「ワシのこのヘタな文字、つたない文章も、見てくれる人のおかげで書かせていただけゆうがよ。『おかげさん』やないものらあてこの世にひとっちゃあないがやき。みんなあ『おかげさん』で成り立っちゅうがぜよ。」(相田みつを)
平易な詩を独特の書体で書き、温かみのある文字と言葉で、多くの人々の心を癒してきた詩人であり書家の、相田みつを(1924〜1991)さんの言の葉ながよ。
よう考えてみりゃあ確かに、相田みつをさんのこの言の葉のとおり、「おかげさん」やないもんらあて、この世にひとっちゃあないがやき。
司牡丹のお酒やち、飲んでくださる人々の「おかげさん」で造らいてもらいゆうがやし、ワシが今こうして生きちゅうがも、いろんな人々の様々な関わりの「おかげさん」で生きていけゆうがよ。
この世のありとあらゆる全てのことが、全部が全部「おかげさん」で成り立っちゅうがやき。
このことに本気で気づいたら、この世の中のありとあらゆることに対して、感謝の気持ちが湧いてくるはずながよ。
当たり前のように電車に乗って仕事に向かえるがも、電車を運行してくれゆう方々の「おかげさん」、昼休みに昼食が食べれるがも、ランチを作ってくれゆう方々の「おかげさん」……まっといやあ、空気がある「おかげさん」、水がある「おかげさん」、太陽が今日も昇ってくれた「おかげさん」……全部が全部、「おかげさん」ながやき。
あらゆる人々に、この空と大地と海に、この地球に、この世の中のあらゆる物事に、心から感謝の気持ちが湧いてくるっちゅうもんながよ。
まっこと、まっことありがとうございます!感謝感謝ぜよ!