通常は、入門者の皆さんの特典として、毎月1回Zoomにて、「オンライン質疑応答会&懇親会」が開催されゆうがやけんど、皆さんから是非年に1度ばあはリアル会もっちゅう要望があり、昨年は高知にて、今年は京都にて開催することになったっちゅう流れながよ。
ほんで、その「リアル会in京都」の2日目は、まずは2台のタクシーに分乗し、「龍安寺」さんに向こうたがやき。
実は司牡丹じゃあ、11年ばあ前に、有名な「龍安寺」さんの“つくばい”の文字を酒名にした「吾唯足知(われただたるをしる)・純米吟醸酒」を発売さいてもうて、さらに9年ばあ前にゃあ「吾唯足知・純米大吟醸酒」も発売さいてもうちゅうがよ。
なんで高知の司牡丹が京都の「龍安寺」さんの“つくばい”の文字を酒名に使えるようになったかっちゅうたら、「龍安寺」さんを創建された義天玄承禅師(ぎてんげんしょうぜんじ)は土佐の生まれで、司牡丹の故郷佐川町の隣町越知町にて剃髪得度(ていはつとくど)されちゅうっちゅうご縁と、以前から「龍安寺」さんとお付き合いの深い、株式会社SBS(http://www.sakebs.co.jp/)の北澤相談役さんのご尽力のお陰ながやき。
ほんで、ワシゃあ毎年北澤相談役さんと正月3日に「龍安寺」さんに新年のご挨拶にうかがいよって、住職さんや事務長さんらあとも親しゅうさいてもらいゆうもんやき、今回は「酒道 黒金流」入門者の皆さんに、「龍安寺」さんの一般公開されてない施設や秘蔵の品らあを是非ご案内いただきたいっちゅうてお願いしたところ、ご快諾いただけたっちゅうことながよ。
さて、10時半ばあに、ワシと山本博樹さん洋子さんご夫婦のタクシーが到着し、10分遅ればあで、今回京都のアテンド役を買うて出てくださった中西さんと、愛知の吉田さんと栃木の浅田さんご夫婦も到着し、まずは7名にて「龍安寺」さんの社務所にうかごうたがやき。
今回ご案内してくださる岩田事務長さんにご挨拶し、まずはお座敷にてお茶菓子とお抹茶をいただいて、ちくと和まいてもうたがよ。

ほんで、早速岩田事務長さんのご案内にて、まずはかの有名な「石庭」をじっくり拝見さいてもらいもって、詳しゅう解説していただいたがやき。

続いては、現在公開中の元首相である細川護煕氏筆の「雲龍図」襖絵を、詳しい解説付きにて、じっくり観覧さいてもうたがよ。


さて、こっからは一般公開されてない施設らあにご案内いただけるがやき!
まずは、檀家の方々らあしか通常は入れん、本堂の中にご案内いただいたがよ。
ご本尊らあは写真撮影禁止っちゅうことやったけんど、詳しい解説付きにてご案内いただけ、皆さん大感激やったがやき。
また、本堂の天井の龍の絵らあは、撮影OKっちゅうことやったき、早速撮影さいてもうたがよ。

お次は、一般公開されちゅうレプリカの「吾唯足知」の“つくばい”を拝見し、「龍安寺垣」や「日本最古の侘助椿」らあもご案内いただいたがやき。



続いては、いよいよ一般公開されてない、本物の「吾唯足知」の“つくばい”ながよ!


一見、レプリカよりか地味に見えるけんど、よう観たら、やっぱし本物はその年代感と重厚感が違うちょって、グッと迫ってくるもんがあるがやき。
ワシも久々に本物の“つくばい”を拝見さいてもうたがやけんど、やっぱし本物は違うと、あらためて感動さいてもうたがよ。
お次は、その“つくばい”の間近にある、お茶室の中までご案内いただいたがやき。

ほんで、お茶室の中にて、岩田事務長さんから、いろんなお話を聞かいてもうたがよ。
続いては、いろんな貴重な掛け軸や所蔵品らあを置いちゅう部屋に、たまたま置かれちょったテナガザルの屏風について、ちくと解説していただいたがやき。

こうして12時半近うなっちょって、岩田事務長さんに御礼を述べ、タクシーにてお次の昼食会場に向こうたがよ。
岩田事務長さん、2時間近うに渡る詳しいご案内、まっことありがとうございました!感謝感謝ながやき!
さて、お次の昼食は、中西さんアテンドによる、「南禅寺 順正」さんながよ。


江戸時代の医学校やった由緒ある建物を利用した、湯豆腐料理メインの老舗料亭ながやき。
とにかく広うて風情あるお庭や池があり、圧倒されそうな雰囲気ながよ。

今回ワシらあは、一番リーズナブルな「花コース」(3630円)をお願いしちょったがやけんど、これでもなかなかの豪華さやったがやき。
メインの「湯豆腐」に加え、「豆乳」 「小鉢」「焚き合せ」「田楽」「野菜天ぷら」「御飯」「香物」らあが次々と登場し、せっかくやきっちゅうことで、ちくとビールと「酒呑童子・遠き道」(吟醸生酒)もいただいたがよ。





う〜む、やっぱし平日の昼間っからのお酒は、最高に気分がえいがやけんど、シュッと酔いが回ってしまうがやき。
まっこと美味しゅういただきましたぜよ!
14時半ばあに「南禅寺順正」さんを出て、その後は、築100年を超える京町屋をリノベーションした「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」に、ちくと寄り道してコーヒーをいただき、さらに平安神宮に向こうて、大鳥居と平安神宮をちくと眺めさいてもうたがよ。


ここで15時ちょい過ぎになっちょったき、いったん解散して自由行動とさいてもうて、17時に左京区の老舗居酒屋の名店、「赤垣屋」さんに集合っちゅうことになったがやき。

ワシゃあ宿泊ホテルに戻んて、ちくと休憩してから、中西さんと待ち合わいて、「赤垣屋」さんに向こうたがよ。
17時からオープンの「赤垣屋」さんに、ワシらあはオープン15分ばあ前に到着したら、既に何人かが行列しちょったがやき。
ここまでのメンバー7名に、こっからは「マキノジン」のプロデューサーで高知市の老舗バー「クラップス」オーナーバーテンダーの塩田さんも加わり、8名にての懇親会のスタートながよ。
まずはビールで乾杯の練習をして、「つきだし」の「胡麻豆腐」「ゴボウ漬物」「おから」「芋煮転がし」らあをいただいたがやき。

ほんで、持ち込みさいてもうた「司牡丹・二割の麹が八割の味を決める」(純米酒)をみんなあに注いで、声高らかに「乾杯!」をしたがよ。
「赤垣屋」さんは大人気店なもんやき、8名にての奥の大部屋の予約は、1時間半で出にゃあいかんきに、とにかく皆さん大急ぎで注文し、大急ぎで飲んで食べて語り合うて、盛り上がったがやき。
「鴨ロース」「〆サバ」「イカ軟骨」「納豆玉子」「もずく酢」「茄子煮浸し」「焼き万願寺」「浅漬け」「おでん」「焼鳥」……と、とにかくガンガン食べてガンガン飲んで、アッちゅう間に「二割八割」の720ml瓶2本が、カラになっちょったがよ。





その後は、お店の日本酒を注文さいてもうたがやけんど、さすがは皆さん「酒道 黒金流」入門者やって、「昔の日本酒の味!」「若い人が嫌いそうな味!」「劣化?」「炭をかけすぎ!」等々、なかなか手厳しいコメントが噴出やったがやき。

この後も、しばし日本酒談義や酒談義にて、こぢゃんと盛り上がったがよ。
18時半にゃあ、「赤垣屋」さんを出て、ちくと酔い冷ましに鴨川沿いをブラブラと歩いて散策したがやき。
ほんで、このあたりにて山本博樹さん洋子さんご夫婦は、新幹線で東京に帰らにゃいかんっちゅうことで、後ろ髪を引かれるような表情で、帰路につかれたがよ。
山本博樹さん、洋子さん、わざわざ東京から2日間、「リアル会in京都」にご参加いただき、まっことありがとうございましたぜよ!
その後は、残った6名にて、しばし花見小路らあをプラプラ散策したがやき。
ほんで、20時にゃあ、一見さんお断りの有名ラウンジ「祇園もとじ」さんにうかごうたがよ。

こちらはモチロン、京都在住の中西さんのアテンドながやき。
お店に入ったら、いきなり「司牡丹・吾唯足知」(純米吟醸酒)が用意されちょって、ビックリやったがよ。
みゆきママさんがこの日のために、わざわざ探し回って、購入しちょってくださったらしいがやき。
まっこと、さすがは京都の一見さんお断りの人気店!
そのおもてなしの心憎い演出に、感謝感激ながよ!
早速みんなあで、「吾唯足知」にて、乾杯したがやき。
ほいたら「つきだし」に、妙に美味しい細長い揚げ物が出されちょって、ママさんに訊ねたところ、「たきものゑびす」の「塩芋けんぴ」やっちゅうがよ。

ちょい待ち!芋けんぴも、塩芋けんぴも、土佐の高知の名物ぜよ!
高知の塩芋けんぴも細切りやけんど、それよりかさらに細い、楊枝ばあの細さの芋けんぴは、初めていただいたがやけんど、こりゃあなかなか食感も良うて美味しいがやき。
パッケージを見せてもろうたら、原材料はサツマイモと植物油と岩塩のみで、砂糖を使うてないき、酒の肴としてもバッチリやったがよ。
こりゃ、是非高知の芋けんぴ屋さんにも、作っていただきたいもんながやき。
また、出前に餃子をお願いしたら、「餃子 歩兵」っちゅう大人気店の餃子やって、スタンダードなニラとニンニク入りの「餃子」と、ニラとニンニクなしで生姜メインの「生姜餃子」の2種類があって、どちらも絶品やったがやけんど、「生姜餃子」がシッカリ生姜が効いちょって、ワシゃあこぢゃんと気に入ったがよ。


生姜も、屋台餃子も、高知の名物やき、是非生姜のタップリ入った生姜餃子を、高知でも誰か作ってもらいたいもんながやき。
ちなみに、サイドメニューの「壺きゅうり」胡麻油であえた一口きゅうりも絶品で、餃子と交互にやりゃあ止まらんなってしまうがよ。

こうして、飲んで食べて語り合うて、盛り上がりまくり、22時過ぎばあにゃあ、「祇園もとじ」さんを出て、これにて「酒道 黒金流」入門者「リアル会in京都」はお開きとなったがやき。
みゆきママさん、こぢゃんと楽しい一時をありがとうございました!
また、2日間最高のアテンドをしてくださった中西さんにゃあ、まっこと感謝感謝ながよ。
そして、ご参加いただきました入門者の皆さん、まっことありがとうございました!

帰り道沿いの「一力茶屋」の風情ある土塀と、夏のおぼろ月の絵画のようなコントラストの美しさは、酔っぱらいの目にゃあ一層おぼろに見えて、こぢゃんと京都らしい風流を感じさいてもろうたがぜよ。
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司牡丹酒造株式会社