「孤独は最も自己に親しむときであり、最も自己の拡大されるときでもあるがぜよ。」(小坂奇石)
「奇石体」っちゅうて呼ばれる独自の書風を確立し、書家としちゃあ初めて日本芸術院恩賜賞を受賞した、徳島県出身の書家、小坂奇石(1901〜1991)さんの言の葉ながやき。
人間、自分1人だっけじゃあ生きていけんっちゅうんは、間違いのう真実やけんど、自分らしゅう生きていくためにゃあ、孤独な時間が絶対に必要やっちゅうんも真実ながよ。
孤独な時間の中において、読書三昧に浸る、アイデアを練る、原稿を書く、思索にふける、自分を見つめ直す、瞑想する……ちゅうような時間を、あえて捻出せにゃあ、誰っちゃあ自分のことらあ分からんがやき。
人間は、実は自分のことが一番分かってないがやき、自分のことを知るためにゃあ、あえて孤独な時間をつくらにゃあいかんっちゅうことながよ。
つまり、この孤独な時間こそが、おまさんが最もおまさんらしゅう生きていくための道を、おまさんに示してくれるっちゅうことながぜよ!