4月18日(火)は、かつてワシがこぢゃんとお世話になったマーケティング界の巨星、故・水口健次先生のお仲間を中心とした30名の皆さんと、「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)にて、「旬と日本酒・輝きの会」<初鰹と司牡丹を楽しむ会・2023春>が開催されたがやき。
水口先生がお元気やった頃、ワシらあ蔵元が各地で主宰する「旬どき・うまいもの自慢会」をこぢゃんと応援していただき、また会の命名者も水口先生やったがよ。
ほんで14年ばあ前に、東京で初の開催となる「旬どき・うまいもの自慢会in東京」(「2009年7月27日」のブログ参照)を、こちらの「宝」にて開催したこともあったがやき。
その際にご参加いただいちょった水口先生のお仲間の皆さんから、またあんな美味しいお料理と美味しいお酒の会を、是非開催してほしいっちゅうご要望をいただき、まずは9年前の5月に「宝」にて「初鰹と司牡丹の会」(「2014年5月15日」のブログ参照)を開催し、続いて8年前の10月に「戻り鰹と司牡丹の会」(「2015年10月30日」のブログ参照)を開催し、7年前は6月に「初鰹と司牡丹の会」(「2016年6月14日」のブログ参照)、11月に「天寿とハタハタ・司牡丹と戻り鰹の会」(「2016年11月8日」のブログ参照)を開催し、6年前は5月に「初鰹と司牡丹の会」(「2017年5月18日」のブログ参照)を開催し、10月に「浦霞と三陸塩釜ひがしもの・司牡丹と戻り鰹の会」(「2017年10月10日」のブログ参照)を開催し、5年前は6月に「初鰹と司牡丹の会」(「2018年6月13日」のブログ参照)を開催し、11月に「澤乃井&司牡丹を楽しむ会」を開催し、以来5年ぶりの今回の開催に至るっちゅう経緯ながよ。
ちなみに2016年秋の会の際に、水口先生が晩年提唱されよった「ディライト・マーケティング」から、「旬と日本酒・輝きの会」っちゅう名称が正式に決まり、水口先生のお弟子さんである吉川京二さん(株式会社ジャパンブルーカーボンプロジェクト代表取締役)が会長にご就任されたがやき。
会のメンバーは、ブリヂストンさんやら、資生堂さんやらの有名企業のOBや現役の皆さんっちゅうお歴々や、吉川会長さんのお仲間らあが中心で、酒通・食通の方々だらけやっちゅうき、気合いも入るっちゅうもんながよ。
まずはワシゃあ16時半ばあに「宝」に入り、お酒や食材や資料らあが届いちゅうからあをチェックさいてもうて、17時ばあにゃあ吉川会長さんご夫妻もお越しになったがやき。
ほんで、皆さんの座席らあを決めて、準備万端ながよ。
17時半過ぎばあから、ぼちぼちお客様がいらっしゃり、まずはウェルカムドリンクとして、「マキノジン」のソーダ割を、来られた方から順番にお出しして、お楽しみいただいたがやき。
★ウェルカムドリンク:「マキノジン」のソーダ割
この「マキノジン」、予想以上に皆さん「おいしい!」っちゅうて好評やったがよ。
さらに、ボトルをお見せして、ワシから簡単に説明さいてもうたら、さらに皆さん感激されちょったがやき。
開会時間の18時にゃあワシを含む31名全員が集まり、いよいよ開会ながよ。
まずは吉川会長さんから、開会のご挨拶があったがやき。
続いてはワシから、まずはお詫びを申し上げさいてもうたがよ。
本来やったら、前日まで泳ぎよった土佐沖の獲れたて初鰹を、即ワラ焼きにして冷凍せんまんま冷蔵にて直送っちゅう予定やったがやけんど、残念ながら今回は、一尾も獲れんかったがやき。
その代わり、秋に獲れた戻り鰹をワラ焼きにして、即冷凍したもんの中から、最高レベルのもんを送っていただいたき、冷凍やち絶品であるこたぁ間違いなしながよ。
ほんで、今話題のNHK朝ドラ「らんまん」の主人公のモデル、日本植物学の父・牧野富太郎博士は、我が町佐川町出身の酒蔵の跡取り息子やったっちゅう話題や、「らんまん」でもウチの蔵が撮影に使われ、白壁蔵らあが何度も映っちゃうことらあを伝えさいてもうたがやき。
ここで、乾杯酒の「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)が配られ、皆さんでグラスに注いでいただいたがよ。
ほんで、株式会社SBS企画の北澤会長さんのご発声にて、みんなあで威勢よう「乾杯!」をしたがやき。
★「司牡丹・土佐宇宙深海酒」(純米吟醸酒)
あちこちから、「美味しいっ!」「フルーティー!」っちゅう感嘆の声が、漏れ聞こえてきたがよ。
ワシからは、「土佐宇宙深海酒」について、簡単に説明さいてもうたがやき。
ほんで、皆さんお1人おひとりの自己紹介が始まった頃、お次のお酒と料理が出されたがよ。
★「司牡丹・花と恋して」(純米酒)
⚫️前菜:「酒肴前菜7種」(茶碗蒸し、ポテトサラダ、空豆と豆腐揚げ出し、ローストビーフ、ホタルイカ沖漬け、ノレソレの土佐梅酢、茄子と茗荷)
そのお酒と料理の相性の良さに、これまたあちこちから悦びの声が聞こえてきたがやき。
さらにワシから、このお酒の解説をさいてもうたら、皆さんさらに大悦びで、飲んで食べて語り合うてが止まらんなって、盛り上がっていったがよ。
★「司牡丹・槽掛け雫酒」(純米大吟醸原酒)
⚫️お椀:「しじみ汁」
お次は、司牡丹最高ランクの純米大吟醸酒の登場に、皆さんさらにヒートアップながやき。
そのあまりに華やかな香りと深い味わい、そして品格の高さに、皆さんから絶賛の声が相次いで、おかわりも続出やったがよ。
さらに、「しじみ汁」のうま味との相性の良さに、「すごい!」っちゅうて、ワシに感動を伝えてこられた方までいらっしゃったがやき。
★「船中八策・零下生酒」(超辛口・純米生酒)
⚫️鮮魚:「ワラ焼き鰹の塩タタキ」
さあ、いよいよメインの「ワラ焼き鰹のタタキ」と「船中・生酒」の登場ながよ。
またまた、あちこちから「こりゃあうまいっ!」、「最高の組み合わせ!」、「止まらんなる!」っちゅう声があがったがやき。
「こんなにワラの風味がする、美味しい鰹は初めて!」っちゅうて、ワシに報告してくださった方もおられたがよ。
この酒と肴の最強タッグに、皆さん杯も箸も止まらんなって、ガンガンに盛り上がっていったがやき。
★「司牡丹・かまわぬ」(きもと仕込純米酒):ぬる燗(40℃程度)
⚫️逸品:「国産牛の焼きすき皿」
続いては、「かまわぬ」のぬる燗と肉料理のペアリングながよ。
この料理、「焼きすき皿」は、国産牛をすき焼き風に味つけしたもんで、トマトも入っちょって、その酸味と牛肉のうま味とタレの甘味らあがまっこと絶妙に調和して、うまいことうまいこと!
さらに「かまわぬ」のぬる燗と合わせりゃあ、このお酒のやわらかな酸が燗によって膨らみに変わり、料理の美味しさをさらにグンと引き立ててくれるがやき。
皆さんも、一層幸せそうな笑顔になり、さらにさらに盛り上がっていったがよ。
★「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)
⚫️揚物:「高知県産ヘダイの山菜巻き天ぷら 筍天ぷら」
お次は、司牡丹の浅野杜氏のポリシーをそのまんま酒名にした、「二割の麹が八割の味を決める」と、揚物の組み合わせながやき。
この新時代の食中酒に、「これまた香りも味も違うのに、やっぱり美味しい!」っちゅう感想の声をいただいたがよ。
さらに揚物と合わせりゃあ、酒と食のお互いがお互いの美味しさを引き立て合うて、さらに杯も箸も、皆さん進みまくりになったようながやき。
★「司牡丹・仁淀ブルー」(純米酒)
⚫️酢物:「鯖のダイダイ酢味噌〆」
続いては、司牡丹の仕込水の水系、奇跡の清流・仁淀川を彷彿とさせる純米酒、「仁淀ブルー」と「酢物」のペアリングながよ。
「仁淀ブルー」の柑橘類を想わせるほのかな酸をしのばせた爽やかな香味が、ダイダイの酢の風味と鯖のうま味に、見事にマッチして、これまた絶品!
皆さんからも、「このお酒、確かに清流を感じる!」、「酒も料理もとにかく爽やかで絶品!」っちゅうお誉めの言葉をいただけたがやき。
★特別出品:「長期貯蔵芋焼酎 吾唯足知(われただたるをしる)」(濱田酒造)
さてお次は、今回お客様としてご参加いただいちゅう株式会社良知経営の濱田社長さんのご出身蔵、鹿児島は濱田酒造さんの長期貯蔵芋焼酎「吾唯足知」を、お土産に1本いただいたもんやき、お1人様20mlずつロックにて皆さんにお楽しみいただいたがよ。
甘味すら感じさせる芋ならではのやわらかな風味と、熟成感のあるまろやかに練れた味わいが、品格と長い歳月を感じさいてくれ、こりゃまっこと最高レベルの美酒ながやき。
ちなみに「吾唯足知」っちゅうんは、京都は「龍安寺」さんの蹲(つくばい)の文字で、SBS企画の北澤会長さんのご尽力により実現したもんで、焼酎は濱田酒造さん、日本酒は司牡丹酒造から、発売さいてもうちゅうがよ。
さて終盤にゃあ、皆さん大盛り上がりに盛り上がりまくり、まるで土佐人みたいにあちこちに席を移動しまくりになって、ワイワイガヤガヤの大衆酒場の満席状態みたいになったがやき。
⚫️食事:「冷やし軍鶏つけうどん」
続いては〆のお料理で、龍馬さんが愛した軍鶏鍋を、冷やしにしたイメージで創作したっちゅう、「冷やし軍鶏つけうどん」の登場ながよ。
軍鶏は治部煮にされちょって、うま味とコクがまっこと絶妙で、さらにうどんのツルッと食感と付け汁の風味とが加わりゃあ、口中でこぢゃんとバランスよう調和しもって膨らんでいくがやき。
★デザート酒:「司牡丹・山柚子搾り」(リキュール)
〆のラストのお酒は、「山柚子搾り」をデザート感覚でお楽しみいただいたがよ。
これまた皆さんから、「マジ美味しい!」「爽やかの極み!」「こんなに美味しい柚子酒は初めて!」っちゅうて、こぢゃんとお誉めの言葉をいただいたがやき。
こうして、大大大盛り上がりのまんま、予定終了時間オーバーの21時にゃあ、濱田社長さんの閉会のご挨拶と一本〆にて、大団円のお開きとなったがよ。
吉川会長さんを筆頭に、ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社