの至高の調和に、あちこちから「おいし〜い!」っちゅうて、ため息が漏れよったがよ。
さらにすぐ後に、中嶋さんがキープされちょった、「司牡丹・立春朝搾り」(純米吟醸薄にごり生原酒)も出されたがやき。
ちゅうことで、この日の宴のまず最初のお酒とお料理の組み合わせは、以下の通りやったがよ。
★乾杯:「秀吟司牡丹」(純米大吟醸原酒)
★「司牡丹・立春朝搾り」<令和4BY>(純米吟醸薄にごり生原酒)
●春菜:
・時の野菜 亀煮
・胡麻豆腐 美味出汁 山葵 菜の花 桜大根
・うぐいす菜 人参 椎茸 パプリカオリーブ胡麻和え
・たたき牛蒡 粒胡麻まぶし
・春ます正油マリネ 焼き葱 彩り野菜
・飯蛸甘酢漬け
まっことどのお料理もおいしゅうて、酒の肴としてバッチリで、お酒が進むこと進むこと!
「立春朝搾り」の、フルーティな香りと薄にごりのやわらかな膨らみと深い味わいが、一層おいしゅう感じられるナチュラルな味付けの肴ばっかしやったがやき。
★「裏司牡丹・しぼりたて」(純米生酒)
●香菜:甲斐サーモンサラダ 大根 人参 色ピーマン酢漬け ドレッシング掛け
続いては、「甲斐サーモンサラダ」と「裏司牡丹・しぼりたて」のマッチングながよ。
甲斐サーモンのうま味と野菜のうま味が、このお酒のフレッシュぴちぴちのうま味と酸味で、一層引き立つ美味しさやったがやき。
ワシもアチコチ移動しもって、久々のお客様らあと再会を祝して、ガンガン注ぎまくり、酌み交わさいてもうたがよ。
ほんでお次は、いよいよスペシャルイベントの「袋吊り今搾り」の登場ながやき。
ちくとワシから、「袋吊り搾り」っちゅうんが如何に滅多に見れん貴重な搾り方かを解説さいてもうてから、隠しちょったシーツを取り去りゃあ、「袋吊り搾り」が登場し、会場は一気にヒートアップながよ!
ほんで、皆さんがグラスを片手に行列になったがやき。
「袋吊り今搾り・純米吟醸しぼりたて薄にごり生原酒」の華やかな芳香とフレッシュぴちぴちの美味しさに皆さん大悦びやったがよ。
最初はワシがお酒を掬うて皆さんのグラスに注がいてもうたき、行列らあの画像がないがはお許しくださいや。
★「司牡丹・袋吊り搾り」(純米吟醸しぼりたて薄にごり生原酒)※酒税法違反にならん方法で搾りよります。
お客様全員に注ぎおえた後は、隅っこにあった「袋吊り今搾り」と「受け樽」を、お客様に見えやすい場所に移動さいてもうたがやき。
その後も、お客様が次々におかわりに来られ、盛り上がったがよ。
一段落ついてから、ワシも堪能さいてもうたがやけんど、フレッシュぴちぴちの「今搾り」の生命力あふれる美味しさがまっこと抜群やったがやき。
★「麗香司牡丹」(吟醸酒)
●油菜:
・春じゃがいも 葉人参 隠元 こごみ 筍 春キャベツ レモン
・春鮭 正油焼き 薄大根包み
続いては、「揚げ物」と「麗香司牡丹」のマッチングながよ。
春を感じさいてくれる揚げ物の生命力とうま味を、この酒が下から支えるようにして押し上げ、美味しさ倍増で、料理もお酒も進むこと、進むこと!
奥の席も、真ん中のテーブル席も、カウンターも、皆さん飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、大盛り上がりに盛り上がったがやき。
★「船中八策・薄にごり生酒」(超辛口・薄にごり純米生酒)
●変り菜:鰹タタキ 玉葱 長葱 にんにく 洋菜
続いては、「船中薄にごり」と「鰹のタタキ」の最強タッグの登場ながよ。
このお酒の、薄にごりならではの生命力あふれる膨らみが、鰹の旨味とポン酢の酸味と見事に融合してさらにグンと膨らみを増し、超辛口ならではのキレが後口を爽やかに流してくれるがやき。
ほいたらまた鰹タタキが食べとうなる、食べたらまたこのお酒が飲みとうなる……こりゃあ交互にやりゃあ箸も杯も止まらんなるがぜよ!
お客様も皆さん大悦びの最強タッグやったがよ。
★「司牡丹・一蕾」(純米吟醸酒)
●炊き菜:豚角煮 甲州赤ワイン煮
お次は、「一蕾」と「角煮」のマッチングながやき。
このお酒のフルーティな香りと品のあるなめらかな味わいが、この料理の品格をワンランクアップさせてくれ、お酒も料理もグンと美味しゅうなるっちゅうもんながよ。
続いては、「袋吊り搾り」の袋の中身を空けて、これまた貴重な、トロットロの「もろみ酒」の登場ながやき!
★「司牡丹・もろみ酒」(純米吟醸しぼりたてにごり生原酒)
これまた皆さん、グラス片手に行列となって、「こりゃ旨い!」と大絶賛やったがよ。
おかわりに来られる方や、大きなカラフェに注いで席にもって帰る方もおられ、アッちゅう間に、スッカラカンになっちょったがやき!
●食菜:高知生姜うどん 長葱 汁
〆は、高知県産の生姜うどんながよ。
生姜が効いちょって、まっことワシ好みの美味しさやったけんど、さすがにお腹いっぱいで、よう食べきれんかったがやき。
中嶋さんのお料理は今年もさらに進化しちょって、どれもこれも美味しゅうて、さらにお酒にもバッチリやって、まっこと皆さん大悦びやったがよ。
とにかく最初から最後まで、ワシゃあアチコチ移動しもって、いろんなお話をさいてもうて、美味しいお酒を皆さんと、足るばあ酌み交わさいてもうたがやき。
こうして21時ばあにゃあ、中嶋さんからの御礼のご挨拶があり、続いて塩山酒販の岸本社長さんの中締めがあり、無事お開きとなったがよ。
ちなみに今回は、恒例の抽選会はなかったがやけんど、中嶋さんがわざわざ銀座の高知県のアンテナショップ「まるごと高知」に行って購入された物産らあを詰め合わせたお土産を、参加者全員に用意されちょって、お帰りの際に皆さんに手渡されよったがやき。
皆さん、まっこと至福の全身満開笑顔のちくと千鳥足で(人によっちゃあフラッフラで)、帰路につかれたがよ。
ご参加いただきました皆さん、そして中嶋さんご夫妻と「宴」さんのスタッフの皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社