まずは朝10時ばあから、「まきのさんの道の駅・佐川」にて撮影があったようで、司牡丹に来られるががちくと遅れて、11時半ばあやったがよ。
まずはワシのインタビュー撮影で、江戸時代末期の180年ばあ前に建築された、白壁の貯蔵庫「司牡丹・一号蔵」にて、撮影やったがやき。


さらに、「平成蔵」にて酒造りについてのインタビュー撮影、「牧野蔵」にての牧野博士と司牡丹についてや「マキノジン」についてのインタビュー撮影らあもあったがよ。


こうして12時半ばあにゃあ、ワシ単独のインタビュー撮影は終了し、ここでランチタイムとなったがやき。
昼食を済まいた後は、13時半ばあから、いよいよ服部先生との撮影があったがよ。
まずは酒林が吊りさがる司牡丹玄関前にて、ワシと服部先生の出会いのシーンを撮影し、2人で「一号蔵」内へ移動。
ほんで、服部先生とワシの掛け合いシーンの撮影が行われ、その後は吉田茂元首相が愛した「豊麗司牡丹」(純米酒)や、司牡丹との縁が深い坂本龍馬さんにちなんだ人気ナンバーワン商品「船中八策」(超辛口・純米酒)や、「司牡丹・仕込水」(仁淀川水系の湧水・軟水)を、服部先生にテイスティングしていただくシーンらあの撮影があったがやき。
続いては、竹村家のご本家、国の重要文化財となっちゅう竹村脩さんくに移動し、所蔵されちゅう本物の坂本龍馬さんの手紙についての撮影があったがよ。

お次は、佐川町斗賀野地区に移動し、永田農法で栽培されゆう酒米の王者「山田錦」の、黄金色にに実った稲穂が美しい圃場の撮影があったがやき。

炎天下にて、酒米農家の方らあと服部先生の撮影や、「司牡丹・永田農法・純米吟醸酒」のテイスティングの撮影らあが行われたがよ。


まっこと暑い中、ありがとうございましたぜよ。
こうして、司牡丹酒造と佐川町での撮影は、16時過ぎばあにゃあ終了したがやき。
続いては、隣町の越知町に移動し、「居酒屋 花」さんにて、地元ならではの旬の食材を使うた料理と、司牡丹の旬の日本酒とのマリアージュの撮影があったがよ。

ちなみにワシが希望しちょった地元ならではの旬の食材は、「メジカ(マルソウダガツオ)の新子+ブシュカン」、「仁淀川の落鮎」、「仁淀川のツガニ」っちゅう、ちくと用意するがが難しい3品やったがやき。
これらあの食材を選んだ理由は、3品とも高知を代表する秋の味覚やっちゅうことと、まず「メジカの新子」についちゃあ、中土佐町と須崎市(佐川町のお隣)の名物やけんど、間違いのう中土佐町は「鰹」を選らばにゃあいかんし、須崎市にゃあ酒蔵がないし、さらに獲れる時期は8月ばあから9月ばあの僅か1ヶ月ばあしかないき、「メジカの新子」は登場できんかもしれんと思うたきに、あえて選らばいてもうたがよ。
お次の「落鮎」についちゃあ、夏の「鮎の塩焼き」は、間違いのうどっかの酒蔵が選ぶろうけんど、秋の「落鮎」の美味しさも是非とも紹介さいてもらいたいと思うたきながやき。
続いての「ツガニ」は、こりゃあもう四万十川と仁淀川の秋の恵みの代表やけんど、これまた9〜10月の短い期間しかないき、こちらも撮影日程の関係で選らばれんかもしれんと思うたき、選らばいてもうたがよ。
しかもこの3品ともなかなか入手が困難なもんやき、どれか1品でも用意できりゃあえいと思いよったら、店主の片岡さんが見事に3品とも用意してくださっちょって、ワシゃあ大感激やったがやき。
まっことありがとうございますぜよ!
「居酒屋 花」さんでの撮影は、まずは「つきだし」の「リュウキュウ(蓮芋の茎)とシラスの酢の物」が登場した後は、直んぐに「メジカの新子」のプリップリの刺身が、ブシュカンと醤油を添えて登場し、「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)がマリアージュ相手として出されたがよ。

撮影が始まり、「船中ひやおろし」を一口味おうてから、ブシュカンを搾りかけて醤油を付け「メジカの新子」を食べられた服部先生は、いきなり目を丸うに見開いて、驚きの表情を見せられたがやき。
「メジカの新子」は初体験やっちゅうことやったけんど、あの天下の服部料理学園校長の服部先生が、驚きの表情を見せるような魚がまだこの世に存在しちゅうがやっちゅうことに、ワシゃあ感動してしもうたがよ。
しかも服部先生、カメラの存在も忘れてしもうたかと思うばあの凄い勢いで、「メジカの新子」を次々にバクバク食べられだいて、ワシが1切れ2切れいただきゆう間に10切ればあを食されちょったがやき。
こりゃあ、そればあ初めて体験する美味しさやったっちゅうことの証明やともいえ、まっこと嬉しいかぎりやったがよ。
ただし、服部先生の食べっぷりの凄い勢いにあまりに驚いてしもうて、ワシゃあこの「メジカの新子」と「船中八策・ひやおろし」の画像を、撮影するがを完全に忘れてしもうちょったがやき。
ほんじゃき、こちらの画像がないがは、何とぞお許しくださいや。
お次は、「かまわぬ」(きもと仕込純米酒)のぬる燗と「落鮎の塩焼き」のマリアージュながよ。

まずは「かまわぬ」ぬる燗をキュッとやり、「落鮎の塩焼き」を一口食された服部先生は、またまた「こりゃあ旨い!」と全身で叫びゆうかと思うばあの勢いで、アッちゅう間に「落鮎の塩焼き」のオスとメスの2匹を、ペロリと平らげられたがやき。
もちろん「落鮎の塩焼き」らあて、何度も何度も食べたことがある服部先生やろうけんど、ワシもいただいてみて気づいた、その鮎自体の抜群の鮮度の良さとハラワタや卵らあの想像を超える美味しさ、さらに絶妙な焼き加減、さらにさらに「かまわぬ」ぬる燗との見事な相性の良さ……これらあのお陰で、あの服部先生ですら、撮影中にムシャブリつくっちゅう行動を起こしたっちゅうことながよ!
まっこと、またまた嬉しいかぎりやったがやき。
続いては、「司牡丹・生鮮酒<秋>ひやおろし」(純米酒) と、「茹でツガニ」っちゅうマリアージュながよ。


まずは「生鮮酒<秋>ひやおろし」を一口飲まれ、「茹でツガニ」を食された服部先生。
もちろん「茹でツガニ」は食べたことがあるっちゅうことやったけんど、ここまで美味しい茹でツガニは初めてやっちゅうて、服部先生は本気で感動しきりやったがやき。
さすがにカニは、カラを剥かにゃあいかんきアッちゅう間に平らげるこたぁできんかったようなけんど、服部先生はやっぱしちくとビックリするばあの勢いで、次々に「茹でツガニ」のオスとメスの2匹を平らげられたがよ。
さらに、メスの「茹でツガニ」の味噌が残っちゅう甲羅に、「かまわぬ」のぬる燗を注いでいただきゃあ、思わず「くうぅぅぅ〜〜〜っっっ!!」っちゅうて感嘆の声が漏れてしまうばあの絶品の美味しさで、服部先生も大悦びの満開笑顔やったがやき。



さらにさらに!越知町一番の「ツガニ汁」名人の方が作ったっちゅう、絶品の「ツガニ汁」が、〆の1品として登場したがよ!

これまたあまりの美味しさにワシゃあ悶絶しそうになり、服部先生もさらに大悦びで、満面満開全身笑顔になられちょったがやき。
とにかくお料理もお酒もこぢゃんと旨いもんやき、服部先生もワシも、正直言うてカメラで撮影されゆうことらあスッカリ忘れてしもうて、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うての、普通の宴会状態になってしもうて、終盤にゃあ2人とも立派な酔っぱらいになっちょったがよ。

「居酒屋 花」片岡さんご夫妻と「ツガニ汁」名人さん、最高に美味しいお料理をご提供いただき、まっことありがとうございました!
そして、服部先生をはじめとするスタッフの皆さん、長時間の撮影まっことお疲れ様でした!ありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社