ちなみに「人づくり委員会」は、中田委員長さんを中心に、全く新しい基本方針を掲げて活動しゆうがよ。
その基本方針は、以下の通りながやき。
「人づくり委員会では、委員会の活性化に繋がるよう『見える化』を図りながら、運営方針にもある『土佐文化の継承人材の育成支援』をテーマとして取り上げる。なかでも高知県ならではのウリになり、かつ今後の継承が危ぶまれている『土佐の伝統文化』について、その種類や歴史等を調査・研究し、現状把握。それぞれの『土佐の伝統文化』が抱えている、『継承人材の育成』についての問題点を炙り出す。その上で、県・市町村にも参画していただき、『土佐の伝統文化』の人づくりを支援する団体の設立を提言できるように努める。このような『土佐の伝統文化』が持続可能となれば、より魅力的な高知県となり、必ずや経済発展にも繋がるものと考える。」
ほんで、これまでの委員会の流れとしちゃあ、以下のとおりながよ。
委員会メンバーの「濱長」女将の濱口さんから、これまで土佐の「おきゃく文化」を支えてきた「土佐芸妓」は、現在「濱長」に1人(女将の娘さん)おるだっけで、いまやその継承は風前の灯火やっちゅうお話があったがやき。
高知県にとっちゃあ、最大のウリの1つやといえるもんは間違いのう、土佐の「おきゃく文化」ながやき、それを支える大きな柱であるはずの「土佐芸妓」に、支援も補助も何ちゃあないっちゅうんは、確かにちくとおかしいがやないかっちゅうて、皆さん感じはじめたがよ。
ほんで、ワシから、近年他県の芸妓組合らあで、消え去りかけちょったもんが復活したっちゅう事例についての資料を皆さんに配らいてもうて、ちくと説明さいてもうたがやき。
どこの事例も、だいたい地元の経済人らあが応援して、減り続けよった地元の芸妓文化を復活さいたっちゅうパターンやったがよ。
ちゅうことで、委員会メンバーみんなあで、全国の事例を調べてこうっちゅうことになって、それらあの報告やまとめらあがあったがやき。
そんな中で、やっぱし「土佐芸妓」を中心とした「土佐伝統お座敷文化」を守る団体を創らにゃあお話にならんっちゅうことで、「得月楼」さんと「濱長」さんに集まってもうて、NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」設立に向けた準備会を、これまでに10数回ばあ開催してきたがよ。
そんな中で、土佐芸妓文化だっけやのうて、あらためて「土佐伝統お座敷文化」を、以下のとおり再定義したがやき。
【「土佐伝統お座敷文化」の再定義】（当会で守り育てる「土佐伝統お座敷文化」とは？）
食：皿鉢料理文化、鰹料理文化、土佐の酢みかん文化、土佐寿司文化など、四季折々の恵まれた山川海の幸を使った、土佐ならではの伝統的食文化。
酒：前記のような伝統的な土佐の食の美味しさを引き立てる、辛口であり、やや酸があって飲みごたえがあり、かつ雑味が少なく後口が綺麗な、伝統的土佐酒文化。
人：全て「なかま」（共有）にして人を楽しませる、土佐ならではの伝統的おもてなし「なかま」文化。（杯を「なかま」にする返杯・献杯、宴会での自由な席の移動、皿鉢の自由な取り分け、老若男女や他人まで皆「なかま」！）※土佐弁で「なかま」たぁ、一般的な同士の意味に加え、共有・シェアの意味もある。
宴：➀箸拳・可杯・菊の花・しばてん踊りなど、土佐ならではの伝統的お座敷遊び文化。
➁土佐ならではの家庭における伝統的「おきゃく（土佐流宴席）」文化。
�Ｎ祖發覆匹砲�ける伝統的土佐芸妓文化。
今までの経緯は、だいたいこんな感じながよ。
ほんで今回の委員会は、まずは「土佐経済同友会」として、今回のワシらあの活動を、高知県や高知市らあに対して「提言書」を出すかどうかっちゅう件について、検討されたがやき。
委員会メンバーの水野さんが一生懸命書き上げてくださった「提言書」の案が、「土佐経済同友会」上層部から「提言書の体(てい)をなしてない」っちゅうて突き返されたっちゅうことで、みんなあで話し合うたがよ。
これまでの「経済同友会」は、県や市らあに対して、「あーせい、こーせい」っちゅう「提言書」を出すだっけで、自分らあは何を成すかっちゅう内容が足りんがやないかっちゅう点が問題になり、「シンクタンクからドゥータンクへ！」っちゅう言葉が語られだいたことがあったけんど、ある意味これを受けて、ワシらあ「人づくり委員会」は、何年もかけてやっと年内にNPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」を立ち上げる予定になっちゅうがやき。
ほんじゃき、「提言書」っちゅうたち、「あーせい、こーせい」やのうて、「ワシらあがNPOを立ち上げるき、そん時ゃあ応援してつかあさい」っちゅう内容にならざるを得んきに、そういう意味じゃあ「提言書の体をなしてない」がも当然ながよ。
まあけんど、県や市に「立ち上がったら応援してつかあさい」っちゅうんは、既に7月末に、知事や市長との「懇談会」にて、発表さいてもうちゅうきに、あらためて必要かっちゅうたら、必要ないかもしれんがやき。
ちゅうことで、委員会メンバー皆さんの意見を聞かいてもうた上で、水野さんにゃあまっこと申し訳ないけんど、結論としちゃあ「提言書」を出すがは止めにしょうっちゅうことになったがよ。
水野さん、まっこと申し訳ございませんぜよ。
さてその後は、NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」の設立に向けての今後のスケジュールらあについて、吉本副委員長さんから、報告があったがやき。
続いてワシからは、9月26日(火)に開催される「四国経営者フォーラム」(高知新聞社主催)にて、ワシが「土佐の『食・酒・人・宴』をイノベーションし、未来を創る！〜食が美味しい！酒が旨い！人が明るい！そして世界一宴が楽しい酒国土佐！〜」っちゅうタイトルにて講演さいていただがやけんど、この内容はモロに今回のNPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」についてやっちゅうて報告さいてもうたがよ。
また、来年からこのNPOの事業の柱の一つになる、「土佐の酢みかん文化」についての事業は、今年は実行委員会形式にして、以下の2つのイベントを開催予定やけんど、大人気で、既にこの2つのイベント共にほぼ満席やっちゅう報告もさいてもうたがやき。
●「土佐の酢みかん文化を楽しむ会 at マンダリンオリエンタル東京」(2023年10月11日12:00〜14:00)
●『土佐の酢みかん＆土佐寿司を探求する会』(2023年11月7日18:30〜21:00「土佐料理 司 高知本店」)
その後は、年内の委員会の予定や、忘年会の予定らあについてを決めたがよ。
こうして19時半ばあにゃあ、今回の「人づくり委員会」はお開きとなったがやき。
ほんでその後は、有志メンバーにて懇親会ながやけんど、ワシゃあちくと別件があるっちゅうことで、別行動とさいてもうたがよ。
ワシの東京でのサラリーマン時代の会社の先輩、友枝さんが高知に来られるっちゅうことで、20時から「蕎麦と酒 湖月」さんを予約さいてもうちょって、一緒に飲んだがやき。
久々にお会いした友枝さんと再会を祝し、まずは生ビールで乾杯の練習をしたがよ。
ほんで、早速「船中八策・ひやおろし」(超辛口・純米原酒)を注文さいてもうて、あらためてこのお酒で、正式な乾杯をしたがやき。
その豊かな香りとギュッと凝縮したようなうま味、後口の爽やかなキレらあが絶妙で、友枝さんも「こりゃあ旨いっ！」っちゅうて満面満開笑顔になっちょったがよ。
さらに、珍しい黒マグロの新子(幼魚)、「シンマエ」が入ったっちゅうことで、ブシュカンを添えてこちらが登場！
その鮮度抜群のプリップリの美味しさに、いきなり脳天をかち割られたかのような反応で、友枝さんは思わずのけぞったがやき。
さらにそこに「船中ひやおろし」をキュッとやりゃあ……「くぅぅぅ〜〜っっ！」っちゅう表情でしばしうつむき、「うんまっ！」っちゅう一言を発し、もはや満面全身満開笑顔！
さあ、そっから後は、飲んで食べて語り合うて、飲んで食べて語り合うて、盛り上がりまくったがよ。
「牛スジ煮込み」、「ちちこ(鰹の心臓)の煮つけ」、「土佐鴨のレバーペースト」(松原ミート)っちゅう絶品酒肴をツマミに、「船中ひやおろし」がガンガンに進むこと進むこと！
さらにさらに、「船中ひやおろし」たぁ最強タッグの「鰹のタタキ」が登場し、このペアリングにも当然のごとく友枝さんは大感激やって、箸も杯も交互にやりゃあ止まらんなっちょったがやき。
東京時代のこぢゃんと懐かしい話題らあも飛び出しまくり、友枝さんがスマホに保存しちゅう当時の写真らあを交えもって、とにかく盛り上がりまくったがよ。
その後も、「川エビ唐揚げ」、「うるめ丸干し」、名物の「蕎麦屋の鴨ロース」らあをいただきもって、ガンガンに「船中ひやおろし」を酌み交わしまくって大盛り上がりに盛り上がったがやき。
後半にゃあ、ワシの大好物の四万十川上流の幻の川ノリ「せいらん」が登場し、これまた友枝さんも「こりゃウマイ！」っちゅうて、食べまくって飲みまくりになったがよ。
〆にゃあ蕎麦をいただいたがやけんど、海苔好きのワシゃあ当然の「花巻蕎麦」をお願いし、そこにさらに「せいらん」もまぶしていただき、大満足の締めとなったがやき。
友枝さん、わざわざ土佐の高知までお越しいただき、まっことありがとうございましたぜよ！
さて続いては、9月22日(金)の19時からは、隠れ家中の隠れ家「中町バー」さんにて、昭和37年生まれの同級生の集まり、「37の会(みなのかい)」の、第201回目が開催されたがよ。
前回の6月19日(月)は、記念すべき200回目やったけんど、3ヶ月ぶり開催の201回目で、15名のメンバーが集まったがやき。
ほんで、初回からズーッと幹事役の真理ちゃんから、開会のご挨拶があったがよ。
続いて、まずはビールらあを注文し、みんなあで乾杯して、宴席がスタートしたがやき。
「リュウキュウとタコの酢の物」や「生ハムサラダ」や「大根煮物」らあのお料理も、次々に出されたがよ。
ちなみにこちらのお店の店主の中町さんは、お料理の腕は確かなきに、何を食べたち旨いがやき。
さらに中町さんは、なかなかの日本酒ツウでもあり、日本酒の品揃えにも定評があるがよ。
ちゅうことで、「船中八策」の1升瓶をドカンと注文し、希望者の方々に注いでまわり、あらためて乾杯をしたがやき。
しばし盛り上がった19時半過ぎばあからは、真理ちゃんとバーコのミニライブがスタートしたがよ。
懐かしのフォークソングを中心とした選曲で、バーコのギターの音色と真理ちゃんのハスキーボイスが、懐かしさに輪をかけて心に沁みわたりまくり、1曲1曲拍手喝采やったがやき。
当然のごとく、ヤンヤのアンコールで、中島みゆきの「糸」を熱唱し、割れんばかりの拍手喝采となったがよ。
そっから後は、「カツオ節とオクラの和風パスタ」や「落花生」らあが出され、ワシゃあこれらあのお料理をいただきもって、「船中八策」をガンガン酌み交わしまくり、盛り上がったがやき。
終盤にゃあ、遅れて参加した伊藤が、バーコの演奏で歌うたりして、さらにさらに盛り上がりまくり、22時ばあにゃあ大団円のお開きとなったがよ。
中町さん、美味しいお料理と素敵な場を、まっことありがとうございました！
ちなみにその後は、2次会で「ばぁこのばぁー」に行って、みんなあでカラオケ歌合戦となって行き抜けてしもうたがは、そりゃあ当然の流れやったがぜよ。
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司牡丹酒造株式会社
