「痛みが鎮まることを乞うがやのうて、痛みに打ち克つ心を乞えますように。」(タゴール)
詩聖として尊敬を集める、インドの詩人・思想家・作曲家で、アジア人初のノーベル文学賞も受賞しちゅう、ラビンドラナート・タゴール(1861〜1941)さんの言の葉ながやき。
心に痛みが生じたとき、ワシらあはスッと、その痛みが鎮まることを乞うてしまいがちながよ。
つまり、痛み自体が無いなることを望んでしまいがちながやけんど、なんぼ望んだち、人生は茨の道ながやき、人生において痛み自体が無いなるらあてこたぁないがやき。
ほいたら、痛み自体を無いならすことができんがやったら、真に望むべきながは、そんな人生の様々な痛みに打ち克つことのできるような、強い心を望むべきやっちゅうことながよ。
痛み自体を無いならすっちゅう不可能なことを望むがやのうて、痛みに打ち克つ心っちゅう可能なことを望むような、そんなリアルな人生を生きる人間になりたいっちゅうんが、タゴールさんの希望やっちゅうことながぜよ。