5月25日(木)は、まず14時から佐川町のキリン館において、「アトリエよくばり子リス」の松田雅子さんと同館らあの主催にて、高知県立坂本龍馬記念館の学芸員、前田由紀枝さんの講演会「坂本龍馬と牧野富太郎」が開催されたがやき。
ワシの他にも、ウチのご本家の竹村脩さんご夫婦や、クラフトジン「マキノジン」開発者「クラップス」のオーナーバーテンダー塩田さんも参加され、総勢20名ばあの聴講者やったがよ。
まずは主催者の松田さんからのご挨拶と、キリン館の岡崎さんのご挨拶があり、いよいよ前田さんの講演ながやき。
まず前田さんは、お母様が佐川町の出身やっちゅうことで、佐川町にゃあこぢゃんと思い出や思い入れがあるっちゅうて語られたがよ。
ほんで、朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルとして今話題の、高知県佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士と坂本龍馬や坂本家とのつながりらあについて、家系図や写真らあを回覧しもって、詳しゅう解説してくださったがやき。
「らんまん」じゃあ、幼少期の富太郎が龍馬に出会うシーンがあるけんど、実際にゃあ出会うちゅう確率は極めて低いっちゅうがよ。
けんど、龍馬の甥の坂本直寛やったら、ハッキリと牧野博士と近しい関係やったっちゅうがやき!
牧野博士が自由民権運動にはまった頃にゃあ、龍馬を主人公にした新聞小説「汗血千里の駒」が大ヒットしちょったし、当時の民権家らあから龍馬の話は当然聞いちょったはずやっちゅうて語られたがよ。
ほんで、龍馬の甥であり民権家の坂本直寛が佐川を遊説した際にゃあ、牧野博士が手伝いをしよったっちゅう話が、坂本一族に伝わっちゅうっちゅうがやき!
また、「らんまん」に登場した民権家の早川逸馬は、この坂本直寛がモデルやないろうかっちゅうて、前田さんは語られたがよ。
さらに、この坂本直寛の姉の娘婿で民権家の土居磯之助っちゅう坂本一族の1人がおるけんど、この磯之助と牧野博士は盟友っちゅうてえいばあこぢゃんと仲良しやって、若い頃の2人の写真が残っちゅうっちゅうて、ワシらあにその写真を披露してくださったがやき。
他にも、朝ドラ「らんまん」にからめた様々な史実らあを詳しゅうに語ってくださり、まっこと面白うてこぢゃんと学びにもなったがよ。
前田さん、素晴らしいお話を、まっことありがとうございました!
また松田さん、ナイスタイミングの講演企画を、まっことありがとうございましたぜよ!
さてその晩は20時から、ワシの昔からの盟友・増田健治先生が主宰する「酒販ビジネス実践会」(http://syuhan-business.com/ )の、「第2回 酒販店 新規客獲得実践プロジェクト・無料オンライン説明会」が、Zoomにて開催されたき、参加さいてもうたがやき。
まず増田先生は、事業の目的は「顧客の創造である」っちゅうピーター・ドラッカーさんの言葉を挙げられたがよ。
続いて、1週間前の前回、第1回のおさらいを語られ、ほとんどの酒販店は酒のつくり方は知っちょってもお客さんのつくり方は知らんっちゅうて語るがやき。
お客さんをつくる、つまり新規顧客を集めにゃあいかんがやけんど、新規顧客づくりは既存客フォローの、通常は10倍のコストがかかるっちゅうき、ここを如何に低コストでやれるかが重要やっちゅうがよ。
低コストで新規顧客を集めるにゃあ、「価値」と「魅力」を伝えることが重要になるっちゅうがやき。
また、売上の定義は、「売上=(A)顧客数×(B)購買単価×(C)購買回数」やけんど、実はこの(A)を増やしゃあ(B)と(C)は自動的に上がるっちゅうがよ。
けんど特に酒販店は、一般客から見たらまるで檻(おり)みたいなもんで、見知らん人がフラッと入るがは、まず不可能なことが問題やっちゅうがやき。
たとえば、「どうぞご自由にお入りください。入口はコチラ→」みたいな看板らあを付けるだっけやち、かなり違うはずやっちゅうがよ。
また、人間が基本的に持っちゅうニーズとして、「ヒューバン8」を挙げ、この8つのニーズ全て、実は酒類で満たすことが可能やっちゅうがやき。
さらに、ベネフィットを理解することが大事やと語り、酒を買うた結果、得られるもんが欲しいがやっちゅうがよ。
「顧客はドリルが欲しいがやない!穴を開けたいがや!」っちゅう名言も紹介されたがやき。
ベネフィットたぁ、「それを購入したら、どんなえいことがあるが?」っちゅう質問に対する答えやっちゅうがよ。
ほんじゃき、今後イベントを開催する際にゃあ、目的を新規顧客の獲得にすることやっちゅうて語り、「CPI」と「CPO」の算出法を紹介されたがやき。
また、一見反応がありそうなチラシの事例を紹介し、これが何で反応が悪かったかについてを、語られたがよ。
このチラシを見た顧客に、どう動いてもらいたいか、何をどうしてほしいがかが、まったく書かれてないことが問題ながやっちゅうがやき。
続いては、参加者のマルシメ平野酒店さんが、5月12日の「醸界タイムズ」にも掲載された、「夏の生酒選定試飲会(助けて下さいの会)」の成功事例について、語られたがよ。
平野さんは、夏の生酒を仕入れたいけんど、何を仕入れるか迷いゆうき、お客さんに対して、「皆さんの舌を貸してくれませんか?」っちゅうて助けを求めたっちゅうがやき。
ほいたらこれが、驚くばあ反響があって、試飲会は大成功で、新規顧客も獲得できたっちゅうがよ。
平野さん、素晴らしい事例を発表していただき、まっことありがとうございましたぜよ!
ちゅうことで、「酒販ビジネス実践会」じゃあ、業界初の新プロジェクト、「酒販店 新規顧客獲得実践プロジェクト」をスタートさせることにしたっちゅて、増田先生は語られたがやき。
こうして、「第2回 酒販店 新規顧客獲得実践プロジェクト・説明会」は終了し、次回第3回説明会の日程の発表があったがよ。
この後は、質疑応答タイムやったがやき。
19名の参加者の皆さんから、いくつかの質問や意見らあが出されたがよ。
こうして21時半ばあにゃあ、「第2回 酒販店 新規顧客獲得実践プロジェクト」は、お開きとなったがやき。
増田先生、素晴らしいプロジェクトを立ち上げていただき、まっことありがとうございますぜよ!
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