JA高知県や高知県内各地のJAの方々、酒米生産者代表の方々、高知県環境農業推進課や各農業改良普及所の方々、高知県農業技術センター、高知大学の研究員、高知県酒造組合の酒米研究会委員の方々らあ30数名が集まり、開会ながよ。


まずは、JA高知県農畜産部米穀課の高橋課長さんの進行にてスタートしたがやき。
続いて、土佐酒振興プラットフォーム会長&高知県酒造組合理事長として、ワシからご挨拶をさいてもうたがよ。
まずは、3月7日にNHK高知放送局さんにて「酒米を磨く高知県内で唯一の工場 老朽化のため今月末で閉鎖へ」っちゅうニュースが流れ、さらに3月9日にゃあ高知新聞さんにも「JA酒用精米工場 月末閉鎖〜県内唯一 13蔵利用 ブランド化影響懸念も〜」っちゅう記事が掲載されて、酒米農家の皆さんはいろいろと心配をされゆうかもしれんきに、この問題について、ちくと語らいてもうたがよ。

端的に言やあ、高知県酒造組合としても、高知県産業振興推進部としても、とにかく高知県産酒米の使用比率が長期的にも下がることがないよう、対応策を考えていくきに、心配はいらんっちゅうことながやき。
だいたい、こんな感じのご挨拶をさいていただいたがよ。

ほんで会議に入り、まずは「米穀情勢」についての報告が、高橋課長さんからあったがやき。
全体の米穀情勢のお話があり、続いて酒造用米の情勢についての報告があったがよ。
お次は、JA高知県農畜産部米穀課の吉川さんから、令和5年産酒米の取組方針及び生産計画(案)についてのお話があったがやき。

ほんで、今後のスケジュールについての確認があったがよ。
続いては、「酒米の生産計画について(令和5年)」で、まずは「風鳴子」「吟の夢」「土佐麗」らあの酒造好適米について、「酒造組合要望数量」「作付見込」らあが、各地区ごとに報告されたがやき。
次に、「フクヒカリ」「アキツホ」「土佐錦」らあの掛米について、「酒造組合要望数量」「作付見込」らあが、各地区ごとに報告されたがよ。

続いては、「加工用米の生産見通しについて」と、「現在の加工用米状況について」、報告があったがやき。
加工用米は、基本的にゃあ銘柄指定はできんけんど、酒造適性があるっちゅうことで、「フクヒカリ」、「とよめき」、「たちはるか」の需要が多いがよ。
ほんで、「フクヒカリ」についちゃあ、全国的な需要の低下から、令和6年産より種子生産を取りやめる動きとなっちょって、「とよめき」「たちはるか」らあの代替品種への切り替えを行いゆうっちゅう報告があったがやき。
さらに、「たちはるか」は酒造適性が高うて、酒造組合からの作付要望も多いがやけんど、作期がかなり遅うて、平野部で作付を行うとすりゃあ、水管理がこぢゃんと難しいっちゅう声が聞かれるっちゅうがよ。
また、加工用米は基本的にゃあ数量契約となるがやけんど、もし作柄が悪うて「たちはるか」が計画数量を確保できんかった場合、他の品種で加工用米数量を確保せにゃあならんき、作期が遅い「たちはるか」を加工用米として出荷するこたぁ、かなりリスクがあるらあの声も聞かれるっちゅうがやき。
ここで、酒米生産農家の方から、「フクヒカリ」を作りよった人らあが、「たちはるか」や「とよめき」に、そのまんま簡単に移行できるわけやないっちゅう声らあがあがったがよ。
ここでワシから、つまり現在加工用米として使用比率の高い「フクヒカリ」が、令和6年産からないなるに、その分を「たちはるか」と「とよめき」じゃあカバーできんっちゅうことかえっちゅうて、声をあげさいてもうたがやき。
いま、高知県酒造組合としても、高知県産業振興推進部としても、とにかく高知県産酒米の使用比率が下がることがないようがんばろうとしゆうがやに、なんでいきなりこんな話になるがなっちゅうて、ちくと苦言を呈さいてもうたがよ。
そのあたりを何とかうまいこと調整するために、JA高知県の皆さんがおるがやき、とにかく何とか軟着陸さいてほしいっちゅうて、こぢゃんと強うに要望さいてもうたがやき。
とにかく、まだまだいろんな問題があるけんど、ひとつひとつクリアーしていき、是非とも加工用米についても、高知県産米比率が上がっていくように、キチンと計画を立てて行動に移していっていただきたいもんながよ。
こうして15時前ばあにゃあ、「令和5年産酒米生産計画会議」はお開きとなったがぜよ。
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