2023年05月06日

幸せの言の葉<1700>

「現在は、過去と未来との間に画した一線ながやき。この線の上に生活がなけりゃあ生活はどこっちゃあにないがぜよ。」(森鴎外)


日本の明治・大正期の小説家・評論家・翻訳家であり、かつ陸軍軍医・官僚で、医学博士と文学博士の顔を持つ、かの文豪・森鴎外(1862〜1922)さんの言の葉ながよ。


この言の葉を、過去にも未来にも現実の生活はないがやき、現在のみを大事にしたらえいっちゅうような、刹那的な意味に捉えちゃあいかんがやき。


そうやのうて、ワシらあはすっと、過去をクヨクヨと思い悩んだりすりし、未来に不安を抱いて杞憂にまみれてしもうたりするきに、そんなことで現在を塗り潰してしもうたら、過去と未来に侵食されてしもうて、大切な今の生活がないなってしまうぜよっちゅうて、おそらく鴎外さんは言いたいがよ。


現実の生活は、いまこの時、現在にしかないがやけんど、その現在は実は過去の積み重ねの上に成り立っちゅうがやき。


ほいたら、過去のえいことも悪いことも、全てが今の自分をつくり上げるために必要なことやったがやと思えるはずながよ。

そう思えりゃあ、過去はクヨクヨ思い悩むもんやのうて、全てを感謝の対象にすることができるはずながやき。


次に未来は、確かに不確定やき、ちびっとは不安を抱くがはしょうがないかもしれんけんど、杞憂にまみれるばあの不安は無くすことができるがよ。


そりゃあ、自身が本心からワクワクするような夢を、未来に描くことながやき。


過去に感謝し、未来にゃあワクワクするような夢を描き、現在に集中して一所懸命に生きるっちゅうことが大切やっちゅうて、おそらく森鴎外さんは言いたいがぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(0)