「自分で自分の事をどう思うか。そりゃあ他人からどう思われるかよりか、はるかに重要ぜよ。」(ルキウス・アンナエウス・セネカ)
ユリウス=クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家・哲学者・詩人、ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前1年頃〜65年)さんの言の葉ながやき。
誰やち、他人から良う思われたいがやき、自分が他人からどう思われちゅうかは、やっぱし気になるもんながよ。
けんど、自分で自分の事をどう思うかについちゃあ、ほとんどの人が気にもしてないがやないろうか。
かのセネカさんは、他人からどう思われるかよりか、自分で自分の事をどう思うかの方が、はるかに重要やっちゅうて断言しちゅうがやき。
確かに、自己イメージをしっかり持つこたぁ、こぢゃんと重要ながよ。
たとえば、ちくと疲労がたまりまくっちょったり、失敗したりして自己嫌悪に陥っちゅうときらあにゃあ、自己イメージが低うなってしもうちゅうがやき。
そんなときに講演したち、原稿を書いたち、会議で発言したち、商談したち……何をやったち、本来の力の半分どころか、十分の一もよう出さんまんまで終わってしもうたりするもんながよ。
ほんじゃき、どんなときやち、自分の本来持っちゅう力を十二分に発揮するにゃあ、自己イメージを高いまんまで維持しちょくことが、こぢゃんと重要やっちゅうことながやき。
さらに言やあ、「自分で自分の事をどう思うか」が、おまさんの一生を決めるっちゅうたち、過言やないっちゅうことながぜよ。