8月20日(日)は17時から、ワシが開祖を務めさいていただきゆう「酒道 黒金流」の、第27回「入門者オンライン質疑応答会&懇親会」を開催さいてもうたがよ。
ちなみに「酒道 黒金流」についちゃあ、詳しゅうは、下記の公式サイトをご覧くださいや。
●「酒道 黒金流」: https://shudo-kurogane.jp
さてこの日は、いっつもたぁちくと違うて、常連組の愛知の知可子さんが、大ファンの声優・小野大輔さん(高知県佐川町出身)の朗読劇が高知市内にて開催されるき、高知に来られるっちゅうことで、高知組はリアルで集うて参加しょうっちゅうことになって、「いつものところ 十刻(ととき)」さんを予約さいてもうたがやき。
ワシゃあ17時前から「十刻」さんに入らいてもうて準備さいてもうがよ。
バー「Craps(クラップス)」オーナーバーテンダーの塩田さんも来店されたがやき。
17時ちょい前ばあにZoomを立ち上げたら、まずは高知の山本さんが入室され、続いて栃木のお取引先の日本料理店「一蕾」さんの浅田さんと京都の中西さんが入室され、さらに目の前の塩田さんもご自身のパッドから入室されたがよ。
ちなみに山本さんは、ホンマやったらリアル参加の予定やったがやけんど、ちくと風邪気味で、コロナやったらイカンっちゅうことでリアル参加は断念し、オンライン参加となったがやき。
5人でちくと盛り上がりよったら、17時20分ばあに、千葉の晴美さんが入室されたがよ。
さてこの日の「十刻」さんのお薦めメニューにゃあ、何と「メジカの新子」(ソウダガツオの幼魚)が掲載されちょったき、それをオンラインの皆さんに披露さいてもうて、自慢しまくらいてもうたがやき。
もともと、蕎麦屋の出汁らあに欠かせん「宗田節」の原料らあに使われよったソウダガツオ(正式にはマルソウダ)は、通常は生で食べるがは危ないっちゅうて言われゆうがよ。
それが、今頃の時期(8月中旬〜9月中旬頃)の約1ヶ月ばあだっけ、生まれて1年以内のソウダガツオの幼魚(=新子)だっけは、生で食することができるがやき。
夏の終わりのわずか約1ヶ月間だっけ、しかも朝獲れをその日のうちに食さにゃあいかんき、もともとは須崎市の一部と中土佐町久礼ばあでしか、食されてなかったがよ。
それが、近年は高知市内の居酒屋さんらあでも、たまに食することができるようになったき、まっこと嬉しい限りながやき。
ただし今年は、例年よりかちくと遅いようで、ワシもまだ一切れしか食してないし、塩田さんは今年はまだ一度も口にしてないっちゅうがよ。
そんな希少な、且つ土佐人の晩夏のソウルフードともいえる「メジカの新子」やき、そりゃあこぢゃんと自慢もしとうなるっちゅうもんながやき!
オンラインの皆さんは、こぢゃんとうらやましそうにされよって、まっこと申し訳ございませんぜよ!
ほいたら、朗読劇の観覧を終えた知可子さんが、お店に入って来るなり、外の看板をチェックされたようで、「メジカの新子が食べられるっっ!!」っちゅうて、満面満開笑顔で叫ばれ、さらにオンラインの皆さんをうらやましがらいてしもうたがよ。
そんなこんなしゆううちに、すんぐに18時になって、ボッチリこのあたりで、日本酒と食のジャーナリスト・山本洋子さんと、発酵醸造ミステリー小説「山田錦の身代金」の著者・山本博樹さんのご夫婦が入室してくださったがやき。
休憩タイムを取って、オンラインの皆さんにゃあ、お酒やおツマミらあを用意してもうたがよ。
そんな合間に洋子さんから、コンビニに売りゆう「氷入りカップ」が、こぢゃんと使えるっちゅう話題が提供されたがやき。
つまり、冷やし忘れた日本酒を、この「氷入りカップ」に注いで、ちょい経ってお酒が冷えた頃、フタのちんまい注ぎ口から、氷を出さんまんま日本酒だっけ出してグラスに注ぎゃあ、アッちゅう間に冷えた日本酒が、チビッとだっけアルコール度が下がって、堪能できるっちゅうネタやったがよ。
確かにこりゃあ、実際の様々なシーンで活用できる、なかなか画期的なテクニックながやないろうか!
日本酒ファンの皆さん、コレを是非流行らせましょうぜや!
そうこうしゆううちに、皆さん画面に戻られ、同じ頃にワシらあのリアル会場にゃあ、ウワサの「メジカの新子」と「グビ鰹の刺身」と、「船中八策」(超辛口・純米酒)が登場したがやき!
ほんで、「リアル&オンライン懇親会」がスタートし、まずは皆さんの用意したお酒を、画面に見せびらかしてもうたがよ。
高知の山本さんは「船中八策・槽搾り黒」(超辛口・槽搾り純米酒)、京都の中西さんは「自由は土佐の山間より」(超辛口・特別純米酒)、栃木の浅田さんご夫妻は店名と同じ「一蕾」(純米吟醸酒)、千葉の晴美さんはイチオシの「金凰司牡丹」(本醸造酒)、東京の洋子さんは「船中八策・槽搾り黒」で博樹さんは「船中八策・きもと」(超辛口・きもと純米酒)っちゅうラインナップやったがやき。
ほんで、リアル会場のワシと塩田さんと知可子さんは、大定番の「船中八策」(超辛口・純米酒)を注ぎ合うて、オンラインの皆さんらあと一緒に「かんぱ〜い!」ながよ!
さてこの後は、オンラインの皆さんのご希望で、まずは「メジカの新子」の美しい姿を、画面いっぱいに映し出してご覧いただいたがやき。
ボッチリ同じ時期に旬をむかえる土佐の酢みかん(香酸柑橘類)「ブシュカン」の、皮の部分がすりおろし掛けられた「メジカの新子」の上に、さらに「ブシュカン」果汁をギュッと絞りかけりゃあ、その強い酸によって、新子の身がキュッと締まり、ちくと色が変わるがよ。
コレに醤油をチョンと付けていただきゃあ……ウマイの何の!
食感はプリップリのモッチモチで、噛みしめりゃあ新子自体のやわらかな旨味がジンワリと沁み出してきて、そこにブシュカンの酸味と醤油の塩味とが加わりゃあ、これぞ土佐の晩夏を代表する絶品の美味しさで、口が舌が、辛口の日本酒を要求して、喉から手が出てきそうになるがやき!
そこに「船中八策」をキュッとやりゃあ……もはや至福っ!!
メジカの鮮度抜群の美味しさを、「船中八策」が出汁のように下から支えて押し上げて、美味しさを倍増さいたかと思うたら、後口は潔いばあ爽やかに流れてキレていくがよ!
こりゃあタマルカ!箸も杯も止まらんなるがぜよ!
オンラインの皆さんにゃあまっこと申し訳ないけんど、リアルの3人で至福のひとときを堪能さいてもうたがやき。
さらに、宇佐漁港にてこの日の昼に獲れたばっかしっちゅう鰹を「グビ鰹」っちゅうらしいがやけんど、その「グビ鰹の刺身」が、これまたプリップリのモッチモチモチモチで、口腔内に吸い付くばあ粘りがあって、初鰹ならではの赤身の旨味がこぢゃんと沁み出してきて、これまたウマイことウマイこと!
オンラインの皆さんに見せびらかしまくりもって、「船中」と交互に、飲んで食べて飲んで食べて、リアル会場は盛り上がりまくりになったがよ!
さらにさらに、そのグビ鰹の心臓を、土佐じゃあ「チチコ」っちゅうがやけんど、通常は煮付けにするとかで、生じゃあ食することができんその「チチコ」を、昼獲れならではの刺身で出してくださって、リアル会場は狂喜乱舞ながやき!
今度はコリッコリのウマッウマで、すりおろし生姜と醤油がバッチリの相性で、これまた「船中八策」がナンボやち飲めてしまうっちゅうもんながよ!
オンラインの皆さん、まっこと申し訳ございませんぜよ!
そっから後も、「ウツボの唐揚げ」「ハランボ(鰹の大トロ)の塩焼き」、「十刻」さん名物「四川麻婆豆腐」らあをいただきもって、「船中八策」をガンガン酌み交わしまくり、リアル&オンラインにて語り合いまくり、大盛り上がりに盛り上がったがやき。
最初から半分ばやった「船中」の1升瓶がカラになり、続いてはこれまた半分ばあやった「司牡丹・封印酒」(純米吟醸酒)が登場し、飲んで食べて語り合うて、さらに飲んで食べて語り合うて、ガンガンに盛り上がったがよ。
さらに、「牛すじ煮込み」や「土佐はちきん地鶏のツクネ」らあをいただきもって、「封印酒」に続いては、「司牡丹・日土人(ひとびと)」(永田農法・純米酒)を酌み交わし酌み交わし、リアル&オンラインで語り合いまくりやったがやき。
20時過ぎばあに、風邪気味やった高知の山本さんが退室されたけんど、浅田さんくのペットのワンちゃん自慢があったり、晴美さんの「フキ味噌」珍味自慢があったりして、オンラインの方々もいっつも以上に盛り上がったがよ。
こうして大盛り上がりのうちにアッちゅう間に時間が過ぎて、予定終了時間オーバーの20時半ばあにゃあ、1人2人と退室され、晴美さんと浅田さんのみになったち、まだしばし一緒に盛り上がりよったがやき。
こうして21時前ばあにゃあ、第27回目の「オンライン懇親会」はお開きとさいてもうたがよ。
ワシらあリアルの方は、まだまだ「シラスのパスタ」や「長崎皿うどん」らあをいただきもって、21時半ばあまで、しばし盛り上がったがやき。
ちなみに「十刻」さんを出たさらにその後も、3人で2次会に「バッフォーネ」さんにうかごうて、名物の世界一うまい「ジェノベーゼのパスタ」をいただきもって、「マキノジン」のソーダ割を酌み交わしもって盛り上がり、行き抜けてしもうたがは当然の流れやったがよ。
リアル&オンラインにてご参加いただきました「酒道 黒金流」入門者の皆さん、まっことありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社