
こちらのイベントは、高知県酒造組合が主催し、土佐酒アドバイザーアソシエーションの皆さんが、特にオンラインの部分にガッツリ協力してくださって開催予定ながよ。
ほんでこの日の打ち合わせは、土佐酒アドバイザーアソシエーション事務局の平野さんが来られ、同代表の山崎さんはオンラインにての参加で、高知県酒造組合からは理事長のワシと事務局の秋久さんが出席したがやき。
オンラインの部分は、土佐酒アドバイザーアソシエーションが運営してくださりゆう、オンライン酒場「酔うちゅう部」(https://youtu-bu.jp )を使うて実施され、それ以外にも今回は、東京会場から「YouTube」にて生中継されるイベントにて、高知県会場に生中継が入るっちゅうことで、それらあについての段取りらあの打ち合わせをさいてもうたっちゅうわけながよ。
17時過ぎばあにゃあ、全ての打ち合わせが終了したがやき。
平野さん、山崎さん、10月1日は、何とぞ宜しゅうお願い申し上げますぜよ!
さて、続いてその翌日の9月26日(火)は、15時から「ちより街テラス」の「ちよテラホール」にて、高知新聞社主催・M&Aキャピタルパートナーズ協賛の「四国経営者フォーラム2023 in 高知」が、「事業成長に必要な経営の着眼点」っちゅうテーマで開催され、ワシが講演さいてもうたがよ。
ちなみにワシの講演は、「土佐の『食・酒・人・宴』をイノベーションし、未来を創る〜食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!そして世界一宴が楽しい酒国土佐!〜」っちゅう、なかなか長いタイトルやったがやき。
まず、ワシゃあ14時前ばあに会場に到着し、主催者や協賛者の皆さんらあにご挨拶さいてもうて名刺交換さいてもうて、進行の方らあも交えて、ちくとミーティングがあったがよ。
ほんで、開会5分ばあ前に会場に入らいてもうたら、60名ばあの参加者の皆さんが来られちょって、土佐経済同友会・人づくり委員会の皆さんらあや、知り合いの方々らあも少のうなかったがやき。
ご参加いただきました皆さん、まっことありがとうございます!
15時にゃあ開会し、まずはこの日の内容やスケジュールについての報告があり、お次は主催者を代表して、高知新聞社の伊藤営業局長さんがご挨拶をされたがよ。




続いては、ワシのプロフィールらあについての紹介があり、いよいよワシの講演のスタートながやき。

登壇し、パワーポイントを使うて、「土佐の『食・酒・人・宴』をイノベーションし、未来を創る〜食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!そして世界一宴が楽しい酒国土佐!〜」の、講演をさいてもうたがよ。

まずは「司牡丹のSTORY」っちゅうことで、「司牡丹の歴史や由来」、「日本を創った偉人たちと司牡丹」らあについてや、「司牡丹の水のSTORY」、「司牡丹の米のSTORY」、「司牡丹の技のSTORY」、「司牡丹の心のSTORY」らあについて、それぞれ語らいてもうたがやき。


お次は、「土佐の風土の食のSTORY」について、語らいてもうたがよ。
鮮度抜群の山・川・海の幸に日本一恵まれた高知県の、まずは山の幸にゃあ、<春>イタドリ<夏>リュウキュウ<秋>柚子<冬>葉ニンニクらあがあるがやき。

次に、川の幸にゃあ、<春>川エビ<夏>鮎<秋>ツガニ<冬>川ノリらあがあり、海の幸にゃあ、<春>ドロメ<夏>初鰹<秋>サバ<冬>ウツボらあがあるがよ。
さらに、土佐の高知にゃあ独特の豊かな食文化があり、土佐の酢みかん文化(柚子、ブシュカン、直七らあの香酸柑橘類を酢として多用する文化)と、土佐寿司文化(柚子酢を酢飯に使うた野菜寿司「土佐田舎寿司」等、何でも寿司にすると言われるばあ多様な郷土寿司文化)らあが存在しちゅうっちゅうて、語らいてもうたがやき。

続いては、「土佐酒のSTORY」(〜なぜ今、土佐酒が一番面白いのか?〜)ながよ。
なんで今、土佐酒が一番面白いがかっちゅうたら、まずは「そんな風土・地域性・食文化と密接につながった辛口酒が頑としてベースにある」っちゅうことが根本で、それをデータで証明しもって、まずはお話さいてもうたがやき。

そのベースの上に、「真逆の酒質である超甘口酒(CEL24)も各社から発売されいずれも大人気!」、「バラエティに富む高知酵母と県産米らあを駆使し18蔵ならではの個性が豊か!」、「分析結果等を共有し全体のレベルの高さ日本一!その証明!昨年度全国新酒鑑評会入賞率・金賞率ともに日本一!」、「産官学が連携(土佐酒振興プラットフォーム)し常にブラッシュアップ!米も酵母も、未来品質も!」、「土佐酒として一丸となったブランドコンセプト(TOSA NAKAMA SAKE)が明確!」、「世界初のユニークな取り組み!宇宙酒、深海酒、宇宙深海酒!」、「『なかま』を広げるツール『酔うちゅう部』も誕生!さらに世界へ!」、「園芸王国である土佐ならではのリキュールもバラエティ豊富!」、「あちらからもこちらからも応援者続出!天も土佐酒を応援?!」(2023年春の朝ドラ「牧野富太郎」!2025年あたりに、「dancyu」植野編集長が発起人となった映画「おきゃく(OKYAKU)」公開予定!)……ちゅう面白いネタがズラリとあるっちゅうことを紹介さいてもうたがよ。



お次は、「土佐『人』のSTORY」で、見ず知らずの人にやち悦んで奢る、太陽のように底抜けに明るい県民性らあについて、語らいてもうたがやき。

続いては、「土佐の宴のSTORY」で、日本じゃあこぢゃんと珍しい「外飲み」が大好きな土佐人についてや、料理も杯も席も「なかま」(シェアの意味)にして、お座視遊びまで飛び出す世界一楽しい宴についてらあを語らいてもうたがよ。

ほんで、「食が美味しい!酒が旨い!人が明るい!そして世界一宴が楽しい酒国土佐!」は、土佐の高知っちゅう地域を有意味化する、極めて有望な独自化戦略になるっちゅうて語らいてもうたがやき。
そのためにゃあ、土佐の「食・酒・人・宴」っちゅう地域資源に、「意味のイノベーション」を起こさにゃあいかんがよ。


一般に「イノベーション」たぁ、「技術のイノベーション」のことで、そりゃあテクノロジー開発の背中を押す「技術革新」のことながやき。

一方「意味のイノベーション」たぁ、市場に“新しい意味”をもたらす土壌を創るっちゅうことながよ。(参考:「デザインの次に来るもの」〜これからの商品は「意味」を考える〜 安西洋之・八重樫文 著)
電灯がこればあ普及しちゅうに、ロウソクはなんで今も売れ続けゆうかっちゅうたら、「食事のムードを楽しみたい」っちゅうロウソクの新たな意味に、誰かが気づいてそれを広めたきながやき。
つまり、ロウソクに「意味のイノベーション」を起こしたっちゅうことながよ。
考えてみりゃあ、日本酒の「意味」も、時代によって様々に変遷してきちゅうがやき。
「神事のための魔法の水」、「神と一体化するためのツール」、「人生儀礼における必需品」、「憂いを晴らす飲み物」、「酔うための道具」、「後輩イジメの定番」……
ほんで現在はっちゅうたら、「飲みよったらちくとツウっぽう見える、まあまあ美味しい珍しい飲みもん」といった程度ながよ。
今こそ日本酒に“新しい意味”をもたらす、「意味のイノベーション」が求められゆうっちゅうことながやき。
さらにそこに、日本酒単独じゃあまだ弱いきに、土佐の「食・酒・人・宴」に「意味のイノベーション」を起こせりゃあ、こればあ強力なもんはなかなかないがよ!
その実現のために、年内の設立に向けて今ワシらあが動きゆう、NPO法人「土佐伝統お座敷文化を守る会」について、続いては語らいてもうたがやき。

ほんで締め括りにゃあ、そう遠うない未来に、土佐にゃあ世界中から人々が集まり、土佐の高知がサン・セバスチャンを超える日がくるやろうっちゅうて、断言さいてもうたがよ。


だいたいこんなようなお話をさいてもうて、ほぼ予定通りピッタリの50分にて、ワシの講演は終了したがやき。
皆さん、熱心にご聴講いただき、また拍手喝采をいただき、まっことありがとうございました!
さて、この後はちくと休憩をはさんで、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社取締役十亀洋三氏の基調講演、「事業成長に必要な経営の着眼点」やったがやけんど、まっこと申し訳ないけんどワシゃあこの後別件の予定が入っちょったき、直ぐに会場を出てタクシーに飛び乗り、次の仕事に向かわいてもうたがぜよ。
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社