「今が本番、今日が本番、今年こそが本番、明日がある、明後日があるっちゅうて思いゆう間は、何ちゃあありゃあせんがぜよ。」(東井義雄)
兵庫県の浄土真宗東光寺住職で、小学校教師としても奉職し、多くの著作も著した教育者でもある、東井義雄(1912〜1991)さんの言の葉ながやき。
人間誰やち、人生なかなか思い通りにゃあいかんもんやき、「さあ、心機一転!今からが本番や!」やとか、「今年こそが本番や!」やとか、あるいは「明日がある!明日からこそは!」やとかっちゅうて、思いとうなるもんながよ。
けんど東井さんは、そんなふうに思いゆううちは何ちゃあありゃあせんっちゅうて断言し、なかなかに手厳しいがやき。
ほいたら、どう思うたら、「何かがある」がか?
どう考えりゃあ、思い通りにならんかったこれまでの人生を、ある程度思い通りに変えることができるがか?
そりゃあまずは、人生においちゃあ全てが本番やっちゅうことで、リハーサルらあないと思わにゃいかんっちゅうことながよ。
さらに、明日があるやとか、明後日があるやとかやのうて、「今この瞬間」からやるしかないっちゅうことながやき。
もし、これまでの人生が、思い通りになってないがやったら、これまでと同じことをしよったら、これからも同じような結果になるっちゅうことながよ。
同じことをしもって、違う結果が出るらあてこたぁあり得るはずがないっちゅうことを、しっかりと脳味噌に叩き込まにゃあいかんがやき。
そのことをしっかりと脳味噌に叩き込みゃあ、これまでたぁ違うやり方、もうひとつの別の道らあが、脳裡に浮かんでくるはずながよ。
ほいたらシメタもんながやき。
あとは、今この瞬間から、全てが本番やと肝に銘じもって、新たなやり方、新しい道を、コツコツと地道に進んでいきゃあえいっちゅうことながぜよ。