2023年04月23日

幸せの言の葉<1694>

「天使たぁ、美しい花をまき散らすもんやのうて、苦悩するもんらあのために戦うもんながやき。」(フローレンス・ナイチンゲール)


イギリスの看護婦・社会起業家・統計学者・看護教育学者で、「近代医療統計学および看護統計学の始祖」、ならびに「近代看護教育の母」と呼ばれる、フローレンス・ナイチンゲール(1820〜1910)さんの言の葉ながよ。


天使っちゅうて聞いたら、普通は美しい花をまき散らすような、そんなイメージを思い浮かべてしまいがちやけんど、かの「クリミアの天使」と呼ばれたフローレンス・ナイチンゲールさんは、そんなんは天使やないっちゅうがやき。


ワシらあ地上に生きる現実の人間にとって、真の天使たぁ、苦悩するもんのために戦うもんやっちゅうがよ。


こりゃあある意味、ナイチンゲールさんみたいな仕事やなかったち、どんな仕事やちいえることながやないろうか。


美しい花をまき散らすような仕事っちゅうたら、華やかでスマートな表舞台のようなイメージがあるかもしれんけんど、たとえ外からはそんなふうに見えたとしたち、現実にゃあそんな仕事らあて存在せんがやき。


どればあ外からは華やかに見える仕事やち、うわべだけやのうて本気で打ち込みゃあ、結局は地べたを這いずるような地味で泥臭いことを、避けて通ることらあできんがよ。


一見、美しい花をまき散らしゆうように見える人やち、本気でその仕事に打ち込みゆう人は、誰か苦悩しゆう人らあのために、人知れず戦い続けゆうもんながぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)