5月18日(木)は、まずは14時から高知県酒造組合にて理事会が開催されたがやき。
理事長のワシの司会にて開会し、まずは「高知県酒造組合」の「令和4年度収支計算書(概算)」について、続いて「高知県酒造協同組合」の「令和4年度収支計算書(概算)」について、事務局より報告があったがよ。
お次の議題は、「令和5年度の都市・地域イベントについて」ながやき。
まずは6月16日(金)〜17日(土)にかけて、池袋サンシャインシティにて、日本酒業界最大のイベントである「日本酒フェア」が開催される予定で、高知県酒造組合としてもブース出展するき、その内容らあについて打ち合わせしたがよ。
また、10月1日(日)の「土佐酒で乾杯!」イベントについてと、「土佐はし拳大会」についてらあも、打ち合わせしたがやき。
続いては、その他当面の諸問題で、まずは「土佐宇宙深海酒」のポスターの在庫がないなったっちゅうことで、技術顧問の上東先生から追加注文の提案があり、デザイナーの迫田さんに200枚のポスターをお願いすることに決まったがよ。
お次は、酒造組合のホームページの画像についてで、この「TOSA NAKAMA 18」のメンバーが既にかなり変わっちゅうきに、顔をすげ替えにゃあいかんっちゅう件らあについて、ワシから説明さいてもうて、今後進めていくことになったがやき。
続いては、「酔うちゅう部」の動画についても、現在はストップしちゅうがやけんど、こちらの修正らあについても、今後進めていくことになったがよ。
お次は、海外イベント関係について、高知県からの依頼で、技術顧問の上東先生が、5月25日〜29日に台湾でのイベント、6月11日から10日間米国でのイベントに、出張予定やっちゅう報告があったがやき。
また、8月25日〜9月2日は、「全米日本酒歓評会」の審査員として、上東先生がハワイに出張されるっちゅう報告もあったがよ。
続いては、高木副理事長から、酒米搗精工場問題について、現在の進捗状況らあについて、報告があったがやき。
最後に、高松国税局高知派遣酒類業調整官さんから、「アルコールが体から抜けるまでの時間」についての資料説明や、「台湾からのチャーター便」情報らあについてのお話があったがよ。
こうして17時前ばあにゃあ、理事会は無事終了したがやき。
皆さん、まっことお疲れ様でしたぜよ!
さてその晩は20時から、ワシの昔からの盟友・増田健治先生が主宰する「酒販ビジネス実践会」(http://syuhan-business.com/ )の、「第1回 酒販店 新規客獲得実践プロジェクト・無料オンライン説明会」が、Zoomにて開催されたき、参加さいてもうたがよ。
まず増田先生は、「どうにかせんと、この業界、マジでヤバイぜよ!」っちゅうがやき。
何でかっちゅうたら、日本酒全体で30年前の73%減、特定名称酒やち25年前の53%減で、この減り方は異常やっちゅうがよ。
ほんで、全国の地酒蔵元は、売れるもんだっけを売るっちゅう酒販店の姿勢と販売力の低下にシビレを切らしだいて、別の販路を独自に模索しだす蔵元が続出しゆうちゅうがやき。
ところで、99%の酒類業経営者が誤解しちゅうがは、マーケティングを言葉巧みに売り込むことやと思うちゅうっちゅうがよ。
けんどホンマはマーケティングたぁ、商品を売るための事前準備作業、まっというたら、商品を売りやすうするための事前準備作業のことやっちゅうがやき。
商品を売るこたぁセールス、マーケティングたぁ商品を売る前の準備作業やっちゅうこたぁ、つまりマーケティングをせんかったら、商品を売り込みせにゃあいかんなるがよ。
かつては、大手メーカーが代行でマーケティングをやってくれたき、酒屋は商品を仕入れて並べちょくだっけでモノが売れたきに、酒屋にマーケティングの知識は必要なかったけんど、価格の自由化と免許の自由化っちゅう激変により、酒屋は商品の差別化(つまり中小地酒)に方向転換せざるを得んなったがやき。
ところが、中小地酒メーカーは、大手みたいに莫大なコストをかけたマーケティングらあてできるわきゃあないがよ。
蔵元の役割はえい酒を造ること、酒販店の役割はそのえい酒を売ることやっちゅう役割分担をしっかり認識すべきやっちゅうがやき。
そのために酒販店に今後必要なスキルは、マーケティングスキルやっちゅうがよ。
つまり、これまでの酒販店(特に専門店)にもっとも不足しちょったもんたぁ、マーケティングスキルの習得やっちゅうがやき。
人は、商品そのもんを買うがが最終的な目的やぁないがやきに、目的の奥にあるもんと、おまさんの商品を結びつけちゃるががマーケティングやっちゅうがよ。
ほいたら酒販店のまずやるべきこたぁ、まずは顧客名簿を増やすことで、目標は2倍やっちゅうがやき。
何でかっちゅうたら、「2:6:2の法則」があるきに、優良顧客を増やすにゃあ、全体のパイを増やすしか方法はないきながよ。
酒屋は、これからは「酒のプロ」から「酒売りのプロ」にならにゃあいかん、「SAKEマーケッター」の養成が急務やっちゅうがやき。
ほんで、今この業界にもっとも不足しちゅうんは、商品の価値と魅力を、飲み手(見込み客)の目線で伝える伝達力(→マーケティングスキル)やっちゅうがよ。
えい酒やったら、価値と魅力が自然に伝わるわけやないっちゅうがやき。
ちゅうことで、「酒販ビジネス実践会」じゃあ、業界初の新プロジェクト、「酒販店 新規顧客獲得実践プロジェクト」をスタートさせることにしたっちゅうがよ。
こうして、「第1回 酒販店 新規顧客獲得実践プロジェクト・説明会」は終了し、次回第2回説明会の日程の発表があったがやき。
この後は、質疑応答タイムやったがよ。
20名の参加者の皆さんから、いくつかの質問や意見らあが出されたがやき。
実はこの説明会は、おんなじ内容をこの日と前日の2回開催しちょって、前日は異業種の方や蔵元も数名参加されちょったらしいがやけんど、この日の蔵元の参加は、ワシだっけやったがよ。
ちゅうことで、蔵元代表としてワシから、酒販店の皆さんがマーケティングスキルを身につけていただくことが如何に大切かっちゅうことを、ちくと強調さいてもうたがやき。
こうして21時半ばあにゃあ、「第1回 酒販店 新規顧客獲得実践プロジェクト」は、お開きとなったがよ。
増田先生、素晴らしいプロジェクトを立ち上げていただき、まっことありがとうございますぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社