2023年04月07日

「マキノジン」の「マキノ蒸溜所」看板設置ぜよ!

4月3日より、佐川町出身の「日本植物学の父」牧野富太郎博士を主人公のモデルにした、NHK朝ドラ「らんまん」が好調にスタートしちゅうけんど、その牧野博士が天から応援しゆうとしか思えんばあ奇跡のストーリーがある、高知県初のクラフトジン「マキノジン」も、注文が殺到しちょって絶好調ながやき。
写真1  らんまん写真2  マキノジン























ほんで、その「マキノジン」の企画開発者であり総合プロデューサーでもある、高知市のBAR「クラップス」オーナーバーテンダー塩田貴志さんから、3月28日(火)に「マキノ蒸溜所」の看板を寄贈していただいたがよ。
写真3  マキノジン看板写真4  マキノジン看板と蒸溜器

この看板は、「マキノジン」のボタニカル原料のひとつでもある、榧(かや)の木でつくられちょって、縦125cm、横85cm、重さ10kgっちゅう、なかなか立派な看板ながやき。


また、この看板にゃあ、「ヨウコソマキノジョウリュウジョヘ サカワチョウカラセカイヘイクヨ」っちゅうて書かれちょって、塩田さんのアツいアツい念いがこめられちゅうがよ。


塩田さん、まっこと素晴らしい看板を、ありがとうございましたぜよ!


早速、「牧野蔵」にある蒸溜器の前で、この看板と塩田さんを囲んで、ワシと浅野杜氏と一緒に、記念写真も撮影さいてもうたがやき。


ほんで、その翌日の3月29日(水)にゃあ、この看板を「牧野蔵」の蒸溜器近くの壁に掛けさいてもうたがよ。


おおっ!凄いカッコエイ!なかなかえい感じぜよ!
写真5  塩田さんと記念撮影写真6  看板設置

さて、ちなみに「マキノジン」について、ご存じない方もおられるろうき、ちくと詳しい経緯らあを以下に紹介さいていただくがやき。


高知市のBar「Craps」の塩田貴志さんは、全国バーテンダー技能競技大会優勝らあの輝かしい経歴の一流バーテンダーながやけんど、還暦を超えて高知大学「土佐FBC(Food Business Creator)」に入学され、現在も上級コースに在籍されちょって、蒸留やボタニカルらあを研究中っちゅう方ながよ。


そんな塩田さんの、「高知県初のクラフトジンを造って、世界一のジンに育てたい!」っちゅうアツい想いに共感し、司牡丹じゃあ、一昨年にジンの製造免許を取得したがやき。





けんど、当社の蒸留器は10年以上稼働してないポンコツの旧式蒸留器やったもんやき、実は最初はこんな蒸留器で大丈夫ながやろうかと、心配しちょったがよ。
写真7  設置看板と蒸溜器

ほいたら、そんなポンコツ蒸留器を一目見て「自分にぴったりや!」っちゅうて、塩田さんは悦んでくださったがやき。


この蒸留器、パッと見たところ「鉄人28号」みたいにも見えるがよ。


昔のロボット漫画らあでようあるパターン、旧式のポンコツロボットに乗った主人公が、最新型ロボットの敵と闘うっちゅう、そんなイメージが塩田さんの脳裡に浮かんだがやないろかのう?
写真8  塩田さん写真9  蒸留器

さて、この高知初のクラフトジンは、何で「マキノジン」と命名されたがか?


まず「マキノジン」は、佐川町出身の「日本植物学の父」と謳われる植物学者・牧野富太郎博士が発見し亡き妻の名をつけた「スエコザサ」をキーボタニカルに、県産柑橘類らあ12種類のボタニカル原料を使うちゅうがやき。


ジンにゃあ必須のジュニパーベリー以外、他のボタニカル原料は、有機グァバや仁淀川山椒、土佐の酢みかん(香酸柑橘類)のブシュカン、榧の木クズらあの、高知県らしいもんを使用し、世界に誇れる土佐らしいクラフトジンになると確信しちゅうっちゅうて、塩田さんは語るがよ。


ちなみにベースとなる酒は、司牡丹の清酒取り焼酎「大土佐」ながやき。


この清酒取り焼酎は、清酒の風味もしっかりあって、ある意味清酒と焼酎の中間みたいなお酒やっちゅうだけでも珍しいがやけんど、何と長期熟成の約20年モノばあになるレアモノながよ。


さらに、この蒸留器が据え付けられちゅう場所は、実は偶然にも、元々は牧野富太郎博士の実家の酒蔵(屋号「岸屋」・銘柄「菊の露」)やったっちゅう場所ながやき!


今回「マキノジン」を造ることになったがは、もはや運命やったっちゅうことながよ!


また「マキノジン」は、発売前の一昨年10月からクラウドファンディングを実施し、たくさんの皆さんからのご支援のお陰で、目標金額の200万円を大きゅう超える、260万5千円を達成しちゅうがやき。


【ポンコツ蒸溜器で高知初のクラフトジンを造り世界一のジンに育てる】
https://readyfor.jp/projects/makinogin

その後、昨年2月に正式発売をすることになり、まずは1回目の蒸留分1200本を用意しちょったところ、これまた偶然にも発売日のちょい前に、4月3日スタートのNHK朝ドラが、牧野博士が主人公のモデルに決まったっちゅう報が流れたがよ!


まっことこうなりゃあ、もはや運命を超えて宿命……天の牧野博士も応援してくださりゆうがやと、ワシゃあ確信さいてもうたがやき!


その報のお陰で、司牡丹にゃあ注文が殺到し、第1回目の蒸留分1200本は、アッちゅう間に完売!


急遽2回目の蒸留も実施して、その後もう1200本を追加したがやけんど、焼け石に水で、こちらもアッちゅう間に完売してしもうたがよ。


そっからは、次の発売はいつになるがかっちゅう問い合わせが、連日のように殺到したがやき。


そこで2年目の令和4酒造年度は、蒸留を10回ばあに大幅に増やし、約12,000本っちゅう大増産を計画し、実は昨年12月までにゃあ再発売する予定やったがよ。


ところが、コロナ禍で製造量が激減した瓶メーカーが、「マキノジン」に使用しちょった瓶の製造を中止にしてしもうたがやき!


急遽新たな瓶を決定し、ラベルもサイズを変更し直すことになって、発売日が大幅に遅れることになってしもうたがよ。


さらに、12種類のボタニカル原料の全てから値上げの要請もあり、「マキノジン」は販売価格も値上げを余儀のうされてしもうたがやき。


そんな関係で、2年目の「マキノジン」は、発売日が大幅に遅れた2月1日となり、瓶型もリニューアルとなり、価格も値上げとなってしもうたっちゅうことやきに、何とぞご了承いただけましたら幸いながよ。


さて、結構な値上げとなってしもうた新「マキノジン」やけんど、2月1日の発売以来、現在4000本が出荷されちょって、つまり既に全製造量の3分の1が売れてしもうちゅうっちゅうことで、まっこと恐るべし勢いながやき。


さらに追加情報として、昨年11月に開催された「高知の宝物グランプリ2022−2023」において、「マキノジン」は「準グランプリ」を獲得しちゅうがよ。
写真10  高知の宝物GP準GP写真11  にっぽんの宝物GP準GP














さらにさらに、今年2月に東京で開催された「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2022−2023」(全国大会)にもエントリーされ、こちらにては「飲料部門」で準グランプリを獲得しちゅうがやき。


こりゃあまっことホンマに、看板に書かれちゅうとおり、「サカワチョウカラセカイヘイクヨ」が真実になりそうな、そんな予感がするがぜよ!


●「マキノジン」(令和4酒造年度・リニューアル版)<アルコール度:45度> 700ml:3,364円(消費税抜き)

















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司牡丹酒造株式会社

Posted by tsukasabotan at 09:24│Comments(0)