2023年04月22日

幸せの言の葉<1693>

「地上にゃあ多くの道があるけんど、最後の一歩は自分一人で歩かにゃあならんぜよ。」(へルマン・ヘッセ)


ドイツ生まれのスイスの作家で、20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者であり、1946年にノーベル文学賞も受賞しちゅう、へルマン・ヘッセ(1877〜1962)さんの言の葉ながやき。


どの道を選び、どの道を歩いていくか、それこそ人生は分岐点だらけながよ。


けんど、幼稚園や小学校、あるいは中学校や高校あたりまでやったら、おんなじ道を歩いてくれる仲間も多いし、親も一緒に歩いてくれゆうようなもんながやき。


けんど、大抵の人は、大学あたりから、あるいは就職するあたりから、どんどんおんなじ道を歩いてくれる人が少のうなっていき、親も一緒にゃあ歩いてくれんなるがよ。


さらに、社会人になって働きだして、それなりに成長していきゃあ、ますますおんなじ道を歩いてくれる人らあて、おらんなっていくがやき。


ほんで、ある時点から、自分ならではの進むべき道を見つけた時点からは、もはやおんなじ道を歩く人は、自分一人しかおらんなるがよ。


もちろん、同僚や仲間や友達はおるろうけんど、たとえおんなじ仕事をしよったち、もはやおんなじ道を歩く人らあて、誰一人おらんがやき。


けんど、そりゃあ決して淋しいことやないがよ。


最終的にゃあ、違う道を歩きゆう仲間や友達らあと、互いに助け合うたり励まし合うたりしもって、自分だっけの道を、自分一人で歩いていくっちゅうんが、人生っちゅうもんながぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)