2023年10月14日

幸せの言の葉<1750>

「仏法たぁ、鉄砲の反対ながよ。鉄砲は外を撃つもんやけんど、仏法は己の内を撃つもんながぜよ。」(高光大船)


浄土真宗の僧侶、金沢市の真宗大谷派専称寺の住職で、加賀の三羽烏と呼ばれた1人、高光大船(1879〜1951)さんの言の葉ながやき。


「仏法」と「鉄砲」、「外を撃つ」と「内を撃つ」……まっことうまいこと対比さいて表現したもんながよ。


さらに言やあ、鉄砲は人間の作った武器であり、人を殺傷することができるもんやけんど、仏法は人間に元々備わっちゅう心の武器であり、人を活かすことができるもんながやき。


なんぼ文明が発達して便利になったち、人を殺傷するような武器を作るようなヒマがあるやったら、自身の心の武器を磨いて、己の内を撃たにゃあイカンぜよっちゅう、高光大船さんの声が聞こえてくるようながよ。


さらに、こりゃあ鉄砲だっけの話やのうて、他人を非難したり中傷したりっちゅう、外を撃つことばっかりしゆうヒマがあるやったら、まっと己の内を撃つべきやないかよっちゅう意味でもあるがやき。


現代のワシらあにとっちゃあ特に、耳が痛い言の葉ながぜよ。




Posted by tsukasabotan at 09:00│Comments(2)
この記事へのコメント
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Posted by CpbmjlDJZrnqahL at 2023年10月18日 08:45
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Posted by AZcDpOvCxIdKEulU at 2023年10月18日 08:45